心房細動ターゲットはマーシャル静脈? VENUS試験を追う(解説:香坂 俊 氏)-1324

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2020/12/03

本記事のコメンテーター

香坂 俊( こうさか しゅん ) 氏

慶應義塾大学 循環器内科 准教授

J-CLEAR評議員

持続性の心房細動(AF)では、カテーテルによるアブレーション(肺静脈隔離術)はいまだ満足のいく成績を残せていない。発作性AFでは成功率90%に達するとされているのに対し、持続性AFでの成功率は50~60%程度にとどまる。こうした持続性AFに対するアブレーションでは歴史的にさまざまな工夫がなされてきたが、その方向は主に電位的マッピングを用いてより精密かつ複雑に手技を行うという方向に向かっていた。しかし、今回のこ…

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本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。