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2024/02/26 Dr.大塚の人生相談
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一般名 | イブプロフェンピコノール軟膏 |
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YJコード | 2649728M1061 |
剤型・規格 | 皮膚塗布剤・5%1g |
薬価 | 15.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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1.急性湿疹、接触皮膚炎、アトピー皮膚炎、慢性湿疹、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎。2.帯状疱疹。
1.急性湿疹、接触皮膚炎、アトピー皮膚炎、慢性湿疹、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎:本品の適量を1日数回患部に塗布する。2.帯状疱疹:本品の適量を1日1~2回患部に貼布する。
(禁忌)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)本剤の使用により過敏症が現れることがある。(高齢者への投与)一般に高齢者では生理機能が低下しているので注意する。(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)1.妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用する[妊婦に対する安全性は確立していない]。2.他の非ステロイド性消炎鎮痛剤の外皮用剤を妊娠後期の女性に使用し、胎児動脈管収縮が起きたとの報告がある。3.シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。(適用上の注意)使用部位:眼科用として角膜・結膜に使用しない。(保管上の注意)遮光した気密容器。
軟膏使用例8,583例中115例(1.34%)、クリーム使用例5,220例中126例(2.41%)に副作用が認められた。報告された主な副作用は、軟膏、クリーム全体で発疹(0.87%)、刺激感(0.68%)、そう痒(0.35%)等でいずれも接触皮膚炎その他の局所の皮膚症状であった(再審査終了時)。次記のような症状が現れた場合には使用を中止する。1.接触皮膚炎(3%未満):発疹、皮膚腫脹、皮膚刺激感、皮膚そう痒、皮膚水疱・皮膚糜爛、皮膚熱感、鱗屑等。2.その他の皮膚症状(0.1%未満):症状の悪化、膿疱、皮膚つっぱり感、皮膚乾燥。
1.抗炎症・鎮痛作用(1)軟膏及びクリームはラットのカラゲニン皮膚浮腫、マウスのピクリルクロリド接触皮膚炎、モルモットの紫外線紅斑などの皮膚炎症に対して有意な抗炎症作用を示した。(2)軟膏及びクリームはラットのカラゲニン炎症足を用いたランダル・セリット法による疼痛試験で、有意な局所鎮痛作用が認められた。(3)イブプロフェンピコノールの抗炎症作用は、血管透過性亢進の抑制、白血球遊走抑制、プロスタグランジン類の生合成阻害、血小板凝集抑制、肉芽増殖抑制等の機序に基づくと考えられている。2.尋常性ざ瘡に対する作用(1)クリームはウサギ耳のテトラデカンによる実験的面皰において、面皰毛孔径の増大を抑制し、皮膚の総脂質及びトリグリセリドの増加を有意に抑制した。遊離脂肪酸の増加に対しては抑制傾向を示した。(2)イブプロフェンピコノールはモルモット皮膚リパーゼ活性及びPropionibacteriumacnes由来のリパーゼ活性をinvitroで強く抑制した。
比較試験及び一般試験を含む臨床試験の概要は次表のとおりである。--------------------------表開始--------------------------疾患名使用方法使用期間改善率%(中等度改善以上)軟膏クリーム急性湿疹1日2~3回単純塗布1週間64.8%(35/54)50.6%(39/77)接触皮膚炎77.4%(41/53)57.4%(27/47)アトピー皮膚炎3週間64.7%(97/150)55.2%(69/125)慢性湿疹75.0%(36/48)71.7%(38/53)酒さ様皮膚炎口囲皮膚炎4~8週間72.7%(48/66)66.7%(10/15)帯状疱疹1日1~2回貼布2~3週間96.5%(109/113)93.8%(30/32)尋常性ざ瘡1日2~3回石鹸洗顔後単純塗布4~8週間/70.7%(104/147)--------------------------表終了--------------------------