1.
ホジキンリンパ腫のA-AVD療法、初めて標準療法にOSで優る/ASCO2022
2022/06/15 医療一般
ホジキンリンパ腫のA-AVD療法、初めて標準療法にOSで優る/ASCO2022
https://www.carenet.com/news/general/carenet/54518
一般名 | アクチノマイシンD注射用 |
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YJコード | 4233400D1036 |
剤型・規格 | 散剤・0.5mg1瓶 |
薬価 | 3181.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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ホジキンリンパ腫のA-AVD療法、初めて標準療法にOSで優る/ASCO2022
2022/06/15 医療一般
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2.
早期TN乳がん、術前PEM+化学療法と術後PEMでEFS改善(解説:下村昭彦氏)
2022/03/18 CLEAR!ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/clear/journal/53998
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がん治療中の薬剤性間質性肺疾患、診断・治療における専門家の推奨/JCO
2022/03/04 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/carenet/53943
4.
早期TN乳がんの術前・術後ペムブロリズマブによるEFS、アジア人での解析(KEYNOTE-522)/日本臨床腫瘍学会
2022/02/28 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/carenet/53893
5.
早期TN乳がん、術前PEM+化学療法と術後PEMでEFS改善/NEJM
2022/02/21 ジャーナル四天王
早期TN乳がん、術前PEM+化学療法と術後PEMでEFS改善/NEJM
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/53877
1.ウイルムス腫瘍、絨毛上皮腫、破壊性胞状奇胎。2.次の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法:小児悪性固形腫瘍(小児ユーイング肉腫ファミリー腫瘍、小児横紋筋肉腫、小児腎芽腫その他小児腎原発悪性腫瘍)。
1.ウイルムス腫瘍、絨毛上皮腫、破壊性胞状奇胎に対する一般的な投与法は次の通りである。成人:1日量体重1kg当り0.010mg(10μg)5日間の静脈内注射を1クールとする。小児:1日量体重1kg当り0.015mg(15μg)5日間の静脈内注射を1クールとする。休薬期間は2週間であるが、前回の投与によって中毒症状が現れた場合は、中毒症状が消失するまで休薬する。2.小児悪性固形腫瘍(ユーイング肉腫ファミリー腫瘍、横紋筋肉腫、腎芽腫その他腎原発悪性腫瘍)に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法の場合1).1回投与法:他の抗悪性腫瘍剤との併用における用法・用量は、1日1回1.25~1.35mg/㎡(体重30kg以上:1日最大投与量2.3mg)又は0.045mg/kg(体重30kg未満)を静注又は点滴静注とする。2).分割投与法:他の抗悪性腫瘍剤との併用における用法・用量は、1日1回0.015mg/kg(1日最大投与量0.5mg)を静注又は点滴静注、5日間連続投与とする。休薬期間は2週間であるが、前回の投与によって中毒症状が現れた場合は、中毒症状が消失するまで休薬する。年齢、併用薬、患者の状態に応じて適宜減量を行う。<調製法>1.本剤1バイアルにつき1.1mLの注射用水(保存剤を含まないもの)を加え、溶解する。この溶解液は、1mL中にアクチノマイシンDを約0.5mg含有する。1.1mLの生理食塩液では完全に溶解せず白濁するので、必ず注射用水で溶解する。2.必ず用時調製し、使用されなかった薬液は廃棄する。<用法・用量に関連する使用上の注意>小児悪性固形腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法においては、併用薬剤の添付文書も参照する。
(警告)1.本剤を含むがん化学療法は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本療法が適切と判断される症例についてのみ実施する。適応患者の選択にあたっては、各併用薬剤の添付文書を参照して十分注意する。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与する。2.本剤を含む小児悪性固形腫瘍に対するがん化学療法は、小児のがん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで実施する。(禁忌)1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。2.水痘又は帯状疱疹の患者[致命的全身障害が現れることがある]。(慎重投与)1.肝障害のある患者。2.腎障害のある患者。3.骨髄機能抑制のある患者。4.感染症を合併している患者[免疫機能を抑制するので、感染症を増悪させる恐れがある]。(重要な基本的注意)1.骨髄機能抑制等の重篤な副作用が起こることがあるので、頻回に臨床検査(血液検査、肝機能・腎機能検査等)を行うなど、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、減量・休薬等の適切な処置を行う。また、使用が長期間にわたると副作用が強く現れ、遷延性に推移することがあるので、投与は慎重に行う。なお、本剤の投与にあたってはG-CSF製剤等の適切な使用に関しても考慮する。2.本剤によって免疫抑制が起こることがあるので、本剤による治療中は生ワクチンの接種は行わない。3.感染症の発現又は感染症増悪・出血傾向の発現又は出血傾向増悪に十分注意する。4.小児に投与する場合には、副作用の発現に特に注意し、慎重に投与する。5.小児及び生殖可能な年齢の患者に投与する必要がある場合には、性腺に対する影響を考慮する。6.本剤と他の抗悪性腫瘍剤・放射線照射を併用した患者に、二次性悪性腫瘍(白血病を含む)が現れることがあるので注意する(また、本剤の投与終了後も長期的に十分な観察を行う必要がある)。(相互作用)併用注意:抗悪性腫瘍剤、放射線照射[骨髄機能抑制等の副作用が増強することがあるので、頻回に臨床検査を行うなど、患者の状態を十分に観察する(いずれも骨髄機能抑制等の副作用の強い薬剤及び治療法であるため、併用により増強されると考えられる)]。(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい[動物実験において、妊娠9日目ラットにアクチノマイシンD150、200μg/kgを1回腹腔内投与した試験において、胎仔脳水腫を主とする胎仔神経系異常がみられており、胎仔死亡率も対照群に比べて有意に高いことが示されている]。2.本剤投与中は授乳を中止させる[授乳中の投与に関する安全性は確立していない]。(小児等への投与)「重要な基本的注意」の項参照のこと。(過量投与)過量投与により、消化管潰瘍等の粘膜炎、表皮剥脱・表皮融解等の皮膚障害、重篤な骨髄抑制、肝静脈閉塞症、急性腎障害、死亡等が報告されている。(適用上の注意)1.投与経路:静脈内注射にのみ使用する。2.投与時:静脈内投与に際し、薬液が血管外に漏れると、注射部位に硬結・壊死を起こすことがあるので、薬液が血管外に漏れないよう慎重に投与する。(その他の注意)1.動物実験(ラット、腹腔内投与)で精子形成抑制を認めたとの報告がある。2.ラットに腹腔内投与した実験で、腹腔に間葉性腫瘍が発生したとの報告がある。(保管上の注意)遮光、冷所。
治験及び市販後調査結果:総症例329症例についての調査において、食欲不振186件(56.5%)、悪心・嘔吐166件(50.5%)、口内炎114件(34.7%)等の消化器症状、白血球減少症85件(25.8%)、血小板減少症85件(25.8%)等の血液異常、脱毛111件(33.7%)、色素沈着53件(16.1%)等の皮膚症状、全身倦怠感55件(16.7%)、神経過敏25件(7.6%)等の症状が多く認められた。1.重大な副作用:次のような副作用が現れることがあるので、患者の状態を十分に把握し、症状が現れた場合には、投与中止、減量・休薬等の適切な処置を行う。1).骨髄抑制(頻度不明):再生不良性貧血、無顆粒球症、汎血球減少症、白血球減少、好中球減少、血小板減少、貧血が現れることがあり、また、骨髄機能が抑制された結果、感染症(敗血症等)、発熱性好中球減少症が現れることがあるので、定期的に血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。2).アナフィラキシー(頻度不明)、呼吸困難(0.1~5%未満)。3).肝静脈閉塞症(頻度不明):血管内凝固、多臓器不全、肝腫大、腹水等を伴う重篤な肝障害が現れることがあるので、観察を十分に行う。4).播種性血管内凝固症候群(DIC)(頻度不明):播種性血管内凝固症候群(DIC)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。5).中毒性表皮壊死融解症(ToxicEpidermalNecrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑(いずれも頻度不明):中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。2.その他の副作用:次のような症状又は異常が現れた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。1).血液:(頻度不明)網状赤血球減少、血球貪食症候群、(10%以上)白血球減少、血小板減少、(1~10%未満)出血、貧血。2).肝臓:(頻度不明)腹水、(1~10%未満)肝障害(AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)等)、(1%未満)黄疸。3).腎臓:(頻度不明)BUN上昇。4).消化器:(頻度不明)嚥下困難、消化性潰瘍、食道炎、粘液便、イレウス、便秘、(10%以上)食欲不振、悪心・嘔吐、口唇炎、口内炎、(1~10%未満)下痢、腹痛、腹部膨満感、腸炎。5).皮膚:(頻度不明)発赤、ざ瘡、(10%以上)脱毛、皮膚色素沈着、(1~10%未満)発疹、皮膚炎。6).精神神経系:(頻度不明)嗜眠、(10%以上)倦怠感、(1~10%未満)神経過敏、頭痛、頭重、眩暈、不安感、(1%未満)手足のしびれ、痙攣。7).その他:(頻度不明)不快感、胸水、視神経症、(1~10%未満)鼻出血、筋肉痛、発熱、血痰、血便、咽頭炎、眼瞼浮腫、(1%未満)胸部圧迫感。
1.抗腫瘍作用マウス、ラット等の動物を用いた実験で、アクチノマイシンDは吉田肉腫、Ehrlich腹水癌、Krebs2腹水癌、Sarcoma180腹水癌、Leukemia1210、Methylcholanthrene肉腫、乳癌及び移植性ウイルムス腫瘍等に対して抗腫瘍効果を有することが認められている。2.HeLa細胞に対する作用HeLa細胞を用いた実験で、アクチノマイシンDはHeLa細胞に対して核毒として作用し、細胞変性効果を示すことが認められている。3.作用機序本剤がDNAと結合することで、RNApolymeraseによるDNAの転写反応が抑制されると考えられている。
国内で実施された一般臨床試験において、本剤の承認適応症に対して投与され効果判定が行われた症例における臨床成績の概要は次のとおりである。1.ウイルムス腫瘍本剤と腎腫瘍剔除術又は腎腫瘍剔除術及び放射線照射療法による治療を行った結果、81.0%(17/21例)の有効率を得た。2.絨毛性腫瘍破壊性胞状奇胎及び絨毛上皮腫に対して本剤単独で治療を行った結果、95.5%(21/22例)の有効率を、また本剤とメトトレキサート等の併用で治療を行った結果、72.1%(31/43例)の有効率を得た。