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間質性肺炎合併肺がん、薬物療法のポイント~ステートメント改訂/日本呼吸器学会
2025/04/24 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/carenet/60570
一般名 | モスネツズマブ(遺伝子組換え)注射液 |
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YJコード | 4291476A1028 |
剤型・規格 | 液剤・1mg1mL1瓶 |
薬価 | 83717.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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「胃癌治療ガイドライン」改訂のポイント~薬物療法編~/日本胃癌学会
2025/04/10 医療一般
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切除不能進行胃がんに対するPD-L1抗体sugemalimab+化学療法の有用性(解説:上村直実氏)
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高齢NSCLCへのICI、2次治療への移行率と治療成績(NEJ057)/日本臨床腫瘍学会
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https://www.carenet.com/news/general/carenet/60382
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胸腺がんにおけるアテゾリズマブ+化学療法の有効性と安全性(MARBLE):多施設共同単群第II相試験/Lancet Oncol
2025/03/24 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/carenet/60352
再発又は難治性の濾胞性リンパ腫。(効能又は効果に関連する注意)5.1.本剤による治療は、抗CD20モノクローナル抗体製剤を含む少なくとも2つの標準的な治療が無効又は治療後に再発した患者を対象とすること〔17.1.1、17.1.2参照〕。5.2.十分な経験を有する病理医により、Grade1~3Aと診断された患者に投与すること〔17.1.1、17.1.2参照〕。
通常、成人にはモスネツズマブ(遺伝子組換え)として、21日間を1サイクルとし、1サイクル目は1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に60mg、2サイクル目は1日目に60mg、3サイクル目以降は1日目に30mgを8サイクルまで点滴静注する。8サイクル終了時に、完全奏効が得られた患者は投与を終了し、また、病勢安定又は部分奏効が得られた患者は、計17サイクルまで投与を継続する。(用法及び用量に関連する注意)7.1.本剤投与による腫瘍崩壊症候群を予防するため、本剤投与時は水分補給を十分に行うこと〔8.7、11.1.5参照〕。7.2.本剤投与によるサイトカイン放出症候群があらわれることがあるので、1サイクル目(1、8及び15日目)及び2サイクル目については、本剤投与の60分前に、副腎皮質ホルモン剤を前投与すること。3サイクル目以降は、本剤の前回投与後にサイトカイン放出症候群があらわれた患者には、サイトカイン放出症候群があらわれなくなるまで、副腎皮質ホルモン剤を前投与すること。また、サイクルによらず、本剤投与の30~60分前に、必要に応じて解熱鎮痛剤や抗ヒスタミン剤を前投与すること〔1.2、8.1、11.1.1参照〕。7.3.本剤の投与速度は次のとおりとする。ただし、患者の状態により投与速度は適宜減速すること。1).1サイクル目(1日目、8日目、15日目):4時間以上かけて投与すること(患者の状態により投与速度は適宜減速すること)。2).2サイクル目以降(1日目):1サイクル目の忍容性が良好だった場合、投与時間を2時間まで短縮することができる(患者の状態により投与速度は適宜減速すること)。7.4.本剤投与により次の副作用が発現した場合には、症状、重症度等に応じて、次の基準を目安に、本剤の投与中断等を考慮すること。1).サイトカイン放出症候群:①.Grade1のサイトカイン放出症候群:投与を中断し、適切な処置を行うこと、症状が回復した場合は、中断時の投与速度で投与を再開することができるが、投与再開後に症状が再発した場合は、投与を中断し、再開しないこと(次回の投与は症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること)。②.Grade2のサイトカイン放出症候群:投与を中断し、適切な処置を行うこと、症状が回復した場合は、中断時の半分以下の投与速度で投与を再開することができるが、投与再開後に症状が再発した場合は、投与を中断し、再開しないこと(次回の投与は症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること(前回投与時の半分以下の投与速度とすることを検討する))。③.Grade3のサイトカイン放出症候群:投与を中断し、適切な処置を行うこと、再開はしないこと(次回の投与は症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること(前回投与時の半分以下の投与速度とし、入院にて行うことを検討する))。④.Grade3のサイトカイン放出症候群<再発>、Grade4のサイトカイン放出症候群:本剤の投与を中止すること。2).免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群:①.Grade2の免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群:投与を中断し、適切な処置を行うこと、Grade1まで回復した場合は、回復から72時間以上経過していることを確認し、投与を再開することができる(次回の投与は症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること)。②.Grade3の免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群:投与を中断し、適切な処置を行うこと、Grade1まで回復した場合は、回復から72時間以上経過していることを確認し、投与を再開することができる(次回の投与は症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること、Grade3の症状が7日を超えて継続する場合は、本剤の投与中止を検討すること)。③.Grade3の免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群<再発>、Grade4の免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群:本剤の投与を中止すること。3).血小板減少<50000/mm3未満>:50000/mm3以上になるまで休薬する。4).好中球減少<1000/mm3未満>:1000/mm3以上になるまで休薬する。Gradeは米国移植細胞治療学会(ASTCT)コンセンサスに準じる。7.5.本剤投与延期後の再開時の投与方法に関しては、サイトカイン放出症候群を予防するために、次のとおりとすること。1).前回投与日1サイクル目:①.前回投与日1サイクル目(1日目)・投与量1mg、前回投与日からの期間が2週間以上:サイトカイン放出症候群を予防するために、1サイクル目1日目として、1mgで投与を再開すること。②.前回投与日1サイクル目(8日目)・投与量2mg、前回投与日からの期間が2週間以上6週間未満:サイトカイン放出症候群を予防するために、1サイクル目8日目として、2mgで投与を再開すること。③.前回投与日1サイクル目(8日目)・投与量2mg、前回投与日からの期間が6週間以上:サイトカイン放出症候群を予防するために、1サイクル目として、1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に60mgで投与を再開すること。④.前回投与日1サイクル目(15日目)・投与量60mg、前回投与日からの期間が6週間以上:サイトカイン放出症候群を予防するために、2サイクル目として、1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に60mgで投与を再開すること(3サイクル目以降は、1日目に30mgを投与すること)。2).前回投与日2サイクル目・投与量60mg、前回投与日からの期間が6週間以上:サイトカイン放出症候群を予防するために、3サイクル目として、1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に30mgで投与を再開し(1、8、15日目については、本剤投与の60分前に、副腎皮質ホルモン剤を前投与すること)、4サイクル目以降は、1日目に30mgを投与すること。3).前回投与日3サイクル目以降・投与量30mg、前回投与日からの期間が6週間以上:サイトカイン放出症候群を予防するために、1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に30mgで投与を再開し(1、8、15日目については、本剤投与の60分前に、副腎皮質ホルモン剤を前投与すること)、その後は1日目に30mgを投与すること。前回投与日からの期間が前記より短い場合は、予定されていた用量で投与を再開する。7.6.他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
(警告)1.1.本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、造血器悪性腫瘍の治療に対して、十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分に説明し、同意を得てから投与すること。1.2.重度サイトカイン放出症候群があらわれることがある、また、血球貪食性リンパ組織球症があらわれることがあり、死亡に至る例が報告されているので、特に治療初期は入院管理等の適切な体制下で本剤の投与を行うこと(サイトカイン放出症候群に対する前投与薬の投与等の予防的措置を行うとともに、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、製造販売業者が提供するサイトカイン放出症候群管理ガイダンス等に従い、適切な処置を行うこと)〔7.2、8.1、8.4、11.1.1参照〕。1.3.重度神経学的事象(免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群含む)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、製造販売業者が提供する免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群管理ガイダンス等に従い、適切な処置を行うこと〔8.2、8.3、11.1.2参照〕。(禁忌)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)8.1.サイトカイン放出症候群があらわれることがあるので、本剤の投与にあたっては、次の事項に注意すること〔1.2、7.2、11.1.1参照〕。8.1.1.サイトカイン放出症候群に対する前投与等の予防的措置を行うこと。8.1.2.本剤の投与中は、発熱、悪寒、低血圧、頻脈、低酸素症、頭痛等について、観察を十分に行うこと。8.1.3.サイトカイン放出症候群は投与初期に多く認められることから、1サイクル目の各投与後には患者の状態に応じて入院管理を検討すること(ただし、少なくとも初回の60mg投与開始後48時間は必ず入院管理とすること)。8.1.4.サイトカイン放出症候群が疑われる症状があらわれた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導すること。8.1.5.サイトカイン放出症候群があらわれることがあるので、緊急時に備えてトシリズマブ(遺伝子組換え)を速やかに使用できるように準備しておくこと。8.2.神経学的事象(免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群含む)があらわれることがあるので、本剤の投与にあたっては、書字障害、失語症、意識レベル変化、認知能力障害、筋力低下、痙攣発作、脳浮腫等の徴候及び症状を十分に観察すること。免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群が疑われる症状があらわれた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導すること〔1.3、11.1.2参照〕。8.3.神経学的事象(免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群含む)として意識レベルの変化、痙攣発作等があらわれることがあるので、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には十分注意させること〔1.3、11.1.2参照〕。8.4.血球貪食性リンパ組織球症があらわれることがあるので、本剤の投与にあたっては、発熱、肝腫大及び血球減少等の徴候及び症状を十分に観察すること〔1.2、11.1.1参照〕。8.5.感染症(日和見感染症を含む)が発現又は感染症悪化(日和見感染症悪化を含む)することがあるので、本剤投与前に適切な予防措置を考慮すること。本剤投与中は感染症の発現又は悪化に十分に注意すること〔9.1.1、11.1.3参照〕。8.6.腫瘍フレアがあらわれることがあるので、病変部位でのリンパ節腫脹等の発現に十分に注意すること〔11.1.4参照〕。8.7.腫瘍崩壊症候群があらわれることがあるので、血清中電解質濃度及び腎機能検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること〔7.1、11.1.5参照〕。8.8.血球減少があらわれることがあるので、治療開始前及び治療期間中は、定期的に血液検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること〔11.1.6参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.感染症の既往歴を有する患者:免疫抑制作用により感染症を悪化又は再発させるおそれがある〔8.5、11.1.3参照〕。(生殖能を有する者)妊娠する可能性のある女性:妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後3カ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること〔9.5妊婦の項参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(本剤を用いた生殖発生毒性試験は実施されていないが、本剤は母体のT細胞活性化及びサイトカイン放出を引き起こすことにより妊娠維持を妨げる可能性があり、また、ヒトIgGは胎盤関門を通過することが知られている)〔9.4生殖能を有する者の項参照〕。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒトでの乳汁中移行に関するデータはないが、ヒトIgGは母乳中に移行することが報告されている)。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(相互作用)10.2.併用注意:1).治療域の狭いCYP基質(シクロスポリン、シロリムス、タクロリムス等)〔16.7.1参照〕[これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるので、本剤の投与開始から初回の30mg(3サイクル目1日目)投与前まで、並びにサイトカイン放出症候群発現時及び発現後一定期間は、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること(本剤の投与によりサイトカインが放出され、CYPが抑制されることにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。2).生ワクチン又は弱毒生ワクチン[接種した生ワクチンの原病に基づく症状が発現した場合には適切な処置を行う(本剤のBリンパ球傷害作用により発病するおそれがある)]。(適用上の注意)14.1.薬剤調製時の注意14.1.1.本剤の投与時にはバイアルから必要量を抜き取り、日局生理食塩液で希釈して次の総液量とすること。希釈液として日局生理食塩液以外は使用しないこと。1).1サイクル目:①.1サイクル目(1日目)・投与量1mg:投与時にはバイアルから1mLを抜き取り、日局生理食塩液で希釈して総液量50mL又は100mLとすること。②.1サイクル目(8日目)・投与量2mg:投与時にはバイアルから2mLを抜き取り、日局生理食塩液で希釈して総液量50mL又は100mLとすること。③.1サイクル目(15日目)・投与量60mg:投与時にはバイアルから60mLを抜き取り、日局生理食塩液で希釈して総液量250mLとすること。2).2サイクル目・投与量60mg:投与時にはバイアルから60mLを抜き取り、日局生理食塩液で希釈して総液量250mLとすること。3).3サイクル目以降・投与量30mg:投与時にはバイアルから30mLを抜き取り、日局生理食塩液で希釈して総液量100mL又は250mLとすること。14.1.2.調製時は静かに転倒混和すること。変色、くもり又は粒子が溶液に認められた場合は使用しないこと。14.1.3.用時調製し、調製後は速やかに使用すること。14.1.4.やむを得ず、調製後速やかに使用せず希釈液を保存する場合は、2~8℃で保存し、24時間以内に使用すること(残液は廃棄すること)。14.2.薬剤投与時の注意14.2.1.他剤<日局生理食塩液を除く>との混注をしないこと。14.2.2.インラインフィルターを使用しないこと。(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報臨床試験において、モスネツズマブに対する抗体産生が報告されている。(取扱い上の注意)外箱開封後は遮光して保存すること。(保管上の注意)2~8℃保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.サイトカイン放出症候群(45.9%):異常が認められた場合は、本剤の投与を中断又は中止し、副腎皮質ホルモン剤、トシリズマブ(遺伝子組換え)の投与等、製造販売業者が提供するサイトカイン放出症候群管理ガイダンス等に従い、適切な処置を行うこと。また、サイトカイン放出症候群の症状が非定型的又は持続的である場合は、血球貪食性リンパ組織球症を考慮すること。血球貪食性リンパ組織球症があらわれることがあり、死亡に至った例が報告されている。血球貪食性リンパ組織球症が認められた場合は本剤の投与を中断又は中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと〔1.2、7.2、8.1、8.4参照〕。11.1.2.神経学的事象(免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群含む):免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(0.9%)、神経毒性(頻度不明)、脳症(頻度不明)等があらわれることがあるので、異常が認められた場合は、本剤の投与を中断又は中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等、製造販売業者が提供する免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群管理ガイダンス等に従い、適切な処置を行うこと〔1.3、8.2、8.3参照〕。11.1.3.感染症:肺炎(2.8%)、菌血症(頻度不明)、敗血症性ショック(0.9%)等、日和見感染を含む感染症があらわれることがある〔8.5、9.1.1参照〕。11.1.4.腫瘍フレア(1.8%):胸水貯留、病変部位での局所的な痛みや病変部位での局所的な腫脹、腫瘍炎症等を含む腫瘍フレアがあらわれることがある〔8.6参照〕。11.1.5.腫瘍崩壊症候群(0.9%):異常が認められた場合は本剤の投与を中断又は中止し、適切な処置(生理食塩液、高尿酸血症治療剤等の投与、透析等)を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること〔7.1、8.7参照〕。11.1.6.血球減少:好中球減少(23.9%)、血小板減少(4.6%)、貧血(4.6%)、発熱性好中球減少症(頻度不明)等があらわれることがある〔8.8参照〕。11.2.その他の副作用1).皮膚:(10%以上)発疹(25.7%)、皮膚そう痒症、(3%以上10%未満)紅斑、皮膚乾燥、皮膚剥脱、多汗症、(3%未満)蕁麻疹、潮紅。2).肝臓:(10%以上)アラニンアミノトランスフェラーゼ増加、(3%以上10%未満)アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加、(3%未満)肝機能異常、血中ビリルビン増加。3).消化器:(10%以上)悪心、(3%以上10%未満)下痢、(3%未満)口内炎、腹痛。4).呼吸器:(3%以上10%未満)咳嗽、呼吸困難。5).精神神経系:(10%以上)頭痛、(3%以上10%未満)末梢性ニューロパチー、浮動性めまい、(3%未満)錯乱状態、不眠症。6).代謝:(10%以上)低リン血症、(3%以上10%未満)低カリウム血症、低マグネシウム血症、(3%未満)食欲減退。7).その他:(10%以上)発熱、疲労、(3%以上10%未満)悪寒、関節痛、筋骨格痛、浮腫、infusionreaction、(3%未満)腫脹。
18.1作用機序モスネツズマブは、CD3及びCD20に対する二重特異性モノクローナル抗体である。モスネツズマブはT細胞に発現するCD3及びB細胞性腫瘍に発現するCD20に結合することで、T細胞を活性化しCD20陽性の腫瘍細胞を傷害すると考えられる。18.2B細胞傷害作用モスネツズマブは、ヒト末梢血単核球において、B細胞傷害作用を示した(invitro)。モスネツズマブは、ヒトCD20及びヒトCD3を遺伝子導入したマウス、並びにカニクイザルにおいて、B細胞傷害作用を示した(invivo)。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1海外第I/II相試験(GO29781試験、用量拡大コホート[B11FLRP2Dコホート])再発又は難治性の濾胞性リンパ腫患者90例注1)を対象に、本剤の単剤投与注2)の有効性及び安全性を検討した。主要評価項目である独立評価機関評価による完全奏効割合は57.8%(95%信頼区間注3):46.9、68.1)であった(2021年3月15日データカットオフ)。本剤を投与された90例中83例(92.2%)に副作用が認められた。主な副作用は、サイトカイン放出症候群45.6%(41/90例)、発熱18.9%(17/90例)、疲労17.8%(16/90例)、そう痒症16.7%(15/90例)、好中球減少及び低リン血症15.6%(14/90例)であった。[5.1、5.2参照]独立評価機関評価による最良総合効果(2021年3月15日データカットオフ)--------------------------表開始--------------------------コホート患者数B11FLRP2D90例完全奏効(完全奏効割合[95%信頼区間注3)])52例(57.8%[46.9、68.1])部分奏効19例(21.1%)病勢安定8例(8.9%)病勢進行9例(10.0%)測定不能0欠測又は未実施2例(2.2%)注3)Clopper‐Pearson法により算出。--------------------------表終了--------------------------17.1.2国内第I相試験(JO40295試験、拡大コホート[FLMOON‐1試験])再発又は難治性の濾胞性リンパ腫患者19例注1)を対象に、本剤の単剤投与注2)の有効性及び安全性を検討した。主要評価項目である独立評価機関評価による完全奏効割合は68.4%(90%信頼区間注3):47.0、85.3)であった(2023年10月13日データカットオフ)。本剤を投与された19例中18例(94.7%)に副作用が認められた。主な副作用は、リンパ球数減少68.4%(13/19例)、サイトカイン放出症候群47.4%(9/19例)、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加31.6%(6/19例)、好中球数減少及びアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加各26.3%(5/19例)、注入に伴う反応21.1%(4/19例)であった。[5.1、5.2参照]独立評価機関評価による最良総合効果(2023年10月13日データカットオフ)--------------------------表開始--------------------------コホート患者数拡大コホート19例完全奏効(完全奏効割合[90%信頼区間注3)])13例(68.4%[47.0、85.3])部分奏効2例(10.5%)病勢安定0病勢進行2例(10.5%)測定不能0欠測又は未実施2例(10.5%)注3)Clopper‐Pearson法により算出。--------------------------表終了--------------------------注1)抗CD20モノクローナル抗体製剤を含む2レジメン以上の全身性リンパ腫治療による治療歴を有する患者。なお、組織学的にCD20陽性でGrade1‐3Aの濾胞性リンパ腫であることが確認されていることが組入要件であった。注2)21日間を1サイクルとし、1サイクル目は1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に60mg、2サイクル目は1日目に60mg、3サイクル目以降は1日目に30mgを静脈内投与した。サイクル8時点で完全奏効が得られた患者は投与を終了した。サイクル8時点で病勢安定又は部分奏効が得られた患者は、許容できない毒性又は病勢進行が認められない場合、最大でサイクル17まで投与を継続した。注3)Clopper‐Pearson法により算出。