医学・医療ニュースを毎日配信。 無料の電子版医療新聞も好評配信中!
過去のニュースも診療科別に検索できるので、最新の情報も過去の情報も
もれなくキャッチできます。
[過去のニュースピックアップ]
「CareNet.com」は医師・医療従事者の方に対し、
医学や薬剤のコンテンツを無料提供する会員制サイトです。
“最新の医学ニュース”や“著名医師による診療のノウハウ”の
提供をしています。先生の専門外の領域の情報でも
わかりやすく、手軽に良質な情報が手に入ります。
≪CKD(慢性腎臓病)のKey Note Lectureの内容≫
かわるCKD診療、わかるCKD診療
- 第1弾:かわるCKD診療、わかるCKD診療 1
- 第2弾:かわるCKD診療、わかるCKD診療 2
- 第3弾:かわるCKD診療、わかるCKD診療 3
第2弾は、CKDの診断をテーマに、
腎機能の評価・尿所見の評価についてわかりやすく、
速習できるような内容になっています。
尿蛋白の測定は、どのようにしていますか? 自費で行う場合もありますか? 対象となる患者を教えてください。
最も一般的な方法は、随時尿の蛋白尿量を尿中Cr値で割った1日換算量を求める方法です。この方法で算出された1日換算量は、24時間畜尿により求められた蛋白尿と非常によく相関することがわかっています。高血圧、糖尿病、高脂血症といったいわゆる古典的な動脈硬化危険因子で診療中の患者、メタボリックシンドロームの患者には積極的に尿蛋白の測定を行うことを推奨します。蛋白尿をきたす原因として、若年では慢性糸球体腎炎も頻度が高くなります。微量アルブミン尿は保険診療の上では、糖尿病性腎症が疑われる時に適応となります。日常診療の中で、それ以外の疾患にまで微量アルブミン尿を計測拡大させる必要はないと思います。(続く・・・)
LDL-Cと中性脂肪の両方が高いCKD患者さんには、フィブラートとスタチンのいずれを用いればよいでしょうか?
まだ、答えの出ていない分野かもしれません。まずフィブラート系の治療薬はeGFR30 mL/分/1.73㎡未満では使用できませんので、CKDステージ3までの患者でどう考えるべきか、ということになります。CKD患者における脂質代謝異常の治療に関する証拠はかなり限られたものになり、不十分と言わざるを得ません。(続く・・・)
ケアネット会員医師から、とくに多く寄せられた質問に対し、
常喜 信彦先生にご回答いただきました。
「病状評価にあたり、初診時に何を行いますか?」「患者さんの受診モチベーションをあげる方法などありますか?」など全7問について回答していただいています。
多くの医師からの「CKD(慢性腎臓病)」についての疑問に回答していただいているので、あなたの知りたかったことが見つかるかもしれません。
腎機能×尿所見によってリスクをより適格に評価
・蛋白尿の進行によって、末期腎不全の発症リスクが増大する
・アルブミン尿・蛋白尿の進行および腎機能の低下によって、末期腎不全リスクだけでなく、心血管死リスクも増大する
定期的な尿検査と高血圧・糖尿病の管理が重要
腎機能だけでなく、尿所見によってCKDをより早期に発見できる
糖尿病患者では、尿中アルブミンをフォローし、リスクがまだ高くないCKDより管理していく
末期腎不全、心血管疾患発症の危険因子である高血圧と糖尿病の管理が重要
糖尿病合併CKD、軽度以上の蛋白尿を呈する糖尿病非合併CKDについて
第1選択薬:RAS阻害薬 (ARB、ACE阻害薬)
・すべてのCKDステージにおいて投与可能
・ただし、CKDステージG4,G5、高齢者CKDでは、まれに投与開始時に急速に腎機能が悪化したり、高K血症に陥る危険性があるので、初期量は少量から開始する
・降圧が認められ、副作用がない限り使い続ける
第2選択薬
■CVDハイリスク、III度高血圧の場合:長時間作用型Ca拮抗薬
・すべてのCKDステージにおいて投与可能
・蛋白尿減少効果のあるCa拮抗薬を考慮
・第3選択薬としては利尿薬を用いる
第2選択薬
■体液過剰(浮腫)の場合:利尿薬
・サイアザイド系:原則CKDステージG1~G3(CKDステージG4~G5ではループ利尿薬との併用可)
・長時間作用型ループ:CKDステージG4~G5
・第3選択薬としてはCa拮抗薬を用いる
正常蛋白尿の糖尿病非合併CKDについて
・降圧薬の種類を問わないので、患者の病態に合わせて降圧薬を選択
・降圧薬の単独療法あるいは3剤までの併用療法にて降圧が認められ、副作用がない限り使い続ける。
・これまでのステップで、降圧目標が達成できなければ専門医へ紹介
■RAS阻害薬(ARB、ACE阻害薬)
・すべてのCKDステージにおいて投与可能
・ただし、CKDステージG4,G5、高齢者CKDでは、まれに投与開始時に急速に腎機能が悪化したり、高K血症に陥る危険性があるので、初期量は少量から開始する。
■長時間作用型 Ca拮抗薬
・すべてのCKDステージにおいて投与可能
■サイアザイド系 利尿薬
・原則CKDステージG1~G3(CKDステージG4~G5ではループ利尿薬との併用可)
■長時間作用型ループ 利尿薬
・CKDステージG4~G5
■利尿薬そのほかの降圧薬
・β遮断薬、α遮断薬、中枢性交感神経遮断薬など
-
すぐに役立つ診療エッセンスなど非専門医にもわかりやすくスライド形式で説明。
-
症例情報をもとに設問に回答を募集。投票期間終了後に解説が公開されます。
-
それぞれの疾患に関して会員医師にアンケートを実施。現場の医師の声がわかります。
-
その疾患に関する動画を期間限定で公開
-
多くの医師が疑問に思っていることに、その疾患のエキスパートドクターが回答します!
-
日本語で読む海外論文ニュース NEJM、Lancet、JAMA、BMJの4つの総合医学誌に掲載された論文から最新ニュースを日本語で発信。
-
日本人を対象とした臨床研究 日本の研究者による、日本人を対象 とした臨床試験の成果を、 日本語で発信。
-
いち早く新薬についての情報を発信 医療用医薬品の発売情報、効能・効果追加情報を発信。
-
使用上の注意改訂のお知らせ、 医療用医薬品の安全性情報を 発信!
[過去ニュース一例]
[過去ニュース一例]
Copyright(c)2000 CareNet,Inc All Rights Reserved.