双極性障害患者の強迫症合併、その特徴は

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 双極性障害(BD)と強迫症(OCD)の合併が臨床的に注目されている。しかし、合併症の詳細な特質や疾病分類学的な妥当性は、よくわかっていない。韓国・成均館大学校のSehyun Jeon氏らは、BD患者におけるOCDの合併率、臨床的特徴、相関関係について調査を行った。Journal of affective disorders誌2018年1月1日号の報告。

 BD患者314例を対象に、生涯臨床的特徴を総合的に評価した。OCD合併群と非OCD合併群における、BDの臨床的変数を比較した。

 主な結果は以下のとおり。

・対象患者の15.9%において、OCD合併が認められた。
・OCD合併と関連が認められたのは、若い発症年齢、より頻繁な薬理学的躁転、より高いパニック症合併率であった。
・OCD合併群の3分の2(65.4%)の患者では、強迫症状が悪化、または抑うつ症状に限定されていた。
・最も一般的な強迫症状のタイプは、汚染強迫観念および強迫行為のチェックであった。
・過去に抗うつ薬を投与されたOCD合併群の60%以上において、薬物誘発性躁転が認められた。
・OCD合併群は、現在の専門診療所において、OCDに対する抗うつ薬投与は行われていなかった。
・本研究の限界は、対象患者を専門診療所から募集、レトロスペクティブで横断的な評価、因果関係を明らかにすることが困難な点であった。

 著者らは「韓国のBD患者におけるOCD合併率は、白人患者と同等であった。OCDは、抑うつ症状と関連しているようであるが、薬物介入の可能性を含む他の病因関連が示唆されている」としている。

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(鷹野 敦夫)

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