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便通異常症 慢性便秘(11)薬物療法:酸化マグネシウム【一目でわかる診療ビフォーアフター】Q109
2024/03/18 一目でわかる診療ビフォーアフター
便通異常症 慢性便秘(11)薬物療法:酸化マグネシウム【一目でわかる診療ビフォーアフター】Q109
https://www.carenet.com/series/beforeafter/cg003455_109.html
一般名 | 炭酸水素ナトリウム |
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YJコード | 2344004X1267 |
剤型・規格 | 散剤・10g |
薬価 | 7.30円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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同時懸濁による配合変化が生じたため最適処方を提案【うまくいく!処方提案プラクティス】第48回
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1.(経口)1).次の疾患における制酸作用と症状の改善:胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃炎(急性胃炎・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)。2).アシドーシスの改善、尿酸排泄の促進と痛風発作の予防。2.(含嗽・吸入)上気道炎の補助療法(粘液溶解)。
炭酸水素ナトリウムとして、1日3~5gを数回に分割経口投与する。含嗽・吸入には1回量1~2%液100mLを1日数回用いる。なお、年齢・症状により適宜増減する。
(禁忌)ナトリウム摂取制限を必要とする患者(高ナトリウム血症、浮腫、妊娠中毒症等)[ナトリウム貯留増加により、症状が増悪する恐れがある]。(併用禁忌)マンデル酸ヘキサミン。(慎重投与)1.重篤な消化管潰瘍のある患者[胃酸の二次的分泌(リバウンド現象)により症状が悪化する恐れがある]。2.腎障害のある患者[ナトリウムの貯留により症状が悪化する恐れがある]。3.心機能障害のある患者[ナトリウムの貯留により症状が悪化する恐れがある]。4.肺機能障害のある患者[症状が悪化する恐れがある]。5.低クロル性アルカローシス等の電解質失調のある患者[症状が悪化する恐れがある]。(相互作用)1.併用禁忌:マンデル酸ヘキサミン<ウロナミン腸溶錠>[本剤はヘキサミンの効果を減弱させることがある(ヘキサミンは酸性尿中でホルムアルデヒドとなり抗菌作用を発現するが、本剤は尿のpHを上昇させヘキサミンの効果を減弱させる)]。2.併用注意:消化管内、体液のpH上昇により併用薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、併用薬剤を確認する。大量の牛乳、カルシウム製剤[milk-alkalisyndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合は投与を中止する(<機序>代謝性アルカローシスが持続することにより、尿細管でのカルシウム再吸収が増加する<危険因子>高カルシウム血症、代謝性アルカローシス、腎機能障害のある患者)]。(高齢者への投与)一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。(保管上の注意)気密容器。
使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。1.代謝異常:(頻度不明)アルカローシス、ナトリウム蓄積による浮腫[これらの症状が現れた場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行う]。2.消化器:(頻度不明)胃部膨満、胃酸二次的分泌(胃酸リバウンド現象)。
速効性、全身性の制酸作用を示すが、これは胃液のアルカリ化によるペプシンの失活及び発生したCO2により胃粘膜を刺激して二次的に胃液分泌を促すことによる(NaHCO3+HCl→NaCl+H2O+CO2)。また、粘液をアルカリ化することにより局所性の粘液溶解作用を示す。更に尿のpHをアルカリ性にし、尿酸の排泄を促進し、尿路結石を予防する。
該当データなし