第204回 乗り物酔いの原因と有望な治療薬候補 最終更新:2024/03/05 これまで、どういう仕組みで乗り物酔いが引き起こされるのかわかっていませんでしたが、ある神経が乗り物酔いの症状を引き起こすことが突き止められました。眠気を誘発する恐れのない治療薬の開発も期待されます。
第203回 1ヵ月以上続くコロナ感染は結構多い 最終更新:2024/02/27 新型コロナウイルス感染症の持続感染は一般的で、少なくとも100人に1人が1ヵ月以上持続していることが判明しました。また、持続感染者ではlong COVIDの報告が55%上回っていました。
第202回 遠隔診療による検査なしの中絶薬処方が安全で効果的 最終更新:2024/02/20 遠隔診療による中絶薬処方が安全で効果的なことが、米国での大規模なプロスペクティブ試験で裏付けられました。検査は必要なく、しかもテキストメッセージのやり取りだけでも処方可能です。効果や安全性の違いは?
第201回 ペニスも休んでばかりだと錆び付くらしい 最終更新:2024/02/13 あくまでもマウスの話ですが、勃起すればするほど勃起を助ける線維芽細胞を増やし、勃起機能の維持に貢献するようです。哺乳類の勃起はさまざまな点で似ているため、ヒトの勃起不全の治療に役立つかもしれません。
第200回 非オピオイド鎮痛薬が米国承認申請へ 最終更新:2024/02/06 経口の非オピオイド鎮痛薬が2つの第III相試験で手術後の疼痛を有意に緩和し、いよいよ米国FDAの承認申請に進みます。また、乱用の恐れの少ない次世代型オピオイドの第III相試験も始まります。その特徴とは?
第199回 コロナ感染でくしゃみが生じる仕組みを発見/コロナ感染でドーパミン神経が老化する 最終更新:2024/01/30 新型コロナ感染でよく生じる症状の1つ、くしゃみを誘発する仕組みが見つかりました。今回見つかった仕組みは新型コロナのみならず、そのほかのウイルス感染の症状や感染の伝播を減らす手段の開発にも役立ちそうです。
第198回 吸引して尿を調べるだけの手間いらずな肺がん診断法を開発 最終更新:2024/01/23 初期肺がんの検診といえば低線量CTが標準となりつつありますが、CTのような大掛かりな装置がなくとも、吸入と尿検査という簡便な検査で初期肺がんを正確に検出しうることが裏付けられました。その仕組みとは?
第197回 セマグルチドと自殺念慮は関連せず 最終更新:2024/01/16 GLP-1作動薬の自殺リスクが取り沙汰されていますが、セマグルチド服用患者における自殺念慮の初発率と再発率は、ほかの抗肥満薬を服用する患者よりも低いことが明らかになりました。考えうるメカニズムとは?
第196回 コロナ後遺症の原因と思しきミトコンドリア異常を同定 最終更新:2024/01/09 long COVIDの1つである疲労の根本原因がミトコンドリアの機能低下である可能性が報告されました。疲労は気のせいではなく、れっきとした生理作用に基づくものであり、今後の治療の開発が期待されます。
第195回 女性の涙で男性の攻撃性が鎮まる 最終更新:2023/12/26 これまで、涙に攻撃性を鎮める役割があることはげっ歯類の研究で報告されています。今回、ヒトの女性の涙にも男性の攻撃性を鎮める成分を含むことが示されました。その攻撃性の抑制効果は40%強もあるとのこと。