PADの薬剤コーティングバルーンカテーテル発売/日本メドトロニック

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ケアネット

PADの薬剤コーティングバルーンカテーテル発売/日本メドトロニックのイメージ

 日本メドトロニック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 トニー セメド)は、「IN.PACT Admiral(インパクト アドミラル)薬剤コーティングバルーンカテーテル」(以下IN.PACT Admiral)に対する保険適用を12月1日付で受け、承認条件の所定の手続きが進み次第、順次販売を開始すると発表した。

 IN.PACT Admiralは、下肢の末梢動脈疾患(PAD)に対する血管内治療デバイス。対象血管径4mm以上、7mm以下の浅大腿動脈・膝窩動脈における、200mm以下の新規病変または非ステント留置再狭窄病変を有する患者への経皮的血管形成術(PTA)を適応として、日本では2017年9月6日に薬事承認された。バルーンに塗布された薬剤「パクリタキセル」をバルーン拡張により血管壁に送達させ、再狭窄を抑制することが期待されている。

 IN.PACT Admiralは、日本国内治験MDT-2113および米国および欧州における臨床試験であるIN.PACT SFA I/IIにおいて、現在の標準治療である標準PTAバルーンによる血管形成POBA(Plain Old Balloon Angioplasty)と比較し、高い1次開存率と一貫した低い再血行再建率を示している。MDT-2113では、日本国内の11施設から100名の患者を薬剤コーティングバルーン(DCB):68名、標準PTAバルーン(PTA):32名に振り分け、実施した。その結果、12ヵ月1次開存率はカプラン・マイヤー推定値に基づき、DCB群では93.9%、PTA群では46.9%であった(p<0.001)。さらに12ヵ月の臨床的定義に基づく標的病変再血行再建(CD-TLR)率は、DCB群では2.9%、PTA群では18.8%であった(p=0.012)。12ヵ月の主要有害事象(Major Adverse Event)の発生率もDCB群で4.4%と低く(PTA群では18.8%、p=0.028)、標的下肢大切断もなかった。

(ケアネット 細田 雅之)

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