第16回 COVID-19食い止めにT細胞が貢献?/ジャーナル購読の莫大な費用をソフトウェア解析で節約 最終更新:2020/07/14 複数の試験で、無症状か軽症の感染者の多くで強いメモリーT細胞反応が検出された一方、抗体反応が確認されない感染者も。そのT細胞反応は、別のコロナウイルスへの感染によって備わる可能性が指摘されている。
第15回 COVID-19でも顕在化か、ワクチン不信/血液脳関門の定説を覆す結果!? 最終更新:2020/07/07 世界中でワクチン開発が進められる一方、反ワクチン活動家たちが活発に誤った情報を発信中で、ワクチン不信の問題は根深い。血液脳血管関門の定説を覆す新たな報告と、2つのテーマの最新情報をお届けします。
第14回 ヒト胚のCRISPR遺伝子編集はいらぬ大異変を誘発しうる 最終更新:2020/06/30 1年半前、世界初の“遺伝子編集ベビー”が中国で誕生したと報じられ、議論に。HIV、失明、心臓病などをなくしたいという目的が根本にあるものの、各国で続く研究から見えてきたこととは。
第13回 抗がん剤の仕事場となる核内集落~COVID-19薬を撃ち込むべき集落も発見か 最終更新:2020/06/23 抗がん剤シスプラチンが、核内の特定のタンパク質凝集体に集積して役目を果たしている可能性が明らかに。この研究を応用し、薬の標的となりうる新型コロナウイルスのウイルス複製の場も調べられた。
第12回 さよならN95マスク!? 米国病院でのP100フィルターマスク導入 最終更新:2020/06/16 全世界的に不足したN95マスク。米国の医療機関では、繰り返し使えるガスマスク様のマスクが試され、その使用感にN95マスクに戻ることにしたスタッフは1人もいなかったとの報告です。
第11回 COVID-19試験を仲良く取り下げた2大誌LancetとNEJMはお咎めなし? 最終更新:2020/06/09 米国企業Surgisphere社が関与する3つの臨床試験について、2大誌を含む3報が取り下げられた。その背景と、各国でのCOVID-19の治療や今後の臨床試験に与える影響とは?
第10回 COVID-19へのヒドロキシクロロキン、決着を付ける無作為化試験は計画通り続行 最終更新:2020/06/02 これまでの観察試験で旗色が軒並み悪いヒドロキシクロロキン。しかし5月22日のLancet誌掲載の観察試験に対しては、専門家120人以上から疑問の声が。また、続行を決めた無作為化試験もあります。
第9回 今や54人に1人、自閉症の増加はおそらく環境要因によるものではない 最終更新:2020/05/26 近年、日本を含む各国で自閉症児の増加が報告されている。そのような中、約4万組の双子を対象にしたスウェーデンの研究結果が報告された。症状軽減の治療法開発も視野に入れた、自閉症研究の新たな知見とは?
第8回 話して生じる飛沫は空中を8分間漂い、新たなCOVID-19感染の火種となりうる 最終更新:2020/05/19 普通の会話での飛沫による影響はどの程度のものなのか。4月にNEJM誌に掲載された報告では、その様子が動画で公開された。今回、同研究チームが空中での浮遊時間を明らかにした。
第7回 COVID-19に立ち向かう医療従事者をBCGワクチンで守れるか? 国際試験が進行中 最終更新:2020/05/12 BCG接種が義務付けられた国とそれ以外の国とで、COVID-19による死者数が異なる…。有効性を確かめるため、ゲイツ財団から多額の支援を受けたものも含め、世界中で複数の試験が進行中。研究者らの見解は?