1.
急性期広範囲脳梗塞に対する血管内治療の検証(解説:中川原譲二氏)
2023/04/19 CLEAR!ジャーナル四天王
急性期広範囲脳梗塞に対する血管内治療の検証(解説:中川原譲二氏)
https://www.carenet.com/news/clear/journal/56263
一般名 | ウロキナーゼ注射用 |
---|---|
YJコード | 3954400D5043 |
剤型・規格 | 散剤・120,000単位1瓶 |
薬価 | 8575.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
|
1.
急性期広範囲脳梗塞に対する血管内治療の検証(解説:中川原譲二氏)
2023/04/19 CLEAR!ジャーナル四天王
急性期広範囲脳梗塞に対する血管内治療の検証(解説:中川原譲二氏)
https://www.carenet.com/news/clear/journal/56263
2.
第159回 アルツハイマー病行動障害の初の承認薬誕生近し?/コロナ肺炎患者への欧米認可薬の効果示せず
2023/04/18 バイオの火曜日
第159回 アルツハイマー病行動障害の初の承認薬誕生近し?/コロナ肺炎患者への欧米認可薬の効果示せず
https://www.carenet.com/hihyotue/159.html
3.
線溶薬を変えても結果は変わらないかな?(解説:後藤信哉氏)
2023/03/01 CLEAR!ジャーナル四天王
線溶薬を変えても結果は変わらないかな?(解説:後藤信哉氏)
https://www.carenet.com/news/clear/journal/55989
4.
広範囲脳梗塞にも24h以内の血管内治療が有効/NEJM
2023/02/28 ジャーナル四天王
広範囲脳梗塞にも24h以内の血管内治療が有効/NEJM
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/56007
5.
脳卒中治療は心筋梗塞治療の後追いをしているね(解説:後藤信哉氏)
2023/02/27 CLEAR!ジャーナル四天王
脳卒中治療は心筋梗塞治療の後追いをしているね(解説:後藤信哉氏)
https://www.carenet.com/news/clear/journal/55988
急性心筋梗塞における冠動脈血栓の溶解(発症後6時間以内)。
本剤120000単位を20mLの日本薬局方生理食塩液又は日本薬局方ブドウ糖注射液に溶解(6000単位/mL)し、ウロキナーゼとして480000~960000単位を24000単位/4mL/分で冠状動脈内に注入する。なお、症状により適宜増減する。<用法・用量に関連する使用上の注意>本剤は発症から6時間以内に投与を開始する。
(禁忌)1.出血している患者:消化管出血、尿路出血、後腹膜出血、頭蓋内出血、喀血[出血を助長し、止血が困難になる恐れがある]。2.2カ月以内に頭蓋内手術又は2カ月以内に頭蓋内障害あるいは2カ月以内に脊髄手術又は2カ月以内に脊髄障害を受けた患者[出血を惹起し、止血が困難になる恐れがある]。3.頭蓋内腫瘍、動静脈奇形、動脈瘤のある患者[出血を惹起し、止血が困難になる恐れがある]。4.出血性素因のある患者[出血を惹起し、止血が困難になる恐れがある]。5.重篤な高血圧症患者[出血を惹起し、止血が困難になる恐れがある]。6.デフィブロチドナトリウム投与中の患者。(慎重投与)1.高齢者<特に75歳以上>の患者。2.大手術後10日以内、臓器生検後10日以内、血管穿刺後10日以内(動注療法後10日以内、動脈穿刺後10日以内等)、日の浅い患者[出血を惹起する恐れがある]。3.外傷後10日以内、日の浅い患者[出血を惹起する恐れがある]。4.脳血管障害の既往歴のある患者[出血を惹起する恐れがある]。5.消化管潰瘍、消化管憩室炎、大腸炎のある患者[出血を惹起する恐れがある]。6.活動性結核のある患者[出血を惹起する恐れがある]。7.月経期間中又は分娩後10日以内・流早産後10日以内、日の浅い患者[出血を惹起する恐れがある]。8.糖尿病性出血性網膜症又は他の出血性眼疾患のある患者[出血を惹起する恐れがある]。9.左心房内血栓の疑いのある患者(心房細動を伴う僧帽弁狭窄症患者等)、亜急性細菌性心内膜炎又は急性心膜炎のある患者[脳塞栓を惹起する恐れがある]。10.重篤な肝障害、重篤な腎障害のある患者[代謝、排泄能の低下により、本剤の作用が増強することがある]。11.血液凝固阻止作用を有する薬剤投与中、血小板凝集抑制作用を有する薬剤投与中又は他の血栓溶解剤投与中の患者。12.本剤又は組織培養ウロキナーゼに対して過敏症の既往歴のある患者。13.ゼラチン含有製剤に対して過敏症又はゼラチン含有の食品に対して過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)1.本剤による治療は適切な救急体制のもと、血行動態等を十分観察しながら行う。2.デフィブロチドナトリウム投与後24時間以内は本剤を投与しないことが望ましい。3.本剤投与後24時間以内はデフィブロチドナトリウムを投与しない。4.本剤の投与並びに本剤と血液凝固阻止作用を有する薬剤、血小板凝集抑制作用を有する薬剤又は他の血栓溶解剤との併用により出血の危険性が増大するので、出血の有無を十分確認するとともに頻回に血液凝固能(出血時間、プロトロンビン時間等)等の血液検査、臨床症状の観察を行い、なお、出血症状が現れた場合には適切な処置を行う。また、他の血栓溶解剤において、75歳以上の高齢者では特に脳出血の危険性が高まるとの報告があるので、投与に際しては十分注意する。5.冠状動脈内血栓の溶解にて血流が再開通することにより、不整脈が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には直ちに適切な処置を行う。6.本剤の投与開始後に心破裂が起こることがあるので、十分に注意する。7.本剤は賦形剤として精製ゼラチンを含有しており、ゼラチン含有製剤の投与により、ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、口唇浮腫、喉頭浮腫等)が現れたとの報告があるので、問診を十分に行い、投与後は観察を十分に行う。(相互作用)1.併用禁忌:肝類洞閉塞症候群治療剤(デフィブロチドナトリウム<デファイテリオ静注>)[出血の危険性が増大する恐れがある(デフィブロチドナトリウムが本剤の抗血栓作用を増強すると考えられる)]。2.併用注意:1).血液凝固阻止作用を有する薬剤(ヘパリン、ワルファリン、アルガトロバン水和物等)、血小板凝集抑制作用を有する薬剤(アスピリン、ジピリダモール、チクロピジン塩酸塩等)、血栓溶解剤(t-PA製剤、ナサルプラーゼ等)[出血の危険性が増大するので、頻回に血液凝固能(出血時間、プロトロンビン時間等)等の血液検査、臨床症状の観察を行う(血液凝固阻止作用を有する薬剤、血小板凝集抑制作用を有する薬剤あるいは血栓溶解剤との併用により相加的に出血傾向が増大すると考えられる)]。2).アプロチニン製剤[ウロキナーゼの線維素溶解作用を減弱する恐れがある(アプロチニンはプラスミノーゲンアクチベーターやプラスミン活性を抑制する)]。(高齢者への投与)高齢者では出血の危険性が高まる恐れがあるので、慎重に投与する。(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)妊娠早期又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[動物実験(ウサギ)で胎仔死亡が報告されており、また、本剤の線維素溶解作用からみて、胎盤早期剥離が起こる可能性が考えられる]。(小児等への投与)低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。(適用上の注意)調製時:溶解後は速やかに使用する。
総症例1,394例中、36例(2.6%)に副作用が認められている。その主なものは歯肉出血(0.4%)、血尿(0.4%)、嘔気・嘔吐(0.4%)等であった(再審査終了時)。1.重大な副作用1).脳出血(頻度不明)、消化管出血(0.1~5%未満)等の重篤な出血が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。また、t-PA製剤において、出血の増大に伴い出血性ショックに至ることが報告されているので注意する。2).心破裂(頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。3).ショック(頻度不明)を起こすことがあるので観察を十分に行い、血圧低下、呼吸困難、胸内苦悶、脈拍異常、発汗等が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。4).t-PA製剤において、重篤な不整脈(心室細動、心室頻拍等)が現れることが報告されているので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。1).過敏症:(頻度不明)発疹、蕁麻疹等[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。2).出血傾向:(0.1~5%未満)血尿、歯肉出血、カテーテル挿入部出血等。3).肝臓:(頻度不明)AST上昇(GOT上昇)・ALT上昇(GPT上昇)等。4).消化器:(0.1~5%未満)嘔気・嘔吐、(頻度不明)食欲不振。5).その他:(0.1~5%未満)不整脈、血圧低下、(頻度不明)発熱、悪寒、頭痛、倦怠感。
1.ウロキナーゼはプラスミノーゲン分子中のアルギニン‐バリン結合を加水分解して直接プラスミンを生成する。生成したプラスミンはフィブリンを分解することにより血栓及び塞栓を溶解する。2.実験的に冠状動脈内血栓を作製したイヌにおいて、ウロキナーゼ500単位/kg/min(ヒト<体重50kg>に換算すると25,000単位/minに相当)を20分間冠状動脈内に投与し、6例中5例に完全溶解が、1例に部分溶解が認められた。また、再開通群は閉塞放置群に比べ梗塞範囲が有意に縮小していた。
1.急性心筋梗塞患者を対象とした一般臨床試験の結果、ウロキナーゼ投与により、完全閉塞群では79.0%(166/210)の再開通率が、また狭窄群では72.5%(66/91)の改善率が得られ、更に心電図所見、胸痛等の臨床所見においても改善が認められた。また、慢性期(約1ヵ月後)の心機能検査において、急性期に再開通させた群では閉塞群に比し左室駆出率及び心筋局所壁運動の改善が認められた。2.全国64施設において発症後6時間以内の急性心筋梗塞患者を対象として実施されたプラセボを対照とした二重盲検比較試験の結果、ウロキナーゼ投与群の有用率は64.5%(69/107)であり、プラセボ投与群の8.7%(9/103)に比し有意に優れていた(P<0.01)。