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一般名 | グルタチオン注射用 |
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YJコード | 3922400D1060 |
剤型・規格 | 散剤・100mg1管 |
薬価 | 73.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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1.薬物中毒、アセトン血性嘔吐症(自家中毒、周期性嘔吐症)。2.慢性肝疾患における肝機能の改善。3.急性湿疹、慢性湿疹、皮膚炎、蕁麻疹、リール黒皮症、肝斑、炎症後の色素沈着。4.妊娠悪阻、妊娠高血圧症候群。5.角膜損傷の治癒促進。6.放射線療法による白血球減少症、放射線宿酔、放射線による口腔粘膜の炎症。
グルタチオンとして1回100~200mgを溶解液にて溶解し1日1回筋肉内又は静脈内に注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
(適用上の注意)1.筋肉内注射時:筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、次記の点に注意する。1).筋肉内注射時神経走行部位を避けるよう注意する。2).筋肉内注射時、繰り返し注射する場合には、例えば左右交互に注射するなど、注射部位をかえて行う。3).注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射する。2.調製時1).本品は、ワンポイントカットアンプルであるが、アンプルカット部分をエタノール綿等で清拭してからカットすることが望ましい。2).溶解後直ちに使用する。
総症例数6,522例(非経口投与4,772例、経口投与1,750例)のうち、副作用が報告されたものは、24例(0.4%)で、食欲不振、悪心・嘔吐、発疹等が主なものであった。なお、静脈内注射時にアナフィラキシー様症状が現れたとの報告がある。1.重大な副作用アナフィラキシー様症状(0.1%未満):アナフィラキシー様症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、顔面蒼白、血圧低下、脈拍異常等の症状が現れた場合には、投与を中止する。2.その他の副作用1).過敏症:(0.1%未満)発疹等[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。2).消化器:(0.1%未満)食欲不振、悪心・嘔吐等。
1.薬理作用(1)中毒グルタチオンは、ラットのメチル水銀中毒、ヒトの鉛中毒、ヒトの有機燐剤中毒、マウス及びラットの亜硫酸ガス中毒を改善する。(2)肝障害に対する作用グルタチオンは、ラットの四塩化炭素肝障害及びエチオナミド脂肝を改善し、マウスのアセトアミノフェン肝障害及び家兎のハローセン肝障害を改善することが報告されている。(3)放射線障害に対する効果グルタチオンは、マウス及びラットにおいて放射線障害を防止する。(4)皮膚障害に対する作用グルタチオンは、invitroにおいてヒスタミン遊離を抑制し、家兎の実験的皮膚炎を改善する。また、invitroにおいて、メラニン生成阻害作用が報告されている。(5)眼障害に対する作用グルタチオンは家兎のアレルギー性角膜炎を改善することが報告されている。2.作用機序グルタチオンの生物学的な活性は、作用機構の面からSH基の酸化還元反応が関与する反応と、酸化還元反応とは無関係に関与する反応とに大別され、後者は、助酵素的な役割を果たす反応、メルカプツール酸の生成及びその他の解毒機構への関与、SH酵素又はその他の細胞成分の保護あるいは活性化、細胞分裂・細胞の増殖等における何らかの役割を果たすとされている。
国内で実施された臨床試験成績の概要は次記の通りである。(国内発表文献集計による。)--------------------------表開始--------------------------疾患名有効率(やや有効以上)中毒(薬物中毒、自家中毒、農薬中毒、金属中毒等)90.6%(174/192)肝疾患慢性肝炎等76.8%(929/1,210)慢性肝疾患に対する比較試験の結果、肝機能改善効果が認められた。皮膚疾患急・慢性湿疹、蕁麻疹、皮膚炎等アレルギー性皮膚炎78.8%(510/647)肝斑など色素沈着症59.6%(87/146)妊娠中毒(妊娠悪阻、晩期妊娠中毒症)84.9%(214/252)眼疾患(角膜疾患)86.5%(96/111)放射線障害比較試験の結果、子宮頸癌、頭頸部腫瘍における放射線療法の副作用を防止する効果が認められた。--------------------------表終了--------------------------