1.
第189回 エクソソーム療法で死亡事故?日本再生医療学会が規制を求める中、真偽不明の“噂”が拡散し再生医療業界混乱中
2023/11/29 ざわつく水曜日
第189回 エクソソーム療法で死亡事故?日本再生医療学会が規制を求める中、真偽不明の“噂”が拡散し再生医療業界混乱中
https://www.carenet.com/hihyowed/189.html
一般名 | ダブラフェニブメシル酸塩カプセル |
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YJコード | 4291046M2027 |
剤型・規格 | カプセル剤・75mg1カプセル |
薬価 | 7289.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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第189回 エクソソーム療法で死亡事故?日本再生医療学会が規制を求める中、真偽不明の“噂”が拡散し再生医療業界混乱中
2023/11/29 ざわつく水曜日
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https://www.carenet.com/hihyowed/189.html
2.
ESMO2023 レポート 肺がん
2023/11/15 学会レポート
ESMO2023 レポート 肺がん
https://www.carenet.com/report/esmo/2023/cg004422_005.html
3.
ESMO2023 レポート 消化器がん
2023/11/15 学会レポート
ESMO2023 レポート 消化器がん
https://www.carenet.com/report/esmo/2023/cg004422_006.html
4.
NSCLCへのニボルマブ+イピリムマブ±化学療法、実臨床の安全性・有効性は?(LIGHT-NING)/日本肺癌学会2023
2023/11/13 医療一般 日本発エビデンス
NSCLCへのニボルマブ+イピリムマブ±化学療法、実臨床の安全性・有効性は?(LIGHT-NING)/日本肺癌学会2023
https://www.carenet.com/news/general/carenet/57493
5.
既治療の小細胞肺がんへのtarlatamab、奏効率40%/NEJM
2023/11/13 ジャーナル四天王
既治療の小細胞肺がんへのtarlatamab、奏効率40%/NEJM
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/57516
1).BRAF遺伝子変異を有する悪性黒色腫。2).BRAF遺伝子変異を有する切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌。(効能又は効果に関連する注意)5.1.〈効能共通〉十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、BRAF遺伝子変異が確認された患者に投与すること(検査にあたっては、承認された体外診断薬等を用いること)。5.2.〈効能共通〉「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者の選択を行うこと。5.3.〈非小細胞肺癌〉本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
〈悪性黒色腫〉通常、成人にはダブラフェニブとして1回150mgを1日2回、空腹時に経口投与する。ただし、悪性黒色腫で術後補助療法の場合には、トラメチニブと併用し、投与期間は12ヵ月間までとする。なお、患者の状態により適宜減量する。〈非小細胞肺癌〉トラメチニブとの併用において、通常、成人にはダブラフェニブとして1回150mgを1日2回、空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。(用法及び用量に関連する注意)7.1.トラメチニブ以外の抗悪性腫瘍剤との併用における有効性及び安全性は確立していない。7.2.食後に本剤を投与した場合、Cmax低下及びAUC低下するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること〔16.2.1参照〕。7.3.本剤投与により副作用が発現した場合には、次記の基準を参考に、本剤を休薬、減量又は中止すること。ただし、有棘細胞癌(皮膚扁平上皮癌)又は新たな原発性悪性黒色腫が発現した場合には、外科的切除等の適切な処置を行った上で、休薬、減量することなく治療を継続することができる。[休薬、減量及び中止基準]1).NCI-CTCAE*によるGrade判定が、忍容不能なGrade2又はGrade3:休薬、Grade1以下まで軽快後、1段階減量して投与を再開。2).NCI-CTCAE*によるGrade判定が、Grade4:原則投与中止、治療継続が患者にとって望ましいと判断された場合には、Grade1以下まで軽快後、1段階減量して投与を再開。*)NCI-CTCAEv4.0によりGradeを判定。[用量調節の目安]1).通常投与量:1回150mg(1日2回)。2).1段階減量:1回100mg(1日2回)。3).2段階減量:1回75mg(1日2回)。4).3段階減量:1回50mg(1日2回)。5).4段階減量:投与中止。適切な処置により副作用が管理できた場合には、減量時と逆の段階を経て増量可。
(警告)1.1.本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。(禁忌)2.1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。2.2.妊婦又は妊娠している可能性のある女性〔9.5妊婦の項参照〕。(重要な基本的注意)8.1.発熱が高頻度に認められ、重度脱水、低血圧を伴う例も報告されているので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には減量、休薬や解熱剤の投与など適切な処置を行うこと。8.2.有棘細胞癌(皮膚扁平上皮癌)、新たな原発性悪性黒色腫があらわれることがあるので、定期的に皮膚の状態を確認すること。また、皮膚の異常が認められた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導すること〔11.1.1参照〕。8.3.皮膚以外の部位に悪性腫瘍があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと〔11.1.2参照〕。8.4.心障害があらわれることがあるので、本剤投与開始前には、患者の心機能を確認し、本剤投与中は適宜心機能検査(心エコー等)を行い、患者の状態(左室駆出率(LVEF)の変動を含む)を十分に観察すること〔9.1.1、11.1.3参照〕。8.5.ぶどう膜炎(虹彩炎を含む)等の重篤な眼障害が報告されているので、定期的に眼の異常の有無を確認すること。また、眼の異常が認められた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導すること。8.6.肝機能障害があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に肝機能検査を行うこと〔9.3.1、11.1.4参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.心疾患又はその既往歴のある患者:症状が悪化するおそれがある〔8.4、11.1.3参照〕。(肝機能障害患者)9.3.1.中等度以上の肝機能障害患者:本剤の曝露量が増加する可能性がある〔8.6、11.1.4参照〕。(生殖能を有する者)9.4.1.妊娠可能な女性:妊娠可能な女性には、本剤投与中及び投与終了後一定期間は適切な避妊を行うよう指導すること〔9.5妊婦の項参照〕。9.4.2.パートナーが妊娠する可能性のある男性:パートナーが妊娠する可能性のある男性には、本剤投与中及び投与終了後一定期間は避妊を行うよう指導すること(マウス、ラット及びイヌでは雄性生殖器に悪影響が認められている)〔15.2.2参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと(動物実験では、ラットにおいて母動物体重増加量低値・胎仔体重低値、骨化遅延が20mg/kg/日(臨床曝露量(AUC)の約0.3倍)以上の群でみられ、黄体数低値・着床数低値、着床前死亡率高値・着床後死亡率高値、生存胎仔数低値、心室中隔欠損及び胸腺分離が300mg/kg/日(臨床曝露量(AUC)の約1.9倍)群で認められている)〔2.2、9.4.1参照〕。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒトの乳汁中への移行は不明である)。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(高齢者)患者の状態を観察しながら注意して投与すること(一般に生理機能が低下している)。(相互作用)本剤はCYP2C8及び3A4の基質となる。また、本剤はCYP2C9及び3A4を誘導することが示されている〔16.7.1参照〕。10.2.併用注意:1).CYP3A阻害剤(ケトコナゾール(経口剤は国内未承認)、クラリスロマイシン、リトナビル等)〔16.7.2参照〕[本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、CYP3A阻害作用のない薬剤への代替を考慮し、やむを得ずCYP3A阻害剤と本剤を併用投与する場合には、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現・増強に注意すること(これらの薬剤がCYP3Aを阻害することにより、本剤の代謝が阻害され、血中濃度が上昇するおそれがある)]。2).CYP2C8阻害剤(ゲムフィブロジル(国内未承認)等)〔16.7.2参照〕[本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、CYP2C8阻害作用のない薬剤への代替を考慮し、やむを得ずCYP2C8阻害剤と本剤を併用投与する場合には、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現・増強に注意すること(これらの薬剤がCYP2C8を阻害することにより、本剤の代謝が阻害され、血中濃度が上昇するおそれがある)]。3).CYP3A誘導剤及びCYP2C8誘導剤(リファンピシン等)〔16.7.2参照〕[本剤の血中濃度が低下するおそれがあるので、CYP3A及びCYP2C8誘導作用のない薬剤への代替を考慮すること(これらの薬剤がCYP3A及びCYP2C8を誘導することにより、本剤の代謝が促進され、血中濃度が低下する可能性がある)]。4).CYP3A基質(ミダゾラム、経口避妊薬(ノルエチステロン・エチニルエストラジオール等)、デキサメタゾン等)〔16.7.2参照〕[CYP3Aにより代謝される薬剤と併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が低下し有効性が減弱する可能性がある(本剤がCYP3Aを誘導することにより、これらの薬剤の血中濃度が低下する可能性がある)]。5).CYP2C9基質(ワルファリン等)〔16.7.2参照〕[CYP2C9により代謝される薬剤と併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が低下し有効性が減弱する可能性がある(本剤がCYP2C9を誘導することにより、これらの薬剤の血中濃度が低下する可能性がある)]。6).OATP1B1基質及びOATP1B3基質(HMG-CoA還元酵素阻害剤(ロスバスタチン)等)〔16.7.2参照〕[OATP1B1及びOATP1B3の基質となる薬剤と併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある(本剤がOATP1B1及びOATP1B3を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある)]。(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報15.1.1.臨床試験において、RAS遺伝子変異を有する腫瘍の発現が報告されている。15.2.非臨床試験に基づく情報15.2.1.変異型RASを伴う野生型BRAF細胞をBRAF阻害剤で処理することにより、MAPKシグナル伝達活性化が示されている。15.2.2.マウス、ラット及びイヌにおいて精巣に悪影響/精巣上体に悪影響(精上皮変性、精細管萎縮、精子数減少等)が5mg/kg/日(臨床曝露量(AUC)の約0.2倍)以上の群でみられ、ラット及びイヌでは休薬後においても回復性は認められなかった〔9.4.2参照〕。15.2.3.マウス、ラット及びイヌにおいて心臓への悪影響又は血管への悪影響(冠動脈変性/冠動脈壊死、出血、房室弁肥大/房室弁出血、心房の線維血管性増殖、肝動脈変性、血管炎/血管周囲炎等)が15mg/kg/日(臨床曝露量(AUC)の約0.5倍)以上の群でみられた。15.2.4.イヌにおいて気管支肺胞炎症が20mg/kg/日(臨床曝露量(AUC)の約8.4倍)以上の群でみられた。15.2.5.Invitro3T3光毒性試験陽性を示し、また、ヘアレスマウスを用いたinvivo試験で100mg/kg(臨床曝露量(Cmax)の約31倍)以上の群で光毒性反応がみられた。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.有棘細胞癌1).〈トラメチニブとの併用時〉有棘細胞癌:皮膚有棘細胞癌(0.5%)、ケラトアカントーマ(0.3%)、ボーエン病(0.5%)があらわれることがある〔8.2参照〕。2).〈本剤単独投与時〉有棘細胞癌:皮膚有棘細胞癌(1.6%)、ケラトアカントーマ(3.7%)、ボーエン病(頻度不明)があらわれることがある〔8.2参照〕。11.1.2.悪性腫瘍(二次発癌)1).〈トラメチニブとの併用時〉悪性腫瘍(二次発癌):原発性悪性黒色腫(0.1%)等の悪性腫瘍(二次発癌)があらわれることがある〔8.3参照〕。2).〈本剤単独投与時〉悪性腫瘍(二次発癌):原発性悪性黒色腫(1.1%)等の悪性腫瘍(二次発癌)があらわれることがある〔8.3参照〕。11.1.3.心障害1).〈トラメチニブとの併用時〉心障害:心不全(0.1%)、左室機能不全(0.2%)、駆出率減少(5.7%)等の重篤な心障害があらわれることがある〔8.4、9.1.1参照〕。2).〈本剤単独投与時〉心障害:心不全(0.5%)、左室機能不全(1.4%)、駆出率減少(4.7%)等の重篤な心障害があらわれることがある〔8.4、9.1.1参照〕。11.1.4.肝機能障害1).〈トラメチニブとの併用時〉肝機能障害:ALT上昇(10.9%)、AST上昇(10.2%)等を伴う肝機能障害があらわれることがある〔8.6、9.3.1参照〕。2).〈本剤単独投与時〉肝機能障害:ALT上昇(1.6%)、AST上昇(0.5%)等を伴う肝機能障害があらわれることがある〔8.6、9.3.1参照〕。11.1.5.静脈血栓塞栓症1).〈トラメチニブとの併用時〉静脈血栓塞栓症(0.3%)。2).〈本剤単独投与時〉静脈血栓塞栓症(頻度不明)。11.1.6.脳血管障害1).〈トラメチニブとの併用時〉脳血管障害:脳出血(頻度不明)、脳血管発作(頻度不明)等の脳血管障害があらわれることがある。2).〈本剤単独投与時〉脳血管障害:脳出血(頻度不明)、脳血管発作(頻度不明)等の脳血管障害があらわれることがある。11.2.その他の副作用1).〈トラメチニブとの併用時〉①.〈トラメチニブとの併用時〉感染症:(1%~10%未満)毛包炎、膿疱性皮疹、(1%未満)蜂巣炎、尿路感染、鼻咽頭炎、爪囲炎。②.〈トラメチニブとの併用時〉血液:(1%~10%未満)好中球減少症、貧血、血小板減少症、白血球減少症。③.〈トラメチニブとの併用時〉代謝:(1%~10%未満)食欲減退、脱水、低ナトリウム血症、低リン酸血症、(1%未満)高血糖。④.〈トラメチニブとの併用時〉神経系:(10%以上)頭痛、(1%~10%未満)浮動性めまい。⑤.〈トラメチニブとの併用時〉眼:(1%~10%未満)霧視、ぶどう膜炎、(1%未満)視力障害、網膜色素上皮剥離、網脈絡膜症、網膜剥離、眼窩周囲浮腫。⑥.〈トラメチニブとの併用時〉心・血管:(1%~10%未満)高血圧、低血圧、出血(鼻出血、歯肉出血等)、(1%未満)リンパ浮腫、徐脈、QT間隔延長/QTc間隔延長、(頻度不明)心拍数減少。⑦.〈トラメチニブとの併用時〉呼吸器:(1%~10%未満)咳嗽、呼吸困難、(1%未満)肺臓炎、(頻度不明)間質性肺炎。⑧.〈トラメチニブとの併用時〉消化器:(10%以上)悪心、下痢、嘔吐、(1%~10%未満)便秘、腹痛、口内乾燥、口内炎、(1%未満)膵炎。⑨.〈トラメチニブとの併用時〉肝胆道系:(1%~10%未満)ALP増加、γ-GTP増加。⑩.〈トラメチニブとの併用時〉皮膚:(10%以上)発疹、皮膚乾燥、(1%~10%未満)皮膚そう痒症、ざ瘡様皮膚炎、紅斑、日光角化症、寝汗、皮膚過角化、脱毛症、手掌・足底発赤知覚不全症候群、皮膚病変、多汗症、脂肪織炎、皮膚亀裂、光線過敏症。⑪.〈トラメチニブとの併用時〉筋骨格系:(10%以上)関節痛、筋肉痛、(1%~10%未満)四肢痛、筋痙縮、血中CK増加、(1%未満)横紋筋融解症。⑫.〈トラメチニブとの併用時〉腎:(1%未満)腎炎、腎不全、尿細管間質性腎炎、急性腎障害。⑬.〈トラメチニブとの併用時〉全身:(10%以上)発熱(51.6%)、疲労、悪寒(30.1%)、無力症、(1%~10%未満)末梢性浮腫、インフルエンザ様疾患、粘膜炎症、(1%未満)顔面浮腫。⑭.〈トラメチニブとの併用時〉その他:(1%~10%未満)脂漏性角化症、(1%未満)乳頭腫、アクロコルドン、(頻度不明)過敏症。2).〈本剤単独投与時〉①.〈本剤単独投与時〉感染症:(1%~10%未満)鼻咽頭炎。②.〈本剤単独投与時〉代謝:(1%~10%未満)高血糖、食欲減退、低リン酸血症。③.〈本剤単独投与時〉神経系:(10%以上)頭痛。④.〈本剤単独投与時〉心・血管:(頻度不明)QT間隔延長/QTc間隔延長。⑤.〈本剤単独投与時〉眼:(頻度不明)ぶどう膜炎。⑥.〈本剤単独投与時〉呼吸器:(1%~10%未満)咳嗽。⑦.〈本剤単独投与時〉消化器:(1%~10%未満)悪心、嘔吐、下痢、便秘、(1%未満)膵炎。⑧.〈本剤単独投与時〉皮膚:(10%以上)発疹、皮膚過角化(34%)、脱毛症、手掌・足底発赤知覚不全症候群、(1%~10%未満)皮膚そう痒症、皮膚乾燥、日光角化症、皮膚病変、紅斑、光線過敏症、(頻度不明)脂肪織炎。⑨.〈本剤単独投与時〉筋骨格系:(10%以上)関節痛、(1%~10%未満)筋肉痛、四肢痛。⑩.〈本剤単独投与時〉腎:(頻度不明)腎不全、急性腎障害、尿細管間質性腎炎。⑪.〈本剤単独投与時〉全身:(10%以上)疲労、発熱、無力症、(1%~10%未満)悪寒、インフルエンザ様疾患。⑫.〈本剤単独投与時〉その他:(1%~10%未満)乳頭腫、アクロコルドン、脂漏性角化症、(頻度不明)過敏症。トラメチニブとの併用時の副作用は臨床試験(MEK115306試験、MEK116513試験、F2301試験及びE2201試験)に基づき記載した。本剤単独投与時の副作用は海外臨床試験(BRF113683試験)に基づき記載した。
18.1作用機序ダブラフェニブは、BRAF変異型(V600E、V600K及びV600D)のキナーゼ活性を阻害した。また、ダブラフェニブは、A375PF11細胞株を移植したマウスの腫瘍組織において、RAFシグナル経路下流のERKのリン酸化を阻害した。18.2抗腫瘍効果18.2.1Invitro(1)ダブラフェニブは、BRAFV600E変異型を発現するヒト悪性黒色腫由来細胞株(UACC‐257、SK‐MEL‐1、COLO‐829等)及びヒト非小細胞肺癌由来MV522細胞株、BRAFV600K変異型を発現するヒト悪性黒色腫由来細胞株(WW165、YUMAC、YULAC及びYUSIT1)並びにBRAFV600D変異型を発現するヒト悪性黒色腫由来WM‐115細胞株の増殖を抑制した。(2)ダブラフェニブを、MEK1及びMEK2阻害薬であるトラメチニブと併用することにより、UACC‐257、SK‐MEL‐1、COLO‐829、MV522細胞株等に対する増殖抑制作用は各薬剤単独処理と比較して増強した。18.2.2Invivoダブラフェニブは、BRAFV600E変異型を発現するヒト悪性黒色腫由来A375PF11細胞株を皮下移植したマウスにおいて、腫瘍増殖を抑制した。また、ダブラフェニブとトラメチニブを併用投与することにより、各薬剤単独投与と比較して腫瘍増殖抑制作用が増強した。
17.1有効性及び安全性に関する試験〈根治切除不能な悪性黒色腫〉17.1.1国内第I/II相臨床試験(MEK116885試験)BRAFV600E/K変異を有する注1)①進行固形癌患者(第I相パート)及び②根治切除不能な悪性黒色腫患者(第II相パート)(症例数:①6例及び②6例)を対象にダブラフェニブ(1回150mgを1日2回連日投与)とトラメチニブ(2mgを1日1回連日投与)を併用する第I/II相非盲検非対照試験を実施した。第II相パートにおける奏効率注2)は83%(5/6例)であった。副作用発現頻度は、100%(12/12例)であった。主な副作用は、発熱66.7%(8/12例)、AST増加及び末梢性浮腫各50.0%(6/12例)であった。注1)コンパニオン診断薬として製造販売承認されているTHxIDBRAFキットを用いて検査された。注2)RECIST(ver1.1)ガイドラインによる治験責任医師判定に基づく判定(CR+PR)17.1.2海外第III相臨床試験(MEK116513試験、COMBI‐v)BRAFV600E/K変異を有する注1)根治切除不能な悪性黒色腫患者704例を対象に、ダブラフェニブ(1回150mgを1日2回連日投与)とトラメチニブ(2mgを1日1回連日投与)を併用する群(併用療法群352例)とベムラフェニブ(1回960mgを1日2回連日投与)を投与する群(ベムラフェニブ群352例)と比較した第III相非盲検無作為化比較試験を実施した。全生存期間(OS)の中間解析において、ベムラフェニブ群と比較して併用療法群において統計学的に有意な延長が認められた[Kaplan‐Meier法で推定した中央値:併用療法群未到達、ベムラフェニブ群17.2ヵ月、ハザード比0.69(95%信頼区間:0.53-0.89)、層別log‐rank検定p=0.005]。全生存期間(OS)のKaplan‐Meier曲線(MEK116513試験ITT集団、2014年4月17日カットオフ)<<図省略>>トラメチニブとダブラフェニブ併用療法群における副作用発現頻度は、91%(320/350例)であった。主な副作用は、発熱47%(163/350例)、悪寒28%(98/350例)及び悪心23%(81/350例)であった。17.1.3海外第III相臨床試験(MEK115306試験、COMBI‐d)BRAFV600E/K変異を有する注1)根治切除不能な悪性黒色腫患者423例を対象に、ダブラフェニブ(1回150mgを1日2回連日投与)とトラメチニブ(2mgを1日1回連日投与)を併用する群(併用療法群211例)と、ダブラフェニブ(1回150mgを1日2回連日投与)を投与する群(単剤療法群212例)を比較した第III相二重盲検無作為化比較試験を実施した。無増悪生存期間(PFS)の解析において、単剤療法群と比較して併用療法群において統計学的に有意な延長が認められた[Kaplan‐Meier法で推定した中央値:併用療法群9.3ヵ月、単剤療法群8.8ヵ月、ハザード比0.75(95%信頼区間:0.57-0.99)、層別log‐rank検定p=0.035]。なお、OSの最終解析において、Kaplan‐Meier法で推定した中央値は併用療法群で25.1ヵ月、単剤療法群で18.7ヵ月であった[ハザード比0.71(95%信頼区間:0.55-0.92)]。トラメチニブとダブラフェニブ併用療法群における副作用発現頻度は、併用療法群では、86%(179/209例)であった。主な副作用は、発熱47%(98/209例)、悪寒27%(57/209例)及び疲労25%(52/209例)であった。単剤療法群では、88%(186/211例)であった。主な副作用は、過角化30%(63/211例)、疲労27%(56/211例)及び脱毛症25%(52/211例)であった。17.1.4海外第III相臨床試験(BRF113683試験、BREAK‐3)BRAFV600E変異を有する注3)根治切除不能な悪性黒色腫患者250例を対象に、ダブラフェニブ(1回150mgを1日2回連日投与)を投与する群(187例)とダカルバジン1,000mg/m2(体表面積)を3週毎に静脈内投与する群(63例)を比較した第III相非盲検無作為化比較試験を実施した。PFSの解析において、ダカルバジン群と比較してダブラフェニブ投与群における統計学的に有意な延長が認められた[Kaplan‐Meier法で推定した中央値:ダブラフェニブ投与群5.1ヵ月、ダカルバジン群2.7ヵ月、ハザード比0.30(95%信頼区間:0.18-0.51)、層別log‐rank検定p<0.0001]。無増悪生存期間(PFS)のKaplan‐Meier曲線(BRF113683試験ITT集団、2011年12月19日カットオフ)<<図省略>>ダブラフェニブ投与群における副作用発現頻度は、88%(164/187例)であった。主な副作用は、過角化34%(63/187例)、皮膚乳頭腫21%(40/187例)、脱毛症20%(37/187例)であった。注3)中央測定機関でResponseGenetics,Inc(RGI)IUOassayを用いて検査された。当該検査法との同等性が確認されたTHxIDBRAFキットがコンパニオン診断薬として製造販売承認されている。〈悪性黒色腫の術後補助療法〉17.1.5国際共同第III相臨床試験(F2301試験、COMBI‐AD)BRAFV600E/K変異を有する注1)再発ハイリスク(AmericanJointCommitteeonCancer(AJCC)MelanomaoftheSkinStagingversion7に基づく病期IIIa:リンパ節転移1mm超、IIIb、IIIc)の悪性黒色腫の術後患者870例(日本人患者5例を含む)を対象に、ダブラフェニブ(1回150mgを1日2回連日投与)とトラメチニブ(2mgを1日1回連日投与)を併用する群(併用療法群438例)とプラセボ群(432例)を比較した第III相二重盲検無作為化比較試験を実施した。併用療法もしくはプラセボの投与期間は12ヵ月間とした。無再発生存期間(RFS)の解析において、プラセボ群と比較して併用療法群において統計学的に有意な延長が認められた[Kaplan‐Meier法で推定したRFSの中央値:併用療法群未到達、プラセボ群16.6ヵ月、ハザード比0.47(95%信頼区間:0.39-0.58)、層別log‐rank検定p=1.53×10の-14乗]。無再発生存期間(RFS)のKaplan‐Meier曲線(2017年6月30日カットオフ)<<図省略>>トラメチニブとダブラフェニブ併用療法群における副作用発現頻度は、91.5%(398/435例(日本人患者3例を含む))であった。主な副作用は、発熱56.1%(244/435例)、疲労39.1%(170/435例)、悪寒35.6%(155/435例)であった。〈非小細胞肺癌〉17.1.6国際共同第II相臨床試験(E2201試験)BRAFV600E変異を有する注4)切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌患者を対象に、ダブラフェニブ(1回150mgを1日2回連日投与)とトラメチニブ(2mgを1日1回連日投与)の併用投与(①白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法歴のある患者57例(日本人患者1例を含む)、②化学療法歴のない患者36例)を検討する第II相非盲検非対照試験を実施した。奏効率注2)(%)はそれぞれ①63.2(95%信頼区間:49.3-75.6)及び②61.1(95%信頼区間:43.5-76.9)であった。トラメチニブとダブラフェニブ併用療法群における副作用発現頻度は、89.2%(83/93例(日本人患者1例を含む))であった。主な副作用は、発熱49.5%(46/93例)、悪心38.7%(36/93例)、嘔吐及び皮膚乾燥26.9%(25/93例)であった。注4)米国のClinicalLaboratoryImprovementAmendments(CLIA)認定又は同等と考えられる検査機関で任意の遺伝子検査法を用いて検査された。当該検査法との同等性が確認されたオンコマインDxTargetTestCDxシステムがコンパニオン診断薬等として製造販売承認されている。