自殺率が最も高い職業は?-米調査

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HealthDay News

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 米国で労働者の自殺率が2000年以降、34%も上昇したとする米疾病対策センター(CDC)などの研究グループによる分析結果が「Morbidity and Mortality Weekly Report(MMWR)」11月15日号に発表された。特に建設および採掘関係の仕事に従事している男性と、芸術やデザイン、エンターテインメント、スポーツ、メディア関係の仕事に従事している女性で最も自殺率が高かったという。

 CDCの全米傷害予防管理センター所長のDeb Houry氏は「自殺は家族や地域に悲劇をもたらすだけでなく、米国の労働力にも影響を与えるため、これは懸念すべき事態だ」とした上で、「自殺リスクが高い人を見つけ出すことで、自殺予防対策を通した救命につながる」と強調している。

 研究グループは今回、米国17州で2012~2015年に自殺した2万2,053人の米国人(16~64歳)の職業に着目し、職業別の自殺率を分析した。その結果、2015年の時点で自殺リスクが最も高かった職業は、男性では(1)建設および採掘業、(2)芸術やデザイン、エンターテインメント、スポーツ、メディア関係、(3)施工や保守、修理業だった。一方、女性では(1)芸術やデザイン、エンターテインメント、スポーツ、メディア関係、(2)保安警備、(3)医療補助だった。

 また、2012年から2015年までに自殺率が最も急速に上昇したのは、飲食業に従事する女性(54%の上昇)と芸術やデザイン、エンターテインメント、スポーツ、メディア関係の仕事に従事する男性(47%の上昇)だった。一方、教師や図書館司書などは2015年時点で男女とも自殺率が最も低かった。

 CDCは、長時間を過ごす職場では自殺予防の取り組みが欠かせないとしている。研究グループは、雇用者は自殺予防対策として、従業員の支援プログラムの実施や職場での健診プログラム、オンラインでのメンタルヘルスに関するスクリーニングを提供することなどを推奨している。

 今回の報告によると、建設および採掘関係の仕事に従事している男性の自殺率(10万人当たりの自殺者数)は、2012年の43.6から53.2へと上昇し、芸術やデザイン、エンターテインメント、スポーツ、メディア関係の仕事に従事している女性では11.7から15.6へと増加していた。

 一方、農場や牧場などを経営する男性の自殺率は2012年の44.9から2015年には32.2に低下し、農業に従事する男性では2012年の20.4から2015年には17.3へと低下していた。

[2018年11月15日/HealthDayNews]Copyright (c) 2018 HealthDay. All rights reserved.利用規定はこちら

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