1.
間質性肺炎合併肺がん、薬物療法のポイント~ステートメント改訂/日本呼吸器学会
2025/04/24 医療一般
間質性肺炎合併肺がん、薬物療法のポイント~ステートメント改訂/日本呼吸器学会
https://www.carenet.com/news/general/carenet/60570
一般名 | イサツキシマブ(遺伝子組換え)注射液 |
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YJコード | 4291454A2028 |
剤型・規格 | 液剤・500mg25mL1瓶 |
薬価 | 266786.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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1.
間質性肺炎合併肺がん、薬物療法のポイント~ステートメント改訂/日本呼吸器学会
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2.
「胃癌治療ガイドライン」改訂のポイント~薬物療法編~/日本胃癌学会
2025/04/10 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/carenet/60467
3.
切除不能進行胃がんに対するPD-L1抗体sugemalimab+化学療法の有用性(解説:上村直実氏)
2025/03/26 CLEAR!ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/clear/journal/60350
4.
高齢NSCLCへのICI、2次治療への移行率と治療成績(NEJ057)/日本臨床腫瘍学会
2025/03/26 医療一般 日本発エビデンス
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https://www.carenet.com/news/general/carenet/60382
5.
胸腺がんにおけるアテゾリズマブ+化学療法の有効性と安全性(MARBLE):多施設共同単群第II相試験/Lancet Oncol
2025/03/24 医療一般
胸腺がんにおけるアテゾリズマブ+化学療法の有効性と安全性(MARBLE):多施設共同単群第II相試験/Lancet Oncol
https://www.carenet.com/news/general/carenet/60352
多発性骨髄腫。(効能又は効果に関連する注意)臨床試験に組み入れられた患者の状態等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。また、再発又は難治性の多発性骨髄腫の場合、デキサメタゾンとの併用による投与及び本剤単独投与については、他の治療の実施についても慎重に検討すること〔17.1.1-17.1.5参照〕。
他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはイサツキシマブ(遺伝子組換え)として1回10mg/kgを、併用する抗悪性腫瘍剤の投与サイクルを考慮して、次のA法又はB法の投与間隔で点滴静注する。デキサメタゾンのみとの併用投与又は単独投与の場合(再発又は難治性の場合に限る)、通常、成人にはイサツキシマブ(遺伝子組換え)として1回20mg/kgを、次のA法の投与間隔で点滴静注する。A法:1週間間隔、2週間間隔の順で投与する。B法:1週間間隔、2週間間隔及び4週間間隔の順で投与する。(用法及び用量に関連する注意)7.1.本剤の投与間隔、投与間隔の変更時期、本剤と併用する抗悪性腫瘍剤等の投与に際しては、「17.臨床成績」の項の内容を熟知した上で選択すること〔17.1.1-17.1.3、17.1.5参照〕。7.2.本剤投与によるInfusionreactionを軽減させるために、本剤投与開始15~60分前に、本剤と併用するデキサメタゾン(本剤単独投与の場合はデキサメタゾン以外の副腎皮質ホルモン剤)、抗ヒスタミン剤、H2受容体拮抗剤及び解熱鎮痛剤を投与すること〔11.1.1参照〕。7.3.本剤の必要量を10mg/kg投与時は250mL、20mg/kg投与時は二つの250mLの生理食塩液又は5%ブドウ糖液を用いて輸液バッグに希釈後、次の投与速度に従って点滴静注する。Infusionreactionが認められなかった場合には、患者の状態を観察しながら、投与速度を次のように段階的に上げることができる。ただし、投与速度は200mL/時を超えないこと〔14.1.3参照〕。[本剤の投与速度]1).初回投与(初回投与:静脈内投与60分後までにInfusionreactionが認められなかった場合、以降は30分ごとに25mL/時ずつ、最大150mL/時まで投与速度を上げることができる):希釈液量250mL・250mL×2:①.投与開始0~60分の投与速度:25mL/時。②.投与開始60~90分の投与速度:50mL/時。③.投与開始90~120分の投与速度:75mL/時。④.投与開始120~150分の投与速度:100mL/時。⑤.投与開始150~180分の投与速度:125mL/時。⑥.投与開始180分以降の投与速度:150mL/時。2).2回目投与(2回目投与:静脈内投与30分後までにGrade2のInfusionreactionが認められなかった場合、100mL/時に投与速度を上げ、さらに30分後には200mL/時に投与速度を上げることができる):①.希釈液量250mL:a.投与開始0~30分の投与速度:50mL/時。b.投与開始30~60分の投与速度:100mL/時。c.投与開始60~120分の投与速度:200mL/時。②.希釈液量250mL×2:a.投与開始0~30分の投与速度:50mL/時。b.投与開始30~60分の投与速度:100mL/時。c.投与開始60分以降の投与速度:200mL/時。3).3回目投与以降:①.希釈液量250mL:投与開始0~90分の投与速度:200mL/時。②.希釈液量250mL×2:投与開始0~150分の投与速度:200mL/時。7.4.Infusionreactionが発現した場合、次のように、本剤の休薬、中止、投与速度の変更等、適切な処置を行うこと〔11.1.1参照〕。・Grade2のInfusionreaction:Grade1以下に回復するまで休薬し、回復後、投与開始速度の半分の投与速度(初回投与では12.5mL/時、2回目投与では25mL/時、3回目投与以降は100mL/時)で患者の状態を観察しながら、投与を再開することができる(投与再開30分後までにInfusionreactionの再発が認められなかった場合には、次に従って投与速度を上げることができる)[本剤の投与再開時の投与速度:1)初回投与:投与再開0~30分の投与速度12.5mL/時、投与再開30~60分の投与速度25mL/時、投与再開60分以降の投与速度50~150mL/時(初回投与:投与再開30分後までにInfusionreactionの再発が認められなかった場合、25mL/時に投与速度を上げ、以降は30分ごとに25mL/時ずつ、最大150mL/時まで投与速度を上げることができる)、2)2回目投与:投与再開0~30分の投与速度25mL/時、投与再開30~60分の投与速度50mL/時、投与再開60分以降の投与速度100~200mL/時(2回目投与:投与再開30分後までにInfusionreactionの再発が認められなかった場合、50mL/時に投与速度を上げ、以降は30分ごとに50mL/時ずつ、最大200mL/時まで投与速度を上げることができる)、3)3回目投与以降:投与再開0~30分の投与速度100mL/時、投与再開30~60分の投与速度150mL/時、投与再開60分以降の投与速度200mL/時(3回目投与以降:投与再開30分後までにInfusionreactionの再発が認められなかった場合、150mL/時に投与速度を上げ、さらに30分後には200mL/時に投与速度を上げることができる)]。・Grade3以上のInfusionreaction:本剤の投与を中止し、本剤を再投与しないこと。7.5.Grade3の好中球減少又はGrade4の好中球減少が発現した場合、好中球数が1000/mm3以上に回復するまで休薬すること〔11.1.2参照〕。GradeはNCI-CTCAEv4.03に準じる。
(警告)本剤の投与は、緊急時に十分対応できる医療施設において、造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例のみに行うこと。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分に説明し、同意を得てから投与を開始すること。(禁忌)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)8.1.骨髄抑制があらわれることがあるので、本剤の投与前及び投与中は定期的に血液検査等を行い、患者の状態を十分に観察すること〔11.1.2参照〕。8.2.本剤は、赤血球上に発現しているCD38と結合し、間接クームス試験の結果が偽陽性となる可能性があるため、本剤投与前に不規則抗体のスクリーニングを含めた一般的な輸血前検査を実施し、輸血が予定されている場合は、本剤を介した間接クームス試験への干渉について関係者に周知すること(なお、間接クームス試験干渉は本剤最終投与から約6ヵ月持続する可能性がある)〔12.1参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)(生殖能を有する者)妊娠する可能性のある女性:妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後5ヵ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること〔9.5妊婦の項参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(本剤を用いた生殖発生毒性試験は実施されていないが、IgG1モノクローナル抗体に胎盤通過性があることが知られており、また、CD38遺伝子欠損マウスで免疫系に対する影響及び骨に対する影響が報告されており、本剤の妊娠中の曝露により胎児に有害な影響を及ぼす可能性がある)〔9.4生殖能を有する者の項参照〕。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(本剤のヒト乳汁中への移行は検討されていないが、ヒトIgGは乳汁中に移行するので、本剤も移行する可能性がある)。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(臨床検査結果に及ぼす影響)12.1.本剤は赤血球上のCD38と結合し、抗体スクリーニングや交差試験等の適合性試験に干渉する。本剤による間接クームス試験への干渉を回避するためにジチオスレイトール(DTT)処理(本剤と赤血球上のCD38との結合を阻害する)を考慮すること。なお、Kell血液型抗原はDTT処理で変性するので、不規則抗体スクリーニングにおいてKell血液型抗原に対する抗体の評価が不能となることに注意すること〔8.2参照〕。12.2.本剤はIgGκ型モノクローナル抗体であり、血清中Mタンパクの血清蛋白電気泳動法及び血清免疫固定法の結果に干渉する可能性があり、IgGκ型多発性骨髄腫細胞を有する患者における完全奏効(CR)の評価及びCRからの再発の評価に影響を及ぼす可能性があるため注意すること。(適用上の注意)14.1.薬剤調製時の注意14.1.1.本剤は無菌的に希釈調製を行うこと。14.1.2.調製前にバイアル内を目視検査し、溶液(通常は無色~微黄色)に変色あるいは異物が認められた場合は使用しないこと。14.1.3.250mLの日局生理食塩液又は5%ブドウ糖液の点滴バッグから本剤の必要量(mL)と同量を抜き取り、本剤を加えて総量250mLの希釈液(20mg/kg投与時は総量250mLの希釈液を二つ)を調製する〔7.3参照〕。14.1.4.点滴バッグはポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)製、DEHP[di-(2-ethylhexyl)phthalate]を含むポリ塩化ビニル製あるいはエチレン-酢酸ビニル製を使用すること[DEHP:フタル酸ジ-(2-エチルヘキシル)]。14.1.5.点滴バッグを反転させて希釈液を穏やかに混和する(振盪しないこと)。14.2.薬剤投与時の注意14.2.1.本剤の希釈液を投与する際は、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン又はナイロン製のインラインフィルター(孔径:0.2又は0.22μm)を用いて投与すること。また、ポリウレタン、ポリブタジエン、ポリ塩化ビニル(DEHPの有無は問わない)又はポリエチレン製の投与セットを用いること。14.2.2.本剤の希釈液は、ただちに使用しない場合は2~8℃で保管し、48時間以内に使用すること(その後、室温では8時間以内(本剤の点滴時間を含む)に使用すること)。14.2.3.他の薬剤<日局生理食塩液又は5%ブドウ糖液を除く>と同じ静注ラインにて同時注入は行わないこと。14.2.4.本剤の未使用残液は適切に廃棄すること。(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報15.1.1.未治療の多発性骨髄腫患者を対象とした国際共同第3相試験(EFC12522試験、国際共同試験パート及び中国拡大コホート)において、25/275例(9.1%)に抗イサツキシマブ抗体が認められ、15/275例(5.5%)に抗イサツキシマブ中和抗体が認められた。抗イサツキシマブ抗体及び中和抗体陽性例では陰性例と比較して本剤の血漿中濃度低下する傾向が認められた。15.1.2.臨床試験において、皮膚有棘細胞癌、乳房血管肉腫、骨髄異形成症候群等の二次性悪性腫瘍が発現したとの報告がある。(取扱い上の注意)外箱開封後は遮光して保存すること。(保管上の注意)2~8℃で保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.Infusionreaction:アナフィラキシー、呼吸困難、咳嗽、悪寒、気管支痙攣、鼻閉、高血圧、嘔吐、悪心等のInfusionreaction(35.4%)があらわれることがあり、多くの場合は、初回投与時に発現が認められたが、2回目以降の投与時にも認められているので、異常が認められた場合は、本剤の投与を中断又は中止し適切な処置を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること〔7.2、7.4参照〕。11.1.2.骨髄抑制:好中球減少症(21.3%)、血小板減少症(8.0%)、発熱性好中球減少症(2.9%)、貧血(3.0%)、リンパ球減少症(0.4%)等の骨髄抑制があらわれることがある〔7.5、8.1参照〕。11.1.3.感染症(35.4%):肺炎(12.4%)、敗血症(1.4%)等の重篤な感染症があらわれることがある。11.2.その他の副作用1).精神障害:(10%以上)不眠症。2).神経系障害:(10%以上)末梢性感覚ニューロパチー。3).血管障害:(10%未満5%以上)高血圧。4).呼吸器、胸郭および縦隔障害:(10%未満5%以上)呼吸困難、(5%未満)咳嗽。5).胃腸障害:(10%以上)下痢、便秘、(10%未満5%以上)悪心、(5%未満)嘔吐。6).筋骨格系および結合組織障害:(5%未満)背部痛。7).一般・全身障害および投与部位の状態:(10%以上)疲労、(10%未満5%以上)末梢性浮腫、無力症。8).眼障害:(10%以上)白内障。9).感染症および寄生虫症:(10%未満5%以上)気管支炎、上気道感染、(5%未満)COVID-19感染。
18.1作用機序イサツキシマブは、ヒトCD38に結合し、抗体依存性細胞傷害(ADCC)、抗体依存性細胞貪食(ADCP)及び補体依存性細胞傷害(CDC)活性並びにアポトーシスを誘導すること等により、腫瘍の増殖を抑制すると考えられている。18.2抗腫瘍効果イサツキシマブは、ヒト多発性骨髄腫由来MOLP‐8細胞株を皮下移植した重症複合型免疫不全マウスにおいて、腫瘍増殖抑制作用を示した。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国際共同第3相試験(EFC14335)レナリドミド及びプロテアソーム阻害剤を含む2レジメン以上の前治療歴を有する再発又は難治性の多発性骨髄腫患者注1)307例(日本人患者13例を含む)を対象に、ポマリドミド注2)及びデキサメタゾン注3)の併用療法(Pd療法)とPd療法に本剤注4)を上乗せしたIsaPd療法を比較するランダム化非盲検国際共同第3相試験を実施した。主要評価項目である無増悪生存期間の中央値は、IsaPd群では11.5ヵ月(95%信頼区間:8.9~13.9)、Pd群では6.5ヵ月(95%信頼区間:4.5~8.3)であり、IsaPd群で統計学的に有意な延長が示された(ハザード比:0.60、95%信頼区間:0.44~0.81、p=0.001[層別log‐rank検定]、2018年10月11日データカットオフ)。無増悪生存期間のKaplan‐Meier曲線<<図省略>>IsaPd群152例中138例(90.8%)に副作用が認められた。主な副作用は、好中球減少66例(43.4%)、Infusionreaction57例(37.5%)、上気道感染30例(19.7%)、肺炎23例(15.1%)、下痢17例(11.2%)、血小板減少17例(11.2%)、発熱性好中球減少16例(10.5%)、気管支炎13例(8.6%)、悪心10例(6.6%)、呼吸困難8例(5.3%)、嘔吐6例(3.9%)、貧血5例(3.3%)等であった。[5.、7.1参照]注1)レナリドミド及びプロテアソーム阻害剤による治療が無効となった患者(治療中又は投与終了後60日以内に進行した患者、部分奏効以上の効果が認められた場合は治療中止後6ヵ月に進行した患者、許容できない毒性が発現した患者)を選択した。なお、抗CD38モノクローナル抗体に対して難治性の患者は除外した。注2)ポマリドミドの用法及び用量:28日間を1サイクルとし、1日1回4mgを21日間連日経口投与した後、7日間休薬した。注3)デキサメタゾンの用法及び用量:28日間を1サイクルとし、1日1回40mg(75歳以上の患者では20mg)を1、8、15及び22日目に静脈内又は経口投与した。注4)本剤の用法及び用量:28日間を1サイクルとし、1日1回10mg/kgを、最初のサイクルは1週間間隔で4回(1、8、15、22日目)、2サイクル以降は2週間間隔で2回(1、15日目)静脈内投与した。17.1.2国際共同第3相試験(EFC15246)1~3レジメンの前治療歴を有する再発又は難治性の多発性骨髄腫患者注5)302例(日本人患者19例を含む)を対象に、カルフィルゾミブ注6)及びデキサメタゾン注7)の併用療法(Cd療法)とCd療法に本剤注8)を上乗せしたIsaCd療法を比較するランダム化非盲検国際共同第3相試験を実施した。主要評価項目である無増悪生存期間の中央値は、IsaCd群では到達せず、Cd群では19.2ヵ月(95%信頼区間:15.8~推定不能)であり、IsaCd群で統計学的に有意な延長が示された(ハザード比:0.53、99%信頼区間:0.32~0.89、p=0.0013[層別log‐rank検定]、2020年2月7日データカットオフ)。無増悪生存期間のKaplan‐Meier曲線<<図省略>>IsaCd群177例中153例(86.4%)に副作用が認められた。主な副作用は、Infusionreaction79例(44.6%)、高血圧42例(23.7%)、疲労38例(21.5%)、不眠症36例(20.3%)、呼吸困難33例(18.6%)、下痢24例(13.6%)、肺炎21例(11.9%)、上気道感染20例(11.3%)、気管支炎15例(8.5%)、嘔吐10例(5.6%)、好中球減少9例(5.1%)、咳嗽5例(2.8%)、血小板減少5例(2.8%)、貧血4例(2.3%)、背部痛2例(1.1%)等であった。[5.、7.1参照]注5)抗CD38モノクローナル抗体による前治療歴を有する場合には、当該治療中又は最終投与後60日以内に疾患進行がない患者、少なくとも最小奏効を達成した患者を選択した。注6)カルフィルゾミブの用法及び用量:28日間を1サイクルとし、最初のサイクルは1日1回20mg/m2を1、2日目に投与、56mg/m2を8、9、15、16日目に静脈内投与した。2サイクル以降は1日1回56mg/m2を1、2、8、9、15、16日目に静脈内投与した。注7)デキサメタゾンの用法及び用量:28日間を1サイクルとし、1日1回20mgを1、2、8、9、15、16、22、23日目に静脈内投与又は経口投与した。注8)本剤の用法及び用量:28日間を1サイクルとし、1日1回10mg/kgを、最初のサイクルは1週間間隔で4回(1、8、15、22日目)、2サイクル以降は2週間間隔で2回(1、15日目)静脈内投与した。17.1.3海外第1/2相試験(TED10893)第2相パートのステージ2において、再発又は難治性の多発性骨髄腫患者注9)164例を対象に、本剤注10)及びデキサメタゾン注11)併用療法、並びに本剤単独療法注10)の有効性及び安全性を検討する非盲検非対照試験を実施した。主要評価項目である奏効率注12)は、本剤及びデキサメタゾン併用群では43.6%(95%信頼区間:30.3~57.7%)(24/55例)、本剤単独群では23.9%(95%信頼区間:16.2~33.0%)(26/109例)であった(2019年1月21日データカットオフ)。本剤及びデキサメタゾン併用群55例中41例(74.5%)に副作用が認められた。主な副作用は、Infusionreaction22例(40.0%)、不眠症12例(21.8%)、呼吸困難6例(10.9%)、咳嗽6例(10.9%)、悪心6例(10.9%)、消化不良4例(7.3%)、肺炎3例(5.5%)、高血糖3例(5.5%)、頭痛3例(5.5%)、咽喉刺激感3例(5.5%)、嘔吐3例(5.5%)等であった。本剤単独群109例中67例(61.5%)に副作用が認められた。主な副作用は、Infusionreaction44例(40.4%)、呼吸困難14例(12.8%)、咳嗽12例(11.0%)、悪心11例(10.1%)、疲労8例(7.3%)、頭痛8例(7.3%)、嘔吐7例(6.4%)等であった。[5.、7.1参照]注9)プロテアソーム阻害剤及び免疫調節薬を含む3レジメン以上の前治療歴を有する、又はプロテアソーム阻害剤及び免疫調節薬のいずれに対しても難治性である患者を選択した。なお、抗CD38モノクローナル抗体による前治療歴を有する患者は除外した。注10)本剤の用法及び用量:28日間を1サイクルとし、1日1回20mg/kgを、最初のサイクルは1週間間隔で4回(1、8、15、22日目)、2サイクル以降は2週間間隔で2回(1、15日目)静脈内投与した。注11)デキサメタゾンの用法及び用量:28日間を1サイクルとし、1日1回40mg(75歳以上の患者では20mg)を1、8、15及び22日目に静脈内又は経口投与した。注12)奏効率は、独立効果判定委員会によって評価された最良総合効果が部分奏効以上である患者の割合とした。17.1.4国内第1/2相試験(TED14095)日本人の再発又は難治性の多発性骨髄腫患者注13)36例を対象に、本剤単独療法注14)の有効性及び安全性を検討する非盲検非対照試験を実施した。本剤20mg/kgが投与された33例において、主要評価項目である奏効率注15)は、36.4%(95%信頼区間:20.4~54.9%)であった(2019年12月10日データカットオフ)。本剤20mg/kgが投与された33例中19例(57.6%)に副作用が認められた。主な副作用は、Infusionreaction13例(39.4%)、肺炎2例(6.1%)、背部痛2例(6.1%)、血小板減少2例(6.1%)、白血球減少2例(6.1%)等であった。[5.2参照]注13)プロテアソーム阻害剤及び免疫調節薬を含む3レジメン以上の前治療歴を有する、又はプロテアソーム阻害剤及び免疫調節薬のいずれに対しても難治性である患者を選定した。なお、抗CD38モノクローナル抗体による前治療歴を有する患者は除外した。注14)28日間を1サイクルとし、第1相パートでは1日1回10又は20mg/kgを、第2相パートでは1日1回20mg/kgを、それぞれ最初のサイクルは1週間間隔で4回(1、8、15、及び22日目)、2サイクル以降は2週間間隔で2回(1、15日目)静脈内投与した。なお、本剤の承認用量は20mg/kg(単独療法)である。注15)奏効率は、独立効果判定委員会によって評価された最良総合効果が部分奏効以上である患者の割合とした。17.1.5国際共同第3相試験(EFC12522)自家造血幹細胞移植が適応とならない注16)未治療の多発性骨髄腫患者446例(日本人患者25例を含む)を対象に、ボルテゾミブ注17)、レナリドミド注18)、及びデキサメタゾン注19)の併用療法(BLd療法)とBLd療法に本剤注20)を上乗せしたIsaBLd療法を、それぞれ2:3の割合で割付け、比較するランダム化非盲検国際共同第3相試験を実施した。主要評価項目である無増悪生存期間の中央値はIsaBLd群では到達せず、BLd群では54.34ヵ月(95%信頼区間:45.207~推定不能)であり、IsaBLd群で統計学的に有意な延長が示された(ハザード比:0.596、98.5154%信頼区間:0.406~0.876、p=0.0005[層別log‐rank検定]、2023年9月26日データカットオフ)。無増悪生存期間のKaplan‐Meier曲線<<図省略>>IsaBLd群263例中257例(97.7%)に副作用が認められた。主な副作用は、末梢性感覚ニューロパチー142例(54.0%)、下痢96例(36.5%)、好中球減少症80例(30.4%)、疲労65例(24.7%)、便秘62例(23.6%)、Infusionreaction61例(23.2%)、白内障55例(20.9%)、不眠症44例(16.7%)、無力症38例(14.4%)、肺炎37例(14.1%)、血小板減少症36例(13.7%)、末梢性浮腫36例(13.7%)、上気道感染33例(12.5%)、気管支炎21例(8.0%)、貧血12例(4.6%)、背部痛4例(1.5%)、COVID‐19感染1例(0.4%)等であった。[5.、7.1参照]注16)65歳以上の大量化学療法不適応の患者、又は65歳未満であるが造血幹細胞移植併用大量化学療法の忍容性に悪影響を及ぼす可能性の高い重大な併存疾患を有する患者を選択した。注17)ボルテゾミブの用法及び用量:寛解導入期間(1~4サイクル)では42日間を1サイクルとし、1日1回1.3mg/m2を、各サイクルの1、4、8、11、22、25、29、32日目に皮下投与した。注18)レナリドミドの用法及び用量:寛解導入期間(1~4サイクル)では42日間を1サイクルとし、1日1回25mg(クレアチニンクリアランスが30mL/min以上60mL/min未満の患者は10mg)を、1~14日目及び22~35日目に経口投与した。継続投与期間(5サイクル以降)では28日間を1サイクルとし、1日1回25mg(クレアチニンクリアランスが30mL/min以上60mL/min未満の患者は10mg)を1~21日目に経口投与した。注19)デキサメタゾンの用法及び用量:寛解導入期間(1~4サイクル)では42日間を1サイクルとし、1日1回20mgを、1、2、4、5、8、9、11、12、15、22、23、25、26、29、30、32、33日目(75歳以上の患者は第1、4、8、11、15、22、25、29、32日目)に静脈内投与又は経口投与した。継続投与期間(5サイクル以降)では28日間を1サイクルとし、1日1回20mgを1、8、15、22日目に静脈内投与又は経口投与した。注20)本剤の用法及び用量:寛解導入期間(1~4サイクル)では42日間を1サイクルとし、1日1回10mg/kgを、最初のサイクルは5回(1、8、15、22、29日目)、2~4サイクルは2週間間隔(1、15、29日目)静脈内投与した。継続投与期間(5サイクル以降)では28日間を1サイクルとし、5~17サイクルは1日1回10mg/kgを2週間間隔(1、15日目)、18サイクル以降は1日1回10mg/kgを4週間間隔(1日目)で静脈内投与した。