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新型インフルエンザ、新型コロナ両パンデミックは世界人口動態にいかなる影響を及ぼしたか?(解説:山口佳寿博氏/田中希宇人氏)
2024/04/24 CLEAR!ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/clear/journal/58466
一般名 | アセチルシステイン液 |
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YJコード | 3929006S1049 |
剤型・規格 | 液剤・17.6%1mL |
薬価 | 91.50円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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新型インフルエンザ、新型コロナ両パンデミックは世界人口動態にいかなる影響を及ぼしたか?(解説:山口佳寿博氏/田中希宇人氏)
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2.
悪性黒色腫、個人情報を共有せずにAI診断は可能か?
2024/04/17 医療一般
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3.
日本人の喘息患者に睡眠時無呼吸が多く見られる
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統合失調症診断の指標となりえる唾液中ガレクチン3レベル
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冠動脈ステント内再狭窄、DCB vs.非コーティングバルーン/JAMA
2024/03/25 ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/journal/carenet/58276
アセトアミノフェン過量摂取時の解毒。
本剤又は本剤を希釈した液を、初回にアセチルシステインとして140mg/kg、次いでその4時間後から70mg/kgを4時間毎に17回、計18回経口投与する。経口投与が困難な場合は、胃管又は十二指腸管により投与する。投与後1時間以内に嘔吐した場合は、再度同量を投与する。<用法及び用量に関連する使用上の注意>1.アセトアミノフェン摂取後なるべく早期に投与を開始する(8時間以内が望ましいが、24時間以内であれば効果が認められることが報告されている)。2.本剤投与の要否は、次の全てを参考に決定する。1).アセトアミノフェンの血漿中濃度:添付文書末尾に記載したノモグラムにおいて、アセトアミノフェンの血漿中濃度がアセチルシステイン投与推奨ラインより上である場合に投与する(摂取後4時間までは血漿中濃度がピークとなっていないため、参考にならない)。2).アセトアミノフェンの摂取量:血漿中濃度が迅速に測定できない場合でも、アセトアミノフェンとして7.5g又は150mg/kg以上の摂取が疑われる場合には投与する。3).配合剤による中毒、薬剤の常用者、あるいは基礎疾患のある患者の場合:次の(1)~(3)に示す患者には、摂取量が前記1)、2)の目安以下であっても本剤の投与を考慮すべきである。(1).配合剤による中毒の場合、摂取量が目安以下であっても本剤の投与を考慮すべきである[エテンザミド、無水カフェイン、ブロムワレリル尿素とは相互作用によってアセトアミノフェンの毒性が強く発現するとの報告がある]。(2).カルバマゼピン服用中、イソニアジド服用中、フェノバルビタール服用中、フェニトイン服用中、リファンピシン服用中である場合、摂取量が目安以下であっても本剤の投与を考慮すべきである[カルバマゼピン、イソニアジド、フェノバルビタール、フェニトイン、リファンピシンとは肝薬物代謝酵素の誘導によってアセトアミノフェンの毒性が強く発現するとの報告がある]。(3).アセトアミノフェン常用者やアルコール常用者、肝疾患のある患者、絶食状態や低栄養状態が続いている患者には、摂取量が目安以下であっても本剤の投与を考慮すべきである[低用量でもグルタチオンの枯渇が生じる恐れがある]。3.「患者の体重と本剤投与量の対比」を参考に投与する。
(慎重投与)胃出血の危険性がある患者(食道静脈瘤、消化性潰瘍などの患者)[本剤の投与により嘔気、嘔吐が発現することがあるため、アセトアミノフェンによる肝毒性が発現する危険性が、上部胃腸管系出血の危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する]。(重要な基本的注意)1.必要に応じて、本剤投与の前に、催吐、胃洗浄、活性炭投与等を考慮する。なお、患者が意識障害の場合あるいは咽頭反射が抑制されている場合は、これらの処置の前に気道の確保と誤嚥防止を目的として、気管内チューブ(カフ付きが望ましい)を挿管する等の処置を行う。2.活性炭を投与した場合は、1時間以上経過してから本剤を投与し、活性炭を反復投与する場合は、本剤と2時間毎に交互に投与する[活性炭はinvitroで本剤を吸着することが確認されていることから、本剤の効力を減弱させる可能性がある]。3.本剤を希釈して投与すると嘔吐の悪化傾向を最小限に抑えることができる(なお、希釈はソフトドリンクで行う方が望ましい)。4.本剤を通常の使用量より多く投与すると、嘔吐を促進し、そのため期待する薬効が得られないことがある。5.本剤は、アセトアミノフェンの単回過剰摂取によって発症した急性の中毒には有効であるが、アセトアミノフェンの治療量以上を複数回投与して生じた中毒で、特に初回の過量摂取から24~48時間以上経過している場合、有効性は期待できないことが多い。6.肝機能障害患者では、健康成人と比較して本剤の血中濃度が高くなることが報告されている。7.本剤の使用後も、肝機能、腎機能、血糖、電解質等の臨床検査を必要に応じて行い、経過に注意する。8.本剤投与にも関わらず肝障害が重症化する場合は、血液濾過透析等、劇症肝不全に準じた強力な肝補助療法が必要となる(必要に応じて、早めに治療可能な施設に移送する)。(高齢者への投与)一般に高齢者では生理機能(肝機能等)が低下しているので、患者の状態を観察しながら投与する。(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中及び授乳中の投与に関する安全性は確立していない]。(参考)1.アセトアミノフェン中毒で、アセチルシステイン投与期間に胎児を出産した妊婦4例についてアセチルシステインの胎盤通過性が検討されており、アセチルシステインは生存胎児の臍帯血中及び死亡胎児の心臓血液中に存在し、ヒト胎盤を通過することが分かっている。母親は回復し、胎児においてアセチルシステインに関する毒性は認めなかったとの報告がある。2.妊娠ラットにアセチルシステインを経口投与して胎仔への移行を調べた結果、胎仔中の総アセチルシステイン濃度は母体血漿及び胎盤中の濃度より低く、アセチルシステインの胎仔移行は胎盤である程度阻止されていると推測されるとの報告がある。(小児等への投与)成人と同様に、「患者の体重と本剤投与量の対比」を参考に投与する。(過量投与)「重要な基本的注意4.」の項参照。(適用上の注意)1.投与経路:経口用にのみ使用する。2.使用後:開栓後の残液及び希釈後の液は保存して服用させない(廃棄する)。(患者の体重と本剤投与量の対比)1.体重20kg以上の患者の場合:次を参考に、本剤をそのまま、あるいはソフトドリンク(又は水)で希釈して投与する(希釈後の液は、アセチルシステイン濃度として約5%となる)。患者体重1kgあたり:[初回投与]本剤0.8mL、希釈液2.0mL、[継続投与]本剤0.4mL、希釈液1.0mL。患者体重105-109kg:[初回投与]本剤88mL、希釈液220mL、[継続投与]本剤44mL、希釈液110mL。患者体重100-104kg:[初回投与]本剤84mL、希釈液210mL、[継続投与]本剤42mL、希釈液105mL。患者体重95-99kg:[初回投与]本剤80mL、希釈液200mL、[継続投与]本剤40mL、希釈液100mL。患者体重90-94kg:[初回投与]本剤76mL、希釈液190mL、[継続投与]本剤38mL、希釈液95mL。患者体重85-89kg:[初回投与]本剤72mL、希釈液180mL、[継続投与]本剤36mL、希釈液90mL。患者体重80-84kg:[初回投与]本剤68mL、希釈液170mL、[継続投与]本剤34mL、希釈液85mL。患者体重75-79kg:[初回投与]本剤64mL、希釈液160mL、[継続投与]本剤32mL、希釈液80mL。患者体重70-74kg:[初回投与]本剤60mL、希釈液150mL、[継続投与]本剤30mL、希釈液75mL。患者体重65-69kg:[初回投与]本剤56mL、希釈液140mL、[継続投与]本剤28mL、希釈液70mL。患者体重60-64kg:[初回投与]本剤52mL、希釈液130mL、[継続投与]本剤26mL、希釈液65mL。患者体重55-59kg:[初回投与]本剤48mL、希釈液120mL、[継続投与]本剤24mL、希釈液60mL。患者体重50-54kg:[初回投与]本剤44mL、希釈液110mL、[継続投与]本剤22mL、希釈液55mL。患者体重45-49kg:[初回投与]本剤40mL、希釈液100mL、[継続投与]本剤20mL、希釈液50mL。患者体重40-44kg:[初回投与]本剤36mL、希釈液90mL、[継続投与]本剤18mL、希釈液45mL。患者体重35-39kg:[初回投与]本剤32mL、希釈液80mL、[継続投与]本剤16mL、希釈液40mL。患者体重30-34kg:[初回投与]本剤28mL、希釈液70mL、[継続投与]本剤14mL、希釈液35mL。患者体重25-29kg:[初回投与]本剤24mL、希釈液60mL、[継続投与]本剤12mL、希釈液30mL。患者体重20-24kg:[初回投与]本剤20mL、希釈液50mL、[継続投与]本剤10mL、希釈液25mL。2.体重20kg未満の患者の場合:次より本剤の投与量を算出し、そのまま、あるいはソフトドリンク(又は水)で希釈して投与する(希釈後の液は、アセチルシステイン濃度として約5%となる)。患者体重1kgあたり:[初回投与]本剤0.8mL、希釈液2.0mL、[継続投与]本剤0.4mL、希釈液1.0mL。(取扱い上の注意)使用期限内であっても、開栓後は速やかに使用する。
使用成績調査での総症例96例中13例(13.54%)に副作用が認められた。主な副作用は、嘔気4件(4.17%)、嘔吐3件(3.13%)であった(再審査終了時)。1.重大な副作用アナフィラキシー様症状(頻度不明)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、舌腫脹、紅斑、血管浮腫等の異常が認められた場合には、必要に応じ投与を中止し、適切な処置を行う。2.その他の副作用:次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ、投与を中止するなど適切な処置を行う。1).過敏症:(頻度不明)発疹(ときには発熱を伴う)、蕁麻疹等のアレルギー症状。2).消化器:(0.1~5%未満)嘔気、嘔吐。3).その他:(頻度不明)スルフヘモグロビン血症。
作用機序アセトアミノフェンは、経口投与後速やかに消化管から吸収され、尿中における代謝物は、その大部分がグルクロン酸抱合体(49~54%)と硫酸抱合体(28~33%)であり、2~3%は代謝されずアセトアミノフェンとして存在する。また、およそ15%はチトクロームP450代謝経路に入り、代謝産物としてN‐アセチル‐p‐ベンゾキノンイミン(NAPQI)及び3‐ヒドロキシアセトアミノフェンを生じる。アセトアミノフェン中毒における肝障害、腎障害は、NAPQIが引き起こすとされている。NAPQIはグルタチオン抱合反応によって代謝され、メルカプツール酸として尿中に排泄されるが、アセトアミノフェンの大量服用によってNAPQIが過剰産生されると、グルタチオンが枯渇するとされている。アセチルシステインはグルタチオンの前駆物質として働き、解毒作用を示すと考えられている。
参考情報:海外臨床成績(1)アセトアミノフェン過量摂取後24時間以内で、①血漿中アセトアミノフェン濃度が、アセチルシステイン投与推奨ライン注1)よりも上の患者、あるいは②血漿中アセトアミノフェン濃度が測定されていない場合、推定アセトアミノフェン摂取量が成人で7.5g以上、小児で140mg/kg以上の患者2,540例に対し、アセチルシステインを初回に140mg/kg、その4時間後から70mg/kgを4時間毎に17回、経口あるいは経胃・経十二指腸投与注2)した結果の概要は次のとおりであった。・アセトアミノフェンの初期の血中濃度がprobable‐riskライン注1)よりも上の患者1,462例において、アセチルシステインの投与を開始するまでの時間毎の重症肝障害(AST又はALTが1,000IU以上)発現率は次表のとおりで、アセトアミノフェン摂取10時間以内にアセチルシステインの投与を開始すると、投与開始時の血中アセトアミノフェン濃度に関わらず肝障害の予防効果が認められ、投与が遅れるに従って効果は減弱した。--------------------------表開始--------------------------アセチルシステインの投与を開始するまでの時間(hr)重症肝障害発現率(%)probable‐risk群注3)high‐risk群注3)0-106.1(32/527)8.3(17/206)10-2426.4(247/935)34.4(199/578)16-24-41.0(116/283)注3)アセトアミノフェンの初期の血中濃度が、probable‐riskラインよりも上の群を「probable‐risk群」、同様にhigh‐riskラインよりも上の群を「high‐risk群」とした。probable‐risk群はhigh‐risk群の患者を含む。--------------------------表終了--------------------------・アセトアミノフェン過量摂取後アセチルシステインの投与を開始するまでの時間と肝障害との関連について、投与開始までの時間を4時間毎に検討した結果、8時間以内に投与を開始した患者では重症肝障害の発現頻度は低く、投与開始までの時間が長くなるにつれて肝障害の発現頻度が有意に増加することが確認されたが、16~20時間以内群と20~24時間以内群では有意差は認められなかった。なお、8時間以内に投与を開始した患者では、血漿中アセトアミノフェン濃度の増加に伴って肝障害の程度が増大する傾向は認められなかった。・死亡率は0.43%(11/2,540)であり、アセチルシステイン投与推奨ラインよりも上の群では0.54%(11/2,023)、probable‐risk群では0.68%(10/1,462)、high‐risk群では1.28%(10/784)、また、このhigh‐risk群の中でさらにアセトアミノフェン摂取後16時間以降に治療が開始された群では3.18%(9/283)であった。(2)大量のアセトアミノフェンを摂取した可能性のある6歳未満の417例(生後14日~5歳、男児220例、女児197例)において、アセチルシステインの投与及び肝毒性発現状況は次のとおりであった。・血漿中アセトアミノフェン濃度がprobable‐riskライン注1)よりも上の患者55例中43例、残る362例中59例、計102例にはアセチルシステインが全コース(初回に140mg/kg、その4時間後から70mg/kgを4時間毎に計16回以上)経口投与された。全コースの投与を受けなかった患者のアセチルシステインの投与回数は0~15回であった。・アセチルシステインが全コース経口投与された患者において、投与期間中に報告された副作用は嘔吐のみで、その発現頻度は散発的であった。・417例中3例に肝毒性反応(血清ASTが1,000IU以上)が認められた。この3例はいずれも血漿中アセトアミノフェン濃度がアセチルシステイン投与推奨ラインよりも上の患者で、アセトアミノフェン摂取後16時間を過ぎてからアセチルシステインの投与を受けた患者であった。・417例中入院した患者は全て肝異常のない状態で退院し、死亡例はなかった。注1)本添付文書末尾のノモグラム参照注2)投与後1時間以内に嘔吐した場合は、同量を再投与した。