日本におけるアリピプラゾールの経口剤と持効性注射剤の併用期間に関する分析

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 アリピプラゾール長時間作用型持効性注射剤(LAI)の導入にあたっては、導入開始後2週間のアリピプラゾール経口剤との併用が推奨されている。しかし、2週間以上の併用を行う場合も少なくない。そこで、藤田医科大学の波多野 正和氏らは、アリピプラゾールLAIと経口剤との併用期間の違いについて検討を行った。Human psychopharmacology誌オンライン版2018年11月27日号の報告。

 本検討は、症例対照研究として実施した。アリピプラゾールLAI導入と併用したアリピプラゾール経口剤の処方プロファイルを調査し、12週間のフォローアップ期間中における臨床経過を評価した。

 主な結果は以下のとおり。

・対象患者121例中、アリピプラゾールLAIと経口剤との併用期間が2週間以上であったのは58例(47.9%)であった。
・両群間における、治療失敗(何らかの原因による精神医学的入院またはアリピプラゾールLAI治療中止と定義)の割合に有意な差は認められなかったが、アリピプラゾール経口剤を2週間以上投与した群では、2週間投与群と比較し、ベンゾジアゼピン追加投与が少なかった(調整オッズ比:0.055、95%信頼区間:0.0060~0.50、p<0.01)。

 著者らは「本結果は、薬物動態を考慮したアリピプラゾール経口剤とLAIの柔軟な併用期間を支持しているが、さらなる研究が必要である」としている。

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(鷹野 敦夫)

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