旬レポ!“キーワード”~がん臨床現場の道しるべに~

  • 公開日:2013/02/28
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がん診療は診断、治療、ケアと幅広い要素が必要となります。そのような中、より上質の診療を実現するためには、「ヒト」だけでな「モノ」が大きく影響します。

旬レポ!「キーワード」では、今後のがん診療の参考になるであろう活動をされている「ヒト」や今後のがん診療に重要な位置付けとなるであろう「モノ」を取り上げ、明日からのがん診療に役立つ情報としてお届けします。

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昨年末発売された新たな制吐剤バッグ製剤と骨髄腫治療薬に対し、臨床でのメリットと有効活用方法を、がん研有明病院畠清彦氏に聞いた。

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2012.05

続々と医療現場に導入される分子標的薬。がんに発現している分子だけ狙いを定めがん細胞だけを叩くというコンセプトで開発された。しかしながら、選択性は高くなったものの、まだ正常細胞にも障害をおよぼすことがある。

なかでも実地医家で問題となるのは皮膚障害である。この皮膚障害、皮膚科医にとっても未知の病態が多いという。そのような中、現状の皮膚障害対策はどのようなものか、また皮膚科医のアンケート結果を交え皮膚科医はどうのように対処すべきかを紹介する。

2012.03

がんの進行あるいは治療の合併症には、西洋薬だけでは対応できない事象が多い。そのため、漢方薬への注目は高まりつつある。しかし、その使用にあたっては、十分なデータが蓄積されるまで慎重な姿勢を示す医療者は多い。

そんな中、漢方薬のエビデンスが国内および海外で発表されつつある。がん領域における注目すべき漢方薬の最新情報を、厚労科研費第3次対がん総合戦略研究事業「がん治療の副作用軽減ならびにがん患者のQOL向上のための漢方薬の臨床応用とその作用機構の解明」研究班の研究代表者である上園保仁氏に聞いた。

2011.11

内視鏡検査は医療機関に出向いて受けるもの。そういう概念が定着して久しい。しかしながら、在宅医療や老人施設では受診したくてもできないという患者は少なくない。

その問題点をシンプルな内視鏡ビデオカメラシステムが解決しようとしている。

2011.08

抗がん剤被曝。2004年に発表されたNIOSH「米国労働安全衛生研究所」の警告では、「医療環境において、抗がん剤など危険性医薬品を使用したり、あるいはそのそばで作業することは、皮膚発疹、不妊症、流産、先天性障害、および場合によっては白血病その他のがんを発症するおそれがある」※としている。さらに、抗がん剤被曝は調製者だけでなく他の医療者、患者にまで及ぶといわれている。

そのような中、2010年4月から、閉鎖式混合調製システムが保険適用となった。しかしながら、まだ閉鎖式システムを採用している施設は多いとはいえない。

抗がん剤被曝についての第一人者である埼玉県立がんセンター薬剤部の中山季昭氏に、抗がん剤被曝の危険性と閉鎖式混合調製システムの有効な使い方について聞いた。

※ 日本病院薬剤師会学術第3小委員会作成 NIOSH Alert訳

2011.04

今回の震災にあたり、時間の経過とともに、急性期から亜急性期・慢性期に対する医療の問題がクローズアップされてきている。がん治療も生存期間の延長により慢性期医療の側面が濃くなっており、例外ではない。なかでも、抗がん剤治療については術後補助療法、再発転移治療ともに医薬品の流通が良好ではない被災地では大きな問題を抱えている。このような状況のなか解決策はあるのか、がん薬物療法のスペシャリストがん研有明病院化学療法科の畠清彦氏に聞いた。

2010.10

口腔粘膜炎を代表とする口腔トラブルは、がん化学療法、放射線療法、手術、さらにはがん終末期など、がん治療全般に高頻度に発生する有害事象である。がん治療の数やバリエーションが増加するなか、口腔内合併症に悩む患者は確実に増加している。口腔トラブルは患者の苦痛だけでなく、誤嚥性肺炎のリスク増加、全身状態の悪化、それらによる治療への支障を引き起こすともいわれる。

2010.09

がん医療の均てん化が推進され、地方都市の拠点病院ではさまざまな創意工夫と努力によって、がん治療のレベルアップが図られている。その切り札の1つとなっているのがチーム医療の充実だ。なかでも薬物療法で果たす薬剤師の役割に期待が寄せられている。約250床の“非”がん診療連携拠点病院 霧島市立医師会医療センター薬剤部の先駆的な事例を紹介する。

2012.03

皮下埋込型CVポートは、カテーテルによってCV(中心静脈)へ薬剤を注入するための医療機器である。皮下に埋め込むために簡単な外科手術が必要だが、利点も多い。その利点を生かしつつ、皮下埋込型CVポート(以下「ポート」と略)を安全に活用するための方法について、リーディングカンパニーである 株式会社メディコン 開発本部 船山厚氏に聞いた。

2009.12

第47回日本癌治療学会学術集会にて、(財)パブリックヘルスリサーチセンターJPOP委員会は、NPO法人日本臨床研究支援ユニットがん電話情報センター、国立がんセンターがん対策情報センター共催で「がん患者向け情報は適切か、充分か?―より良い患者・医療者関係のためのコミュニケーションを目指して―」と題するランチョンセミナーを開催した。

2009.12

インターネットの時代となって、健康・医療に関する情報があふれるようになった。また、それらの情報には簡単にアクセスできるが、本当に信頼できるものはきわめて少ない。このような状況において(財)パブリックヘルスリサーチセンターが、創立20周年を期に一般市民に対して正しい医療情報を発信するためのモデル事業として発足させたJapan Public Outreach Program(JPOP)、その一環として患者の生の声を伝えるJPOP-VOICEの活動が、注目されている。そこで、JPOP委員会代表で東京大学大学院医学系研究科教授の大橋靖雄氏に、JPOP-VOICEをはじめとするJPOP活動の目的と概要、その意義、これからの展開などについて語っていただいた。

2009.11

がん患者は免疫力が低下しているため感染症に罹患しやすい。診断も難しく、治療への反応性も低い。がん患者の感染症への対策は特別な配慮が必要なのだが、その専門部署として、静岡がんセンターでは感染症科を設置している。同科の活動について、大曲貴夫部長に聞いた。

2009.10

がん患者は免疫力が低下しているため感染症に罹患しやすい。診断も難しく、治療への反応性も低い。がん患者の感染症への対策は特別な配慮が必要なのだが、その専門部署として、静岡がんセンターでは感染症科を設置している。同科の活動について、大曲貴夫部長に聞いた。

2009.10

がん罹患後の抑うつ(大うつ病、適応障害)の有病率は10~40%。一時的なものを含めるとおよそ2人に1人のがん患者さんが精神障害を呈するといわれる。

しかし、がん患者さんの心のケアはまだ十分とはいえず、また悪い知らせを伝えるコミュニケーション技術の普及も十分とはいえない。がん対策推進基本計画にも「告知の際のがん患者に対する特段の配慮が必要であることから、医師のコミュニケーション技術の向上に努める」ことが盛り込まれている。

このような中、日本のがん治療医やスタッフがすべきことは何なのか?日本サイコオンコロジー学会理事長である国立がんセンター東病院精神腫瘍学開発部の内富庸介先生に伺った。

2009.10

「桜新町濱岡ブレストクリニック」は聖路加国際病院と乳がん検診、診療を協力して行ってゆくクリニックとして、2009年4月にオープンした。飽和状態にある聖路加国際病院の外来患者を、信頼できる連携医療機関に分散させていこうとする連携クリニックとして登録されている。しかし、それだけではなく、地域にも広く門を開き、診断から術後補助療法、安定期の治療まで、入院を必要とするもの以外の乳がん医療を一貫して提供できる新しいタイプの乳腺専門クリニックとしてスタートした。濱岡剛院長にその企画意図、成果、課題などについて伺った。

2009.09

がんの化学療法、特に大腸がんの標準療法では、インフューザーポンプは重要な役割を果たしている。針も含めて種々のタイプがあるが、質の高いがん化学療法を提供するためには、最新の知識が欠かせないといえよう。

今回は、インフューザーポンプのリーディングカンパニーであるバクスター株式会社で伺ったその適切な導入と使用法についてレポートする。

2009.08

欧米では乳癌の死亡率、罹患率が減少傾向に転じた。その背景には検診受診率の高さとバイオロジーを重視した術後補助療法の進歩があるようだ。

一方、日本ではまだ乳癌の罹患率、死亡数ともに年々増加している。熊本市民病院で豊富な症例を経験し、また日本乳癌学会教育・研修委員会委員長として若手育成に励んでいる西村令喜先生に、乳癌治療の現状を伺った。

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