ニキビ治療はコメドの段階から

提供元:ケアネット

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公開日:2018/03/30

 

 マルホ株式会社(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役社長:高木幸一)は、ニキビが日常生活に与える影響やニキビの初期段階「コメド」の認知度を測ることを目的として、全国47都道府県のニキビ・吹き出物が現在ある、もしくは過去に出来た経験のある10~30代の男女9,682人(各都道府県206人)を対象に、インターネット調査1)を実施した。

10年以上ニキビに悩む人も
 「ニキビに悩んでいる(いた)」と回答した人は9割(92.6%)を超え、そのうち10年以上悩んでいると回答した人は5人に1人(23.2%)にのぼった。「ニキビにより外出頻度が減る」と回答した人は3割以上(32.8%)、「ニキビがあると集中度合が減る」と回答した人は半数近く(47.4%)と、日常生活に影響を及ぼす実態が明らかになった。

白いニキビ(コメド)はニキビの初期段階
 よくできるニキビの種類に「白いニキビ(肌の表面がぶつぶつ・ざらざらした状態)」と回答した割合は43.4%であった。白いニキビは、皮膚科で「コメド」と呼ばれ、古い角質や角栓が毛穴に詰まったり、性ホルモンの影響で皮脂分泌が過剰になったりして、皮脂が毛穴にたまった状態である。放っておくと炎症を起こしたニキビになる可能性がある。しかし、白いニキビがニキビの初期段階である「コメド」であることを知っていた人は、全体の10.5%にとどまった。

現在は「コメド」の治療ができる
 ニキビがあっても皮膚科を受診する人は1割にすぎない。ニキビを皮膚の病気としてとらえていないため、症状がひどくなるまで放置してしまいがちである。従来のニキビ治療は、抗生物質を使った炎症への対処が中心であったが、現在は初期段階である「コメド」の治療ができるようになった。ニキビの再発や瘢痕を予防するには、炎症を起こす前の「コメド」の段階から医療機関を受診し、治療を行うことが重要である。

「たかがニキビ」ではなく、早期から適切な治療を
 マルホ株式会社では、ニキビやニキビの初期段階である「コメド」の正しい理解と対処のために、ニキビで皮膚科を受診中の患者、ニキビに悩む20~30代女性・学生・その保護者に向けて、ニキビ情報ウェブサイト「ニキビ一緒に治そう Project」などで情報提供を行っている。「たかがニキビ」ではなく、きちんと治療意識を持ち適切な治療を受けることで、ニキビに悩む患者が減少することを願う。

■アンケート概要
1)「ニキビに関する意識と実態47都道府県調査」
  調査期間:2017年9月22日~10月2日
  調査対象:47都道府県9,682人
      (ニキビ・吹き出物経験者10~30代の男女/各都道府県206人)
  調査方法:インターネットアンケート調査

(ケアネット 武田 真貴子)