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https://www.carenet.com/series/sakamoto/cg002128_33.html
一般名 | 酢酸維持液(ブドウ糖加) |
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YJコード | 3319562A1065 |
剤型・規格 | 液剤・200mL1袋 |
薬価 | 205.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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経口摂取不能又は不十分な場合の水分・電解質の補給・維持、エネルギー補給。(効能又は効果に関連する注意)本剤を投与する場合には、患者の尿量が1日500mL又は1時間当たり20mL以上あることが望ましい。
通常、成人には、1回500~1000mLを、小児には、1回200~500mLを点滴静注する。投与速度は、成人・小児ともにブドウ糖として1時間あたり0.5g/kg体重以下とする。なお、年齢、症状、体重などに応じて適宜増減する。
(禁忌)2.1.高カリウム血症、乏尿、アジソン病、重症熱傷、高窒素血症の患者[高カリウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある]。2.2.高リン血症、低カルシウム血症、副甲状腺機能低下症の患者[高リン血症、低カルシウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある]。2.3.高マグネシウム血症、甲状腺機能低下症の患者[高マグネシウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある]。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.糖尿病の患者:血糖値が上昇することにより、症状が悪化するおそれがある。9.1.2.心不全の患者:循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。9.1.3.閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者:水分、電解質等の排泄が障害されているため、症状が悪化するおそれがある。(腎機能障害患者)腎機能障害患者:水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。(小児等)低出生体重児、新生児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。(高齢者)投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。(適用上の注意)14.1.全般的な注意14.1.1.使用時には、感染に対する配慮をすること。14.1.2.注射針や輸液セットのびん針は、ゴム栓の刻印部(凹部)に垂直にゆっくりと刺すこと(斜めに刺した場合、削り片の混入及び液漏れの原因となるおそれがある)、また、針は同一箇所に繰り返し刺さないこと。14.2.薬剤調製時の注意薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。14.3.薬剤投与時の注意14.3.1.原則として、連結管を用いたタンデム方式による投与は行わないこと(輸液セット内に空気が流入するおそれがある)。14.3.2.容器の目盛りは目安として使用すること。14.3.3.残液は使用しないこと。(取扱い上の注意)20.1.液漏れの原因となるので、強い衝撃や鋭利なものとの接触等を避けること。20.2.次の場合には使用しないこと。・外袋内や容器表面に水滴や結晶が認められる場合には使用しないこと。・容器から薬液が漏れている場合には使用しないこと。・性状その他薬液に異状が認められる場合には使用しないこと。・ゴム栓部のシールがはがれている場合には使用しないこと。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.2.その他の副作用大量・急速投与:(頻度不明)脳浮腫、肺水腫、末梢浮腫、水中毒、高カリウム血症。
18.1作用機序本剤は水分、電解質及びエネルギーの補給効果を示す。18.2体重に及ぼす影響飢餓絶食時のウサギに対する本剤の効果をマルトース加酢酸維持液、ブドウ糖加酢酸維持液及び酢酸維持液と比較した結果、体重変化に差はなかった。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第III相試験経口・経腸摂取が不能又は不十分で水分・電解質・エネルギーの補給を必要とする消化器内科領域の成人入院患者150例を対象として、単盲検並行群間比較試験を実施し、本剤あるいは対照薬のマルトース加酢酸維持液を1回500~1,000mL(1,000mL/日を限度)を継続又は間欠的に末梢静脈内に点滴投与した。その結果、本剤はマルトース加酢酸維持液と同程度の有効性を認めた。ただし、マルトース加酢酸維持液で認められた尿糖排泄は、本剤ではほとんど認められなかった。また、副作用は認められなかった。17.1.2国内一般臨床試験経口・経腸摂取が不能又は不十分で水分・電解質・エネルギーの補給を必要とする入院患者を対象として腎臓内科(20例)、外科(67例)ならびに小児科領域として小児麻酔科(25例)及び小児外科(29例)でオープン試験を実施し、1回500~1,000mL(2,500mL/日、小児1,500mL/日を限度)を末梢静脈内に点滴投与した。その結果、いずれも有効性が認められた。また、副作用は外科領域で頭痛1.5%(1/67例)、高ビリルビン血症1.5%(1/67例)が認められた。