OCT手術顕微鏡の臨床での有用性は

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ケアネット

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 近年、眼科手術中に光干渉断層撮影(OCT)画像を確認できる一体型のOCT手術顕微鏡(iOCT)が登場した。米国・Cole Eye InstituteのJustis P. Ehlers氏らは、3年間にわたりiOCTの実行可能性および有用性を評価する「DISCOVER研究」を行い、眼科外科医の手術手技に関する意思決定への影響などに基づき、iOCTは概して実行可能で有用であると結論づけた。今回の大規模研究の結果は、眼科手術に対するiOCTの潜在的な価値と影響を検討した他の研究の結果と相違はなかったという。Ophthalmology誌オンライン版2018年2月3日号掲載の報告。

 DISCOVER研究は、単一施設において複数の眼科外科医により、施設内倫理委員会の認可を得て行われた前向き研究である。本研究への参加に同意した切開を伴う眼科手術が予定されている成人の連続症例を登録し、3つのiOCT試作モデル(カールツァイスRESCAN 700、ライカ EnFocus、Cole Eye iOCT systems)のうち1つを用い、前眼部または後眼部の手術を施行した。
 iOCTは執刀医が操作し、手術後に各眼科外科医は、iOCTの有用性を評価するアンケートに記入した。また、臨床所見も記録した。
 評価項目は、iOCTの実行可能性(撮影成功率)と、医師の報告に基づく有用性であった。

 主な結果は以下のとおり。

・837眼(前眼部244眼、後眼部593眼)が登録され、このうち820眼(98.0%、95%信頼区間[CI]:96.8~98.8%)でiOCT画像の撮影に成功した。
・前眼部手術の106眼(43.4%、95%CI:37.1~49.9%)、ならびに後眼部手術の173眼(29.2%、95%CI:25.5~33.0%)で、iOCT画像の情報に基づき手術手技が変更された。

(ケアネット)

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