「痛み」の種類に応じた治療の重要性~全国47都道府県9,400人を対象とした実態調査~ 痛みとは本来、危険な外的刺激から身を守ったり、身体の異常を感知したりするなど、生命活動に必要なシグナルである。しかし、必要以上の痛みや原因のない痛みは防御機能として作用しないばかりか、健康や身体機能を損なう要因となるため、原因となる疾患の治療に加えて痛みのコントロールが必要となる。
高用量ビタミンD摂取、65歳以上の骨折リスクを低減 メタ解析の結果、65歳以上高齢者の高用量ビタミンD摂取(毎日≧800 IU)は、大腿骨頸部骨折およびあらゆる非椎体骨折の予防に多少ではあるが有望であることが示された。スイス・チューリッヒ大学のHeike A. Bischoff-Ferrari氏らによる解析結果で、「居住場所、年齢、性別とは独立して骨折リスクを低減する可能性があることが示された」と報告している。ビタミンD摂取と骨折の減少についてこれまでのメタ解析の結果は一貫していない。Bischoff-Ferrari氏らは、11の二重盲検無作為化比較試験の被験者を対象に解析を行った。NEJM誌2012年7月5日号掲載報告より。
ひざの痛みの原因と治療に対する3つの誤解とは? 科研製薬株式会社と生化学工業株式会社が共同で運営している変形性ひざ関節症の疾患啓発サイト「ひざ科学研究所」(http://www.hizaken.com)は、「ひざの痛みと対処法に関するアンケート調査」の結果を発表した。アンケートの結果から、ひざの痛みの原因や治療に関してさまざまな誤解があることが明らかになった。
変形性ひざ関節症の疾患啓発サイト「ひざ科学研究所」開設 科研製薬株式会社と生化学工業株式会社は10日、ひざの痛みの予防と改善を目指し、変形性ひざ関節症の疾患啓発サイト「ひざ科学研究所」(http://www.hizaken.com)を開設した。
高齢の母親が訴える腰痛に、骨折の恐れがあることを知らない女性は7割もいる 日本イーライリリー株式会社は6日、高齢の母親をもつ45歳から60歳代の女性4,700名(47都道府県から各100名ずつ)を対象に行った、母親の健康と介護に関するインターネット調査の結果を発表した。調査は2012年6月9日~10日に、インターネット上で行われた。
日本人対象のテリパラチド週1回皮下注射の有用性(TOWER試験) テリパラチドは骨折の危険性の高い骨粗鬆症患者に対し使用することで、骨形成と骨量増加を促す薬剤である。産業医科大学などの研究グループにより、テリパラチド56.5μg、週1回皮下注射によって骨折リスクが低下することが報告された。The Journal of clinical endocrinology and metabolism誌オンライン版2012年6月20日報告。
MTX抵抗性関節リウマチに対する生物学的製剤のアドオン治療2年後の結果:Swefot試験 メトトレキサート(MTX)抵抗性の関節リウマチ(RA)患者では、生物学的製剤インフリキシマブ(商品名:レミケード)の追加治療は、従来の疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)の追加治療に比べ2年後の手足の画像所見が良好なことが、スウェーデン・カロリンスカ研究所のRonald F van Vollenhoven氏らが進めるSwefot試験のフォローアップ解析で示された。同試験の治療1年後の解析で確認された同薬追加による臨床アウトカムの改善効果は、2年後にはみられなかった。Lancet誌2012年5月5日号(オンライン版2012年3月29日号)掲載の報告。
骨粗鬆症治療剤 注射用テリパラチド酢酸塩(商品名:テリボン) 2011年11月、骨折の危険性の高い骨粗鬆症を適応とするテリパラチド酢酸塩(商品名:テリボン)が発売された。本剤は骨形成促進作用を有するヒト副甲状腺ホルモン製剤である。
クリオピリン関連周期性症候群(CAPS)治療薬 カナキヌマブ 2011年9月、カナキヌマブ(商品名:イラリス)がクリオピリン関連周期性症候群(CAPS)の適応を国内で初めて取得した。 この承認にあたり2011年11月8日(火)に「ノバルティスファーマ・メディアフォーラム」が開催された。演者の横田俊平氏(横浜市立大学大学院 医学研究科 発生成育小児医療学 教授)、および「CAPS患者・家族の会」代表を務める利根川聡氏の講演内容をレポートする。
関節リウマチ治療薬 ゴリムマブ(商品名:シンポニー) 2011年7月、既存治療効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)を適応症とした関節リウマチ治療薬ゴリムマブ(商品名:シンポニー)の製造販売が承認された。