デュルバルマブ、StageIII 肺がんCCRT患者のOSを改善/WCLC2018

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 切除不能なStageIII 非小細胞肺がん(NSCLC)の化学放射線療法(CRT)の維持療法において、デュルバルマブはプラセボと比較して、全生存期間(OS)を統計学的かつ臨床的に有意に改善。この結果を、米国・H. Lee MoffittがんセンターのScott J. Antoni氏が、第19回世界肺癌会議(WCLC2018)で発表した。

 PACIFIC試験は26ヵ国235の試験施設による無作為化二重盲検プラセボ対照試験で、713例が登録された。2018年3月のデータカットオフ時点で、追跡期間の中央値は25.2ヵ月(0.2〜43.1)である。

 2番目の主要評価項目であるOSは、デュルバルマブ群では未達、プラセボ群は28.7ヵ月であった。事前に設定されたサブグループにおいても、デュルバルマブは、副次評価項目である死亡または遠隔転移までの時間(TTDM)、第2進行までの時間(PFS2)、最初の後治療または死亡までの時間(TFST)、2回目の後治療または死亡までの時間(TSST)を改善した。

 PACIFIC試験では既に、無増悪生存期間(PFS)におけるデュルバルマブ群の有意な改善が報告されていたが、PFSの更新結果でも、デュルバルマブ群17.2ヵ月、プラセボ群5.6ヵ月、と既報と同様にデュルバルマブ群が優れていた。

■参考
PACIFIC試験(Clinical Trials.gov)

■関連記事
durvalumab維持療法、Stage III肺がんのPFSを有意に改善(PACIFIC)/ESMO2017

(ケアネット 細田 雅之)

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