第186回 手術不要の狙いどおりの脳深部刺激がヒトに初めて施された 最終更新:2023/10/24 手術で脳内に移植した電極による脳深部刺激は、パーキンソン病や強迫性障害の治療に用いられています。今回、手術不要の電極で脳の奥深くのみを刺激することで、被験者の記憶機能が改善したことが報告されました。
第185回 ヘモグロビンの血液外での働きが判明~軟骨細胞が生き延びるのに必要 最終更新:2023/10/17 ヘモグロビンは赤血球の中にあり、酸素を運ぶ役割がよく知られていますが、赤血球以外あるいは血液外での働きはよくわかっていませんでした。今回、ヘモグロビンの赤血球以外での働きの1つが突き止められました。
第184回 熟睡を促す音刺激で心機能が向上しうる 最終更新:2023/10/10 軽度認知障害患者の睡眠中にピンクノイズというかすかな音を流したところ記憶検査成績が改善したという報告があります。今回、そのピンクノイズが心臓機能の改善効果も有する可能性が新たな試験で示されました。
第183回 認知症を阻止するらしい神経細胞2種類を同定 最終更新:2023/10/03 脳のアミロイド蓄積があっても、認知機能を維持して認知症になりにくくする神経細胞2種類が同定されました。その神経細胞が死なないようにすることで、アルツハイマー病の新たな治療が開発されるかもしれません。
第182回 コロナ入院患者の6割が数ヵ月後のMRI検査で複数臓器に異常あり 最終更新:2023/09/26 コロナ入院患者の61%が約半年後もMRI検査で複数臓器の異常を呈していることが報告されました。異常の生じやすい臓器とは?重症患者を検査することで治療が改善し、回復を早める可能性があるかもしれません。
第181回 コロナ起源の結論を賄賂でねじ曲げたと米国CIA職員が密告 最終更新:2023/09/19 くすぶり続ける新型コロナの起源問題。米国議会の委員会によると、武漢の研究所が起源という米国中央情報局(CIA)解析担当官6人の結論がほかでもないCIAからの袖の下によって変えさせられたという密告が…。
第180回 エビやキノコなどの食物繊維キチンは肥満を生じ難くする/GLP-1薬セマグルチドが1型糖尿病にも有効らしい 最終更新:2023/09/12 エビやカニ、キノコなどに含まれる食物繊維キチンによって、高脂肪食を摂取しても肥満になりにくい可能性が報告されました。また、GLP-1薬セマグルチドの1型糖尿病に対する有効性も紹介します。
第179回 血液凝固タンパク質2つがコロナ感染後の脳の不調と関連 最終更新:2023/09/05 脳のもやもや(brain fog)はCOVID-19罹患後症状の1つとしてよく知られています。今回、ある2つのタンパク質と感染から半年および1年時点のbrain fogとの関連が大規模試験で認められました。
第178回 老化に伴う難聴を脳のコレステロール補強で防ぎうる 最終更新:2023/08/29 難聴は聞こえないという不便さ以外にも、認知機能低下などの問題と関連しています。今回、老化と関連する難聴が、脳のコレステロール補強によって防ぐことができる可能性が報告されました。意外に手軽な方法とは?
第177回 血小板因子が脳を若返らせる 最終更新:2023/08/22 過去の研究において、若いマウスの血漿を老いたマウスに投与すると、認知機能障害が改善し、学習や記憶が向上したことが報告されました。今回、脳の若返り因子の探索の結果、ある1つの成分が突き止められました。