1.
HER2陰性乳がん術後再発の2例、心機能回復困難なのはどっち?【見落とさない!がんの心毒性】第12回
2022/06/27 見落とさない!がんの心毒性
HER2陰性乳がん術後再発の2例、心機能回復困難なのはどっち?【見落とさない!がんの心毒性】第12回
https://www.carenet.com/series/oncocardio/cg002995_012.html
一般名 | プロブコール錠 |
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YJコード | 2189008F1376 |
剤型・規格 | 錠剤・250mg1錠 |
薬価 | 14.60円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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ビタミンK不足で認知機能が低下?
2022/05/23 医療一般 日本発エビデンス
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コロナ治療薬の早見表2種(年代別およびリスク因子有無別)
2022/05/12 患者説明用スライド
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75歳以上では飲酒が認知機能低下を防ぐ?―SONIC研究データの横断解析
2022/05/04 医療一般 日本発エビデンス
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https://www.carenet.com/news/general/hdnj/54104
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第28回 原因は1つとは限らない【救急診療の基礎知識】
2022/05/02 救急診療の基礎知識
第28回 原因は1つとは限らない【救急診療の基礎知識】
https://www.carenet.com/series/sakamoto/cg002128_28.html
高脂血症(家族性高コレステロール血症、黄色腫を含む)。
プロブコールとして1日量500mgを2回に分けて食後に経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、家族性高コレステロール血症の場合は、プロブコールとして1日量1000mgまで増量することができる。
(禁忌)1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。2.重篤な心室性不整脈(多源性心室性期外収縮多発)のある患者[より重篤な心室性不整脈(重篤なTorsadesdePointes)を起こす恐れがある]。3.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。(慎重投与)1.心筋梗塞の新鮮例及びうっ血性心不全のある患者[心室性不整脈を起こす恐れがある]。2.心室性不整脈のある患者。3.QT延長を起こしやすい患者(先天性QT延長症候群、低カリウム血症等)[心室性不整脈を起こす恐れがある]。(重要な基本的注意)1.本剤の適用にあたっては、次の点に十分留意する。1).適用の前に十分な検査を実施し、高脂血症(家族性高コレステロール血症、黄色腫を含む)であることを確認した上で本剤の適用を考慮する(本剤はコレステロール値の異常を主とした高脂血症によく反応する)。2).あらかじめ高脂血症の基本である食事療法を行い、更に運動療法や高血圧・喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も十分考慮する。3).投与中は血中脂質値を定期的に検査し、治療に対する反応が認められない場合には投与を中止する。2.本剤の投与により心電図上QT延長、心室性不整脈の報告があるので、本剤投与中は定期的に心電図を測定することが望ましい。(相互作用)併用注意:1.シクロスポリン[シクロスポリンの作用が減弱する恐れがある(機序は明らかではないが、シクロスポリンの血中濃度が低下したとの報告がある)]。2.クロフィブラート[HDL-コレステロールが著しく低下したとの報告がある(機序は不明である)]。(高齢者への投与)一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。2.授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせる[動物実験(ラット、ウサギ)で乳汁中に移行することが報告されている]。(小児等への投与)低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。(適用上の注意)薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。(その他の注意)動物実験において、ビーグル犬で死亡例がみられており、心筋のアドレナリンに対する感受性が本剤投与により亢進したことによる種特異的な現象と報告されている。赤毛ザルにおいて、異常な高脂肪・高コレステロール食と本剤の同時投与群で死亡例が報告されている。正常食では8年間投与でも死亡例は認められていない。
承認前の調査1,453例中報告された副作用は5.5%(80例)で、主な副作用は下痢1.2%(17件)、腹痛0.9%(14件)、嘔気・嘔吐0.6%(8件)、食欲不振0.5%(7件)等の消化器症状、発疹0.7%(9件)等の皮膚症状であった。承認後の使用成績調査6,002例中報告された副作用は2.7%(160例)で、主な副作用は下痢0.5%(31件)、腹痛0.2%(13件)、嘔気0.2%(12件)、食欲不振0.2%(10件)等の消化器症状、発疹0.3%(22件)、そう痒0.2%(10件)等の皮膚症状であった。承認前後の調査における長期投与407例においても副作用の種類、頻度、程度に変化は認められなかった。1.重大な副作用(頻度不明)1).心室性不整脈(TorsadesdePointes)、失神:著明なQT延長に伴う心室性不整脈(TorsadesdePointes)、失神が現れることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行う。2).消化管出血、末梢神経炎:消化管出血、末梢神経炎が現れたとの報告がある。3).横紋筋融解症:筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症が現れることがあるので、異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど、適切な処置を行う。2.その他の副作用:次記の副作用が現れることがあるので、異常が認められた場合には必要に応じ投与を中止するなど適切な処置を行う。1).心臓:(0.1%未満)QT延長。2).過敏症:(0.1~5%未満)発疹、そう痒等。3).血液:(0.1~5%未満)貧血、白血球減少、血小板減少等。4).精神神経系:(0.1%未満)眩暈、頭痛。5).消化器:(0.1~5%未満)下痢・軟便、嘔気・嘔吐、食欲不振、腹痛、胸やけ、(0.1%未満)腹部膨満感等。6).肝臓:(0.1~5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al-P上昇、LDH上昇等。7).腎臓:(0.1~5%未満)BUN上昇等。8).筋肉:(0.1~5%未満)CK上昇(CPK上昇)。9).その他:(0.1~5%未満)尿酸上昇、空腹時血糖上昇、(0.1%未満)倦怠感。
1.血清脂質低下作用高脂血症患者の血清総コレステロールを特異的に、有意に低下させる。その低下率は平均15~20%で、長期投与に際しても安定した低下効果を維持する。トリグリセライドについても低下傾向を示すが、個人差が大きく、また、リン脂質は血清総コレステロールと並行して低下させる。2.家族性高コレステロール血症に対する脂質低下作用遺伝性高脂血症動物(ウサギ)ならびに家族性高コレステロール血症に対し、特に血清総コレステロールを10~19%低下させる。3.黄色腫退縮効果高脂血症にしばしば随伴する腱、眼瞼、皮膚等の黄色腫に対し、軟化、縮小、消失等の退縮効果を示す。4.動脈硬化に対する退縮(リグレッション)効果ウサギの実験で大動脈弓及び胸部大動脈の粥腫発生の有意な軽減が認められ、サルにおける動脈硬化実験で、その退縮(リグレッション)効果が認められている。また、冠動脈性心疾患(CHD)の新規発症を抑制することが示唆されている。5.作用機序血清総コレステロール低下の作用機序は、コレステロールの胆汁中への異化排泄促進作用が主で、また、コレステロール合成の初期段階の抑制作用を有する。黄色腫退縮ならびに動脈硬化退縮の作用機序は、血清総コレステロール低下作用、HDLを介する末梢組織より肝臓へのコレステロール逆転送の促進作用及びLDLの酸化抑制にもとづくマクロファージの泡沫化抑制作用が考えられている。
国内で実施した二重盲検比較試験及び一般臨床試験の概要は次のとおりである。1.血清脂質低下作用国内で実施したプロブコール16週投与の二重盲検比較試験において1日量750mg投与群及び500mg投与群ともに平均15%の血清総コレステロール低下効果が認められている。トリグリセライドは全体として低下するが、個人差が大きく、リン脂質は血清総コレステロールに並行して低下する。--------------------------表開始--------------------------500mg投与群750mg投与群血清総コレステロール10%以上低下65%(53/81例)66%(159/241例)トリグリセライド20%以上低下30%(24/81例)46%(110/241例)--------------------------表終了--------------------------長期投与(1~2年)265例では、投与開始1か月後に血清総コレステロールを平均15%低下させ、以後24か月まで16~19%の範囲で安定した低下効果を維持している。また、そのうち、家族性高コレステロール血症患者93例では、2年間にわたり15~18%の低下率で推移している。2.黄色腫退縮効果高脂血症に伴う黄色腫38例につき、本剤1日1,000mg、1~2年投与により、66%(25/38例)に退縮を認めている。