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認知症と犯罪【コロナ時代の認知症診療】第16回
2022/06/29 コロナ時代の認知症診療
認知症と犯罪【コロナ時代の認知症診療】第16回
https://www.carenet.com/series/dem/cg003054_016.html
一般名 | クロナゼパム錠 |
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YJコード | 1139003F1040 |
剤型・規格 | 錠剤・0.5mg1錠 |
薬価 | 9.30円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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第102回 サル痘にも有効な「天然痘ワクチン」、国内備蓄の活用を検討
2022/05/30 まとめる月曜日
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https://www.carenet.com/hihyomon/102.html
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認知症かてんかんか、診察時のポイント【コロナ時代の認知症診療】第15回
2022/05/27 コロナ時代の認知症診療
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https://www.carenet.com/series/dem/cg003054_015.html
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自閉スペクトラム症の感情調整や過敏性に対する薬理学的介入の有効性~メタ解析
2022/05/25 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/carenet/54394
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睡眠時無呼吸の治療に薬剤を使える日が来る?
2022/05/24 医療一般
睡眠時無呼吸の治療に薬剤を使える日が来る?
https://www.carenet.com/news/general/hdn/54337
1.小型<運動>発作[ミオクロニー発作、失立<無動>発作、点頭てんかん<幼児痙縮発作、BNS痙攣等>]。2.精神運動発作。3.自律神経発作。
1.成人、小児は、初回量クロナゼパムとして、1日0.5~1mgを1~3回に分けて経口投与する。以後、症状に応じて至適効果が得られるまで徐々に増量する。維持量はクロナゼパムとして1日2~6mgを1~3回に分けて経口投与する。2.乳、幼児は、初回量クロナゼパムとして、1日体重1kgあたり0.025mgを1~3回に分けて経口投与する。以後、症状に応じて至適効果が得られるまで徐々に増量する。維持量はクロナゼパムとして1日体重1kgあたり0.1mgを1~3回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。
(禁忌)1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。2.急性閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]。3.重症筋無力症の患者[重症筋無力症の症状を悪化させる恐れがある]。(慎重投与)1.心障害のある患者[ジアゼパムで循環器への影響が現れたとの報告があるので少量から投与を開始するなど注意する]。2.肝障害又は腎障害のある患者[少量から投与を開始するなど注意する]。3.脳器質的障害のある患者[作用が強く現れやすいので少量から投与を開始するなど注意する]。4.呼吸機能低下している患者[症状が悪化する恐れがあるので少量から投与を開始するなど注意する]。5.高齢者[少量から投与を開始するなど注意する]。6.衰弱患者[少量から投与を開始するなど注意する]。(重要な基本的注意)1.投与初期に眠気、ふらつき等の症状が現れることがあるので、本剤の投与は少量から開始し、慎重に維持量まで漸増する。2.連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、てんかん重積状態が現れることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う。3.混合発作(2種類以上の発作型を持つ)のある患者に本剤を投与すると、強直間代発作の誘発や強直間代発作の回数を増加することが、また、特にLennox症候群の患者に本剤を投与するとinducedmicroseizures(睡眠中の多呼吸発作等)を誘発することがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には適切な処置を行う。4.本剤は比較的若年齢から長期使用されるので、耐性上昇に十分注意する。5.本剤を投与されているてんかん患者には、フルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投与しない。6.連用中は定期的に肝機能・腎機能、血液検査を行うことが望ましい。7.眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意する。(相互作用)併用注意:1.抗てんかん剤(ヒダントイン誘導体)[次のような報告があるので、本剤と併用する場合には、フェニトインの血中濃度をモニタリングすることが望ましい;1)本剤又はフェニトインの血中濃度が低下する、2)フェニトインの血中濃度が上昇する(機序不明)]。2.抗てんかん剤(バルビツール酸誘導体等)[中枢神経抑制作用が増強されることがある(ともに中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強する恐れがある)]。3.アルコール(飲酒)[中枢神経抑制作用が増強される恐れがあるので、併用しないことが望ましい(ともに中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強する恐れがある)]。4.中枢神経抑制剤(フェノチアジン誘導体等)[中枢神経抑制作用が増強される恐れがあるので、併用しないことが望ましいが、やむを得ず投与する場合には慎重に投与する(ともに中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強する恐れがある)]。5.モノアミン酸化酵素阻害剤[クロルジアゼポキシドで舞踏病が発現したとの報告があるので、併用しないことが望ましいが、やむを得ず投与する場合には慎重に投与する(機序不明)]。6.バルプロ酸ナトリウム[アブサンス重積<欠神発作重積>が現れたとの報告がある(機序不明)]。(高齢者への投与)高齢者へ投与する場合には、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与する[運動失調等の副作用が現れやすい]。(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)1.妊娠中の投与に関し、次のような報告があるので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性(母体のてんかん発作頻発を防ぎ、胎児を低酸素状態から守る)が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。1).妊娠中に他のベンゾジアゼピン系化合物(ジアゼパム、クロルジアゼポキシド等)を服用していた患者が出産した新生児において、口唇裂、口蓋裂等が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。2).ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されており、なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある(また、ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に黄疸増強を起こすことが報告されている)。3).分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状が現れることが、ベンゾジアゼピン系化合物で報告されている。2.授乳婦に投与する場合には授乳を避けさせる。1).ヒト母乳中に移行し、新生児において無呼吸をおこすことが、また、黄疸増強する可能性がある。2).他のベンゾジアゼピン系化合物(ジアゼパム)でヒト母乳中に移行し、新生児に嗜眠、体重減少等を起こすことが報告されている。(小児等への投与)1.低出生体重児、新生児:低出生体重児、新生児における安全性は確立していない。2.乳児、幼児:喘鳴、ときに唾液増加(流涎等)、嚥下障害を起こすことがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。(過量投与)1.本剤の過量投与により、傾眠、錯乱、昏睡、反射性低下、呼吸抑制、血圧低下等がおこる恐れがあるので、このような場合には、呼吸、血圧、脈拍数を監視しながら、胃洗浄等の適切な処置を行う。2.本剤の過量投与が明白又は疑われた場合の処置としてフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投与しない[本剤を投与されているてんかん患者にフルマゼニルを投与し、てんかん発作(痙攣)を誘発したとの報告がある]。(その他の注意)1.投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニルを投与された(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)患者で、新たに本剤を投与する場合、本剤の鎮静・抗痙攣作用が変化、鎮静・抗痙攣作用が遅延する恐れがある。2.海外で実施された複数の抗てんかん薬における、てんかん、精神疾患等を対象とした199のプラセボ対照臨床試験の検討結果において、自殺念慮及び自殺企図の発現のリスクが、抗てんかん薬の服用群でプラセボ群と比較して約2倍高く(抗てんかん薬服用群:0.43%、プラセボ群:0.24%)、抗てんかん薬の服用群では、プラセボ群と比べ1,000人あたり1.9人多いと計算された(95%信頼区間:0.6-3.9)。また、てんかん患者のサブグループでは、プラセボ群と比べ1,000人あたり2.4人多いと計算されている。(保管上の注意)遮光した気密容器。
承認時までの調査及び使用成績調査5,206例において、副作用は1,423例(27.3%)に認められた。主な副作用は、眠気726件(13.9%)、ふらつき397件(7.6%)、喘鳴143件(2.7%)等であった(再審査終了時)。1.重大な副作用1).依存性(頻度不明):連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与する。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作、譫妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状が現れることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う。2).呼吸抑制、睡眠中の多呼吸発作(0.1%未満):呼吸抑制、睡眠中の多呼吸発作が現れることがあるので観察を十分に行い、症状が現れた場合には適切な処置を行う(なお、投与を中止する場合には徐々に減量するなど慎重に行う)。3).刺激興奮、錯乱等(頻度不明):刺激興奮、錯乱等が現れることがあるので、観察を十分に行い、症状が現れた場合には適切な処置を行う(なお、投与を中止する場合には徐々に減量するなど慎重に行う)。4).肝機能障害、黄疸(頻度不明):AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ-GTP上昇等を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあるので患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。1).精神神経系:(5%以上)眠気(13.9%)、ふらつき、(頻度不明)意識障害、(0.1~5%未満)眩暈、運動失調、神経過敏(不機嫌、興奮等)、無気力、情動不安定、筋緊張低下、頭痛、構音障害、寡動(活動低下、運動抑制等)、運動過多、不眠、(0.1%未満)頭重、もうろう感、注意力低下、眩暈、振戦、しびれ、行動異常、歩行異常、不安、幻覚、筋緊張亢進、知覚異常、うつ状態、攻撃的反応。2).呼吸器:(0.1~5%未満)喘鳴、(0.1%未満)呼吸困難、気道分泌過多、喀痰増加、咳。3).眼:(0.1~5%未満)複視、(0.1%未満)目がかすむ、羞明。4).消化器:(0.1~5%未満)唾液増加(流涎等)、食欲不振、悪心、嘔吐、(0.1%未満)口渇、嚥下障害、口内炎、腹痛、便秘、下痢、吃逆、食欲亢進。5).泌尿器:(0.1~5%未満)尿失禁、(0.1%未満)排尿困難。6).血液:(頻度不明)血小板減少、好酸球増多、(0.1%未満)白血球減少、貧血。7).肝臓:(0.1~5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、(0.1%未満)Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇。8).過敏症:(頻度不明)過敏症状、(0.1~5%未満)発疹[投与を中止する]。9).その他:(頻度不明)性欲減退、(0.1~5%未満)脱力、倦怠感、(0.1%未満)体重減少、疲労、ほてり(熱感、顔面潮紅)、発熱、体重増加、いびき、月経不順。
1.抗痙れん作用実験てんかんモデルに対する作用として、pentetrazol痙れん(マウス、ラット)及びbemegride・bicuculline・strychnine・picrotoxin・電撃痙れん(マウス)の抑制作用が認められたが、特にpentetrazol痙れんに対する作用が著明であった。2.脳波に対する作用海馬及び扁桃核刺激による脳波後発射(ラット、ネコ)、pentetrazol誘発脳波発作波(ラット)及びpenicillin痙れん(ネコ)の抑制作用が認められた。3.作用機序抑制性のGABAニューロンのシナプス後膜に存在するベンゾジアゼピン受容体にアゴニストとして高い親和性で結合し、GABA親和性を増大させることにより、GABAニューロンの作用を特異的に増強すると考えられている。
承認時までに実施された国内延べ35施設、総計1,485例を対象とした一般臨床試験における有効率(有効以上)は次のとおりであった。--------------------------表開始--------------------------発作型有効率(%)小型(運動)発作45.2(328/726)精神運動発作49.6(66/133)自律神経発作75.0(12/16)--------------------------表終了--------------------------また、小児科領域及び精神科領域のてんかん患者を対象とした二重盲検比較試験において本剤の有用性が認められた。