1.
健康診断から見える、糖尿病予測の未来
2025/12/17 医療一般 日本発エビデンス
健康診断から見える、糖尿病予測の未来
https://www.carenet.com/news/general/hdnj/61885
| 一般名 | ベムペド酸錠 |
|---|---|
| YJコード | 2189022F1023 |
| 剤型・規格 | 錠剤・180mg1錠 |
| 薬価 | 371.50円 |
| 製薬会社 | |
| 添付文書 |
|
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白内障手術前の検査【日常診療アップグレード】第45回
2025/12/16 日常診療アップグレード
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https://www.carenet.com/series/upgrade/cg004493_045.html
3.
選択的アミリン受容体作動薬eloralintide、週1回投与で有意な減量効果/Lancet
2025/12/05 ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/journal/carenet/61901
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フィリピン先生の無茶振り【Dr. 中島の 新・徒然草】(607)
2025/11/20 Dr.中島の新・徒然草
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https://www.carenet.com/report/nakajima/cg005417_607.html
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MCIからアルツハイマー病に移行する修正可能なリスク因子とは
2025/11/20 医療一般
MCIからアルツハイマー病に移行する修正可能なリスク因子とは
https://www.carenet.com/news/general/carenet/61795
高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症。(効能又は効果に関連する注意)5.1.適用の前に十分な診察及び検査を実施し、高コレステロール血症又は家族性高コレステロール血症であることを確認した上で本剤の適用を考慮すること。5.2.HMG-CoA還元酵素阻害剤で効果不十分な患者に使用、又は次に示すHMG-CoA還元酵素阻害剤による治療が適さない患者に使用すること。・副作用の既往等によりHMG-CoA還元酵素阻害剤の使用が困難な患者に使用すること。・HMG-CoA還元酵素阻害剤の使用が禁忌とされる患者に使用すること。5.3.家族性高コレステロール血症のうちホモ接合体については使用経験がないので、治療上やむを得ないと判断される場合のみ、LDLアフェレーシス等の非薬物療法の補助として本剤の適用を考慮すること。
通常、成人にはベムペド酸として180mgを1日1回経口投与する。(用法及び用量に関連する注意)HMG-CoA還元酵素阻害剤による治療が適さない場合を除き、HMG-CoA還元酵素阻害剤と併用すること〔8.3参照〕。
(禁忌)2.1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。2.2.妊婦又は妊娠している可能性のある女性〔9.5妊婦の項参照〕。(重要な基本的注意)8.1.本剤投与にあたっては、あらかじめ高コレステロール血症治療の基本である食事療法を行い、更に運動療法、禁煙、他の虚血性心疾患のリスクファクター(糖尿病、高血圧症等)の軽減等も十分考慮すること。8.2.本剤投与中は血中脂質値を定期的に検査し、本剤に対する反応が認められない場合には投与を中止すること。8.3.HMG-CoA還元酵素阻害剤及び他の脂質異常症治療薬と併用する場合は、併用する薬剤の電子添文の2.禁忌、8.重要な基本的注意、9.特定の背景を有する患者に関する注意及び11.1重大な副作用の記載を必ず確認すること〔7.用法及び用量に関連する注意の項参照〕。8.4.本剤はHMG-CoA還元酵素阻害剤の血中濃度を上昇させることから、横紋筋融解症等の副作用があらわれるおそれがある(本剤とHMG-CoA還元酵素阻害剤を併用する場合は、定期的にCKを測定するなど患者の状態を十分に観察すること)。また、横紋筋融解症等の副作用の症状又は徴候があらわれた場合には速やかに医師に相談するよう患者に指導すること〔16.7.2参照〕。8.5.本剤投与により尿酸値上昇し、高尿酸血症又は高尿酸血症悪化があらわれるおそれがあるため、血清尿酸値の測定等の観察を十分行うこと。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.痛風の既往歴のある患者又は高尿酸血症の患者:症状が悪化し痛風を引き起こすおそれがある。(肝機能障害患者)9.3.1.重度肝機能障害のある患者(Child-Pugh分類C):本剤の非結合形の血中濃度が上昇するおそれがある(重度の肝機能障害患者を対象とした臨床試験は実施していない)〔16.6.2参照〕。(生殖能を有する者)妊娠する可能性のある女性:妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後1週間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること〔9.5妊婦の項参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと(動物実験(ラット)で臨床用量に相当又は下回る曝露で、胎仔骨格所見(胎仔肩甲骨弯曲と胎仔肋骨弯曲)の発現頻度の増加が報告されている)。また、動物実験(妊娠期及び授乳期ラット)で臨床用量の曝露量以下で、出生仔学習能力遅延、死産仔数増加・出生仔生存率低下、及び出生仔体重低値が報告されている〔2.2、9.4生殖能を有する者、9.6授乳婦の項参照〕。(授乳婦)授乳しないことが望ましい(ヒトで乳汁中への移行が報告されている)〔9.5妊婦の項、16.3.2参照〕。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。(その他の注意)15.2.非臨床試験に基づく情報15.2.1.動物実験(雄ラット又は雄マウス)において、臨床用量と同程度の曝露量で、肝細胞腺腫及び肝細胞癌、甲状腺濾胞細胞腺腫、又は膵島細胞腺腫と膵島細胞癌の合計値の増加が報告されている。肝臓腫瘍及び甲状腺腫瘍は、雄だけで認められており、げっ歯類特異的なPPARαアゴニスト作用による影響と一致していることからヒトリスクが低いと考えられている。膵臓腫瘍については、ヒトでの関連性は不明である。15.2.2.動物実験(カニクイザル)において、臨床用量の約2倍の曝露量で、肝細胞空胞化(肝細胞脂肪滴蓄積)が報告されている。肝細胞の空胞化(脂肪滴の蓄積)のヒトへの影響は不明である。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.2.その他の副作用1).血液:(頻度不明)貧血、ヘモグロビン減少。2).代謝:(5%以上)高尿酸血症、(1~5%未満)痛風。3).肝臓:(1~5%未満)肝機能異常、肝機能検査値上昇、(1%未満)AST上昇、ALT上昇。4).腎臓・泌尿器:(頻度不明)血中クレアチニン増加、血中尿素増加、糸球体濾過率減少。5).その他:(1%未満)四肢痛。
18.1作用機序ベムペド酸は肝臓においてETC-1002コエンザイムA(ETC-1002-CoA)へと活性化されてから、アデノシン三リン酸クエン酸リアーゼ(ACL)を阻害する。ACLはコレステロール生合成経路の3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリルコエンザイムA(HMG-CoA)還元酵素の上流酵素である。ETC-1002-CoAによってACLが阻害されると、肝臓のコレステロール合成が低下し、低比重リポ蛋白質受容体(LDLR)の発現誘導によって血中の低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)が低下する。18.2ACL阻害作用ベムペド酸のCoA活性体であるETC-1002-CoAは、ヒトACL活性阻害作用を発揮した(invitro)。18.3脂質合成阻害作用とLDLR誘導作用ヒト初代肝細胞において、ベムペド酸は脂質合成を阻害し、LDLR蛋白の発現量を増加させた(invitro)。また、ベムペド酸はマウス肝臓においてLDLR蛋白の発現を促進させた。18.4血中脂質低下作用食事誘発性の高コレステロール血症モデル動物において、ベムペド酸は血中のLDL-Cを低下させた(ハムスター、マウス)。18.5動脈硬化進展抑制作用食事誘発性の高コレステロール血症モデル動物において、ベムペド酸は動脈硬化病変面積を低下させた(マウス、ミニブタ)。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第III相試験HMG-CoA還元酵素阻害剤及び/又はHMG-CoA還元酵素阻害剤以外の高コレステロール血症治療薬を投与中注1)のコントロールが不十分又は不耐の高LDLコレステロール血症患者注2)96例(家族性高コレステロール血症患者を含む)を対象に、プラセボ対照無作為化二重盲検並行群間比較試験を実施した。本剤180mgを1日1回12週間投与した結果、主要評価項目である投与12週時におけるLDL-コレステロールのベースラインからの変化率は表17-1のとおりであった。また、LDL-コレステロールの平均変化率の推移は添付文書の図17-1のとおりであった。注1)同一の用法・用量で4週間以上の高コレステロール血症治療薬(フィブラート系薬剤及び選択的PPARαモジュレーターは6週間以上)による治療を受けている患者注2)次のいずれかに該当する患者・冠動脈疾患の既往を有する又は家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体を有し、LDL-コレステロール値が100mg/dL以上の患者・次に該当する動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版で「高リスク」に分類され、LDL-コレステロール値が120mg/dL以上の患者・非心原性脳梗塞の既往又は末梢動脈疾患を有する・慢性腎臓病・2型糖尿病・吹田スコア56点以上・動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版で「中リスク」に分類され、LDL-コレステロール値が140mg/dL以上の患者表17-1LDL-コレステロールの変化率(FAS)--------------------------表開始--------------------------プラセボ群本剤群ベースライン値(mg/dL)a137.67±21.661(48例)134.50±25.134(48例)12週時(mg/dL)a130.91±21.528(45例)99.89±21.579(46例)変化率(%)b,d-3.46±1.901-25.25±1.864群間差(%)c,d--21.78[-26.71,-16.85]p値d-<0.001a:平均値±標準偏差b:最小二乗平均値±標準誤差c:最小二乗平均値[両側95%信頼区間]d:投与群、HMG-CoA還元酵素阻害剤への反応別(HMG-CoA還元酵素阻害剤で効果不十分/HMG-CoA還元酵素阻害剤に不耐)、評価時期、投与群と評価時期の交互作用を固定効果、ベースライン値、ベースライン値と評価時期の交互作用を共変量として含め、誤差共分散構造はunstructuredとしたMMRM解析、有意水準5%(両側)。--------------------------表終了--------------------------図17-1LDL-コレステロールの平均変化率の推移(FAS、MMRM解析)<<図省略>>副作用発現頻度は、48例中3例(6.3%)であり、副作用は関節痛、筋痙縮及び四肢不快感が各1例(2.1%)であった。17.1.2国内長期投与試験HMG-CoA還元酵素阻害剤及び/又はHMG-CoA還元酵素阻害剤以外の高コレステロール血症治療薬を投与中注3)のコントロールが不十分又は不耐の高LDLコレステロール血症患者注4)130例(国内第III相試験からの継続例29例及び新たに組み入れられた101例、家族性高コレステロール血症患者を含む)を対象に、非盲検非対照長期試験を実施した。本剤180mgを1日1回52週間投与した結果、最終評価時におけるLDL-コレステロールのベースラインからの変化率は表17-2のとおりであった。また、LDL-コレステロールの平均変化率の推移は添付文書の図17-2のとおりであった。注3)同一の用法・用量で4週間以上の高コレステロール血症治療薬(フィブラート系薬剤及び選択的PPARαモジュレーターは6週間以上、PCSK9阻害剤は3箇月以上)による治療を受けている患者注4)次のいずれかに該当する患者・冠動脈疾患の既往を有する又は家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体を有し、LDL-コレステロール値が100mg/dL以上の患者・次に該当する動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版で「高リスク」に分類され、LDL-コレステロール値が120mg/dL以上の患者・非心原性脳梗塞の既往又は末梢動脈疾患を有する・慢性腎臓病・2型糖尿病・吹田スコア56点以上・動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版で「中リスク」に分類され、LDL-コレステロール値が140mg/dL以上の患者表17-2LDL-コレステロールの変化率(有効性解析対象集団)--------------------------表開始--------------------------継続例29例新規例101例ベースライン値a(mg/dL)119.1±24.51136.9±25.12最終評価時a,b(mg/dL)104.9±20.7299.5±23.85変化率c(%)-9.52±3.614-26.32±1.691a:平均値±標準偏差b:52週投与完了例及び中止例の最終評価c:平均値±標準誤差--------------------------表終了--------------------------図17-2LDL-コレステロールの平均変化率の推移(有効性解析対象集団)<<図省略>>副作用発現頻度は、130例中19例(14.6%)であり、主な副作用は高尿酸血症8例(6.2%)、血中尿酸増加3例(2.3%)であった。