1.
PCOSの妊娠合併症、ミオイノシトールで軽減せず/JAMA
2025/09/22 ジャーナル四天王
PCOSの妊娠合併症、ミオイノシトールで軽減せず/JAMA
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/61441
| 一般名 | オデビキシバット水和物顆粒 |
|---|---|
| YJコード | 3919009D2027 |
| 剤型・規格 | 散剤・600μg1個 |
| 薬価 | 89114.70円 |
| 製薬会社 | |
| 添付文書 |
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2.
アスピリンはPI3K経路に変異のある大腸がんの再発リスクを低下させる/ASCO-GI
2025/02/24 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/hdn/60156
3.
口臭は特定の細菌の共生が原因?
2024/03/26 医療一般 日本発エビデンス
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https://www.carenet.com/news/general/hdnj/58175
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PNH治療に新たな進展、ボイデヤによる今後の期待/アレクシオン
2024/02/29 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/carenet/58115
5.
悪性神経膠腫〔malignant glioma〕
2022/06/16 希少疾病ライブラリ
悪性神経膠腫〔malignant glioma〕
https://www.carenet.com/report/library/general/rare/cg002755_032.html
進行性家族性肝内胆汁うっ滞症に伴うそう痒。(効能又は効果に関連する注意)ABCB11遺伝子変異を有する患者のうち、胆汁酸塩排出ポンプ蛋白質(BSEP)の機能を完全に喪失する変異を有する患者では、本剤の効果は期待できない。
通常、オデビキシバットとして40μg/kgを1日1回朝食時に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、120μg/kgを1日1回に増量することができるが、1日最高用量として7200μgを超えないこと。(用法及び用量に関連する注意)7.1.本剤によるそう痒の改善や血清中胆汁酸濃度の低下は緩徐に認められることがあるため、増量の判断は投与開始3ヵ月以降とし、忍容性に問題がない場合に行うこと。また、本剤を6ヵ月間投与しても効果が認められない場合には、投与継続の是非を検討すること。7.2.体重別の1日投与量は次を参考にすること。1).40μg/kg/日の場合:①.体重5.0kg以上7.5kg未満:1日投与量200μg。②.体重7.5kg以上12.5kg未満:1日投与量400μg。③.体重12.5kg以上17.5kg未満:1日投与量600μg。④.体重17.5kg以上25.5kg未満:1日投与量800μg。⑤.体重25.5kg以上35.5kg未満:1日投与量1200μg。⑥.体重35.5kg以上45.5kg未満:1日投与量1600μg。⑦.体重45.5kg以上55.5kg以下:1日投与量2000μg。⑧.体重55.5kg超:1日投与量2400μg。2).120μg/kg/日の場合:①.体重5.0kg以上7.5kg未満:1日投与量600μg。②.体重7.5kg以上12.5kg未満:1日投与量1200μg。③.体重12.5kg以上17.5kg未満:1日投与量1800μg。④.体重17.5kg以上25.5kg未満:1日投与量2400μg。⑤.体重25.5kg以上35.5kg未満:1日投与量3600μg。⑥.体重35.5kg以上45.5kg未満:1日投与量4800μg。⑦.体重45.5kg以上55.5kg以下:1日投与量6000μg。⑧.体重55.5kg超:1日投与量7200μg。7.3.カプセルは容器であることから、カプセルごと投与せず、容器内の顆粒剤のみを全量投与すること〔14.1参照〕。7.4.本剤は、1日の最初の食事の際に飲食物とともに投与すること〔14.1参照〕。
(禁忌)2.1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。2.2.妊婦又は妊娠している可能性のある女性〔9.5妊婦の項参照〕。(重要な基本的注意)8.1.肝機能検査値上昇がみられることがあるので、本剤の投与開始前及び投与期間中は定期的に肝機能検査を行い、患者の状態を十分に観察すること。8.2.下痢があらわれることがあり、脱水症状を引き起こす可能性がある。本剤投与中に腹痛や下痢が持続し、他の原因が認められない場合は、減量又は投与の中断若しくは中止を考慮すること。下痢による脱水に注意し、異常が認められた場合には速やかに適切な処置を行うこと。8.3.脂溶性ビタミン減少がみられることがあるので、本剤の投与開始前及び投与期間中は定期的に血中脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)濃度及びプロトロンビン時間国際標準比(PT-INR)を測定し、患者の状態を十分に観察し、必要に応じて脂溶性ビタミンの補充を考慮すること。(特定の背景を有する患者に関する注意)(肝機能障害患者)9.3.1.重度肝機能障害患者(ChildPugh分類C):患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること(血中濃度が上昇するおそれがあり、重度の肝機能障害患者を対象とした臨床試験は実施していない)。(生殖能を有する者)妊娠する可能性のある女性:妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後5日間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること〔9.5妊婦の項参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと(動物実験では生殖毒性が報告されている。妊娠ウサギに、ヒトの臨床曝露量の1.1倍以上の曝露量でオデビキシバットを投与された全用量群の胎仔7例(オデビキシバットに曝露された群の全胎仔の1.3%)に胎仔心血管系奇形(胎仔心室憩室、胎仔小心室及び胎仔大動脈弓拡張)が認められた)〔2.2、9.4生殖能を有する者の項参照〕。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒトにおける乳汁中への移行に関するデータはないが、動物実験(ラット)で、母動物へ投与後授乳された乳仔への曝露が認められている)。(小児等)体重5kg未満の小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意次の使用方法を十分指導すること。・投与直前にカプセル型容器を開けて、容器内の顆粒剤を飲食物とともに投与すること〔7.3、7.4参照〕。・カプセル型容器ごと服用しないこと〔7.3参照〕。(取扱い上の注意)光を避けるため、ボトル開封後も元のボトルのまま保管すること。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.2.その他の副作用1).肝胆道系障害:(10%以上)血中ビリルビン増加、ALT増加、(1%以上10%未満)肝腫大、AST増加。2).胃腸障害:(10%以上)下痢、嘔吐、腹痛。3).代謝および栄養障害:(10%以上)ビタミンD欠乏、(1%以上10%未満)ビタミンE欠乏。
18.1作用機序オデビキシバットは、回腸胆汁酸トランスポーター(IBAT)の可逆的かつ強力な選択的阻害剤である。遠位回腸に局所的に作用して、胆汁酸(主に胆汁酸塩の形態)の再取り込みを減少させ、結腸を通過する胆汁酸のクリアランスを増加させ、血清中の胆汁酸濃度を低下させる。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第III相試験非盲検第III相試験において、日本人進行性家族性肝内胆汁うっ滞症患者(体重5kg超)にオデビキシバット40μg/kgを1日1回12週間、12週以降は安全性に問題がない場合120μg/kgを1日1回、24週以降は40μg/kg又は120μg/kg(最大7200μg)を1日1回経口投与した。なお、同意取得時に生後6ヵ月以上18歳未満で、PFIC-1又はPFIC-2と診断されている患者をコホート1(2例)、コホート1に該当しない生後3ヵ月以上のPFIC患者又はコホート1の組み入れ期間終了後の患者をコホート2(1例)とした。主要評価項目は、ベースラインから24週時までに空腹時血清中胆汁酸濃度が70%以上低下又は24週時に70μmol/L以下に到達した患者の割合、及び24週間における患者レベルでの痒み評価が改善した割合とした。ベースラインから24週時までに空腹時血清中胆汁酸濃度が70%以上低下又は24週時に70μmol/L以下に到達した患者の割合は、コホート1では50.0%(1/2例)、コホート2では0.0%(0/1例)であり、24週間における患者レベルでの痒み評価が改善した割合は、コホート1の2例は77.7%及び0.3%、コホート2の1例は77.4%であった。コホート1及びコホート2で副作用は認められなかった(48週)。17.1.2海外第III相試験無作為化二重盲検プラセボ対照第III相試験において、6ヵ月以上18歳以下かつ体重5kg超の進行性家族性肝内胆汁うっ滞症(PFIC-1又はPFIC-2)患者(62例)を対象に、オデビキシバット40μg/kg、120μg/kg(最大7200μg)又はプラセボを1日1回24週間経口投与した。主要評価項目は、24週時までに空腹時血清中胆汁酸濃度がベースラインから70%以上低下又は24週時に70μmol/L以下に達した患者の割合とした。24週間の投与期間にわたる観察者報告アウトカム(ObsRO)尺度に基づく患者レベルでの痒み評価が改善した割合を副次的評価項目とし、結果は次表のとおりであった。--------------------------表開始--------------------------有効性評価項目プラセボ群(20例)オデビキシバット群40μg/kg/日(23例)120μg/kg/日(19例)合計(42例)24週時に血清中胆汁酸濃度が低下した患者の割合例数(%)(95%信頼区間)0(0.0)(0.0,16.8)10(43.5)(23.2,65.5)4(21.1)(6.1,45.6)14(33.3)(19.6,49.6)プラセボとの差(95%信頼区間)a)-44.1(23.6,64.6)21.6(-0.5,43.8)30.7(12.6,48.8)片側p値b)-0.00030.01740.001524週間における患者レベルでの痒み評価が改善した割合改善割合%平均値±SD28.7±5.258.3±6.247.7±8.153.5±5.0プラセボとの差(95%信頼区間)c)-28.2(9.8,46.6)21.7(1.9,41.5)25.0(8.5,41.5)欠測は未達成として補完a)PFICの病型(1型、2型)を層別因子とした要約スコア統計量による点推定値及びMiettinen-Nurminen法によるCIb)有意水準片側2.5%、PFICの病型(1型、2型)を層別因子としたCMH検定、閉手順(本薬群併合で帰無仮説が棄却された場合に40μg/kg群及び120μg/kg群で仮説検定を実施)による多重性調整c)起床時及び就寝時のベースラインのスコアを共変量とし、群、PFICの病型(1型、2型)、年齢カテゴリー(生後6ヵ月以上5歳以下、6歳以上12歳以下、13歳以上18歳以下)を固定効果とした共分散分析--------------------------表終了--------------------------副作用発現率は本剤40μg/kg群で30.4%(7/23例)、120μg/kg群で36.8%(7/19例)であった。主な副作用は40μg/kg群で血中ビリルビン増加、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加、及び下痢が各8.7%(各2/23例)、120μg/kg群で血中ビリルビン増加、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加、及び下痢が各10.5%(各2/19例)であった。17.1.3海外第III相継続投与試験非盲検第III相継続投与試験において、海外第III相試験から移行した進行性家族性肝内胆汁うっ滞症患者(コホート1:56例(海外第III相試験でオデビキシバット群37例、プラセボ群19例))、及び年齢不問かつ体重5kg以上で、血清中胆汁酸濃度の上昇及び胆汁うっ滞性そう痒を伴う進行性家族性肝内胆汁うっ滞症(病型不問)患者(コホート2:60例)を対象に、オデビキシバット40μg/kg又は120μg/kgを1日1回72週間経口投与した。主要評価項目は、72週時の空腹時血清中胆汁酸濃度のベースラインからの変化とした。72週時までの投与期間における観察者報告アウトカム(ObsRO)尺度に基づく患者レベルでの痒み評価が改善した割合を副次的評価項目とし、結果は次表のとおりであった。--------------------------表開始--------------------------有効性評価項目コホート1コホート260例プラセボ/オデビキシバット19例オデビキシバット/オデビキシバット37例72週時の空腹時血清中胆汁酸濃度(μmol/L)のベースラインa)からの変化例数152843平均変化量(SD)-104.00(167.32)-139.84(172.07)-57.97(137.99)変化率%の中央値-18.04-58.47-24.8372週間における患者レベルでの痒み評価が改善した割合例数122631平均値%±SD55.2±38.738.6±34.977.3±28.1a)オデビキシバット/オデビキシバット群では先行試験である海外第III相試験の投与開始前の値をベースライン値とした。--------------------------表終了--------------------------副作用発現率は38.8%(45/116例)であった。主な副作用は下痢12.1%(14/116例)、血中ビリルビン増加10.3%(12/116例)、及びアラニンアミノトランスフェラーゼ増加6.0%(7/116例)であった。