【JSMO2017見どころ】プレナリーセッション、免疫・細胞療法

提供元:
ケアネット

【JSMO2017見どころ】プレナリーセッション、免疫・細胞療法のイメージ

 2017年7月27日(木)から3日間にわたって、第15回日本臨床腫瘍学会学術集会が開催される。これに先立ち先月、日本臨床腫瘍学会(JSMO)のプレスセミナーが開かれ、プレナリーセッションをはじめ、「免疫・細胞療法」「Precision medicine」「AYA世代のがん治療」「緩和・支持療法」の4つのテーマにおける注目トピックが紹介された。

 はじめに、本学術集会会長の谷本 光音氏(岡山大学大学院 血液・腫瘍・呼吸器内科学講座)より、未発表の結果が発表されるプレナリーセッション3題の紹介がなされた。

プレナリーセッション
日時:7月28日(金)15:30~17:00
場所:Room1(ポートピアホール)※Room 10(神戸際会議場メインホール)にて中継
(1) 「切除不能大腸癌に対するmFOLFOX6/CapeOX+BmabとS-1/CPT-11+Bmabとの第3相試験:TRICOLORE試験」蒲生 真紀夫(大崎市民病院 腫瘍内科)
(2) 「全身化学療法治療歴のない切除不能な肝細胞がん患者を対象としたレンバチニブの臨床第Ⅲ相試験の日本人部分集団解析」池田 公史(国立がん研究センター東病院 肝胆膵内科)
(3) 「PD-L1高発現の未治療非小細胞肺癌に対するペムブロリズマブの国際共同ランダム化第Ⅲ相試験(KEYNOTE-024)の日本人集団解析」里内 美弥子(兵庫県立がんセンター 呼吸器内科)

 続いて、「免疫・細胞療法」分野の最新動向・注目演題について前田 嘉信氏(岡山大学病院 血液・腫瘍内科 講師)が登壇した。以下、前田氏のコメントと注目演題を紹介する。

【前田 嘉信氏コメント】
 免疫・細胞療法は、手術療法、放射線療法、化学(薬物)療法に続く第4の治療法として近年大きな注目を集めている。とくに免疫チェックポイント阻害薬は、2014年に進行悪性黒色腫に対して抗PD-1抗体が国内承認を得て臨床応用されて以来、非小細胞肺がん、腎細胞がん、ホジキンリンパ腫、頭頸部がん、大腸がんなどに次々に応用されている。

 最も広く用いられている肺がんに関しては、インターナショナルシンポジウムをはじめ、免疫療法に関する一般口演の大半を占めるほど多くの発表が予定されている。免疫チェックポイント阻害薬に関する最新情報は教育講演で、また、免疫チェックポイント療法を最適化するための大きなテーマとして、副作用の対策がシンポジウムで取り上げられている。ここでは、各分野からの副作用対策が提案され、議論される。さらに、最適化のために効果を予測するバイオマーカーの研究や免疫チェックポイントの基礎的研究がインターナショナルシンポジウムで討論される予定となっている。

 免疫チェックポイント療法を超えて免疫・細胞療法の今後の展開を考えるうえで、「免疫制御とがん治療」と題した特別講演と、インターナショナルシンポジウム「Cancer Immunotherapy -What's the next?」が予定されている。


【注目演題】
シンポジウム
「免疫チェックポイント阻害薬の副作用とその対策」
日時:7月27日(木)9:00~11:00
場所:Room1(神戸ポートピアホテル南館1F ポートピアホール)

International Symposium
「Immunotherapy for head and neck cancer: Future direction」
日時:7月27日(木)14:30~16:30
場所:Room 11(神戸国際会議場3F 国際会議室)

「Emerging evidence of immunocheckpoint inhibitors in non-small cell lung cancer」
日時:7月28日(金)8:20~10:20
場所:Room 2(神戸国際展示場2号館1F コンベンションホール南)

「The future of immune checkpoint therapy」
日時:7月28日(金)17:00~19:00
場所:Room 2(神戸国際展示場2号館1F コンベンションホール南)

「Cancer Immunotherapy -What's the next?」
日時:7月29日(土)8:20~10:30
場所:Room 1(神戸ポートピアホテル南館1F ポートピアホール)

一般口演
「免疫療法 1」
日時:7月28日(金)8:20~9:20 
場所:Room 11(神戸国際会議場3F 国際会議室)

「免疫療法 2(非小細胞肺がん)」
日時:7月28日(金)9:20~10:20 
場所:Room 11(神戸国際会議場3F 国際会議室)

「免疫療法 3(有害事象)」
日時:7月28日(金)10:20~11:20 
場所:Room 11(神戸国際会議場3F 国際会議室)

「呼吸器 4(免疫療法)」
日時:7月29日(土)8:20~9:20
場所:Room 5(神戸国際展示場1 号館2F Hall B)

教育講演
「免疫チェックポイント阻害剤最新情報」
日時:7月29日(土)16:30~17:00
場所:Room 1(神戸ポートピアホテル南館1F ポートピアホール)

特別講演
「免疫制御とがん治療」
日時:7月29日(土)15:00~16:00
場所:Room 1(神戸ポートピアホテル南館1F ポートピアホール)

【第15回日本臨床腫瘍学会学術集会】
■会期:2017年7月27日(木)~29日(土)
■会場:神戸コンベンションセンター、Junko Fukutake Hall(岡山大学鹿田キャンパス)
■会長:谷本 光音氏(岡山大学大学院 血液・腫瘍・呼吸器内科学講座)
■テーマ:最適のがん医療— いつでも、何処でも、誰にでも —

第15回日本臨床腫瘍学会学術集会ホームページはこちら

(ケアネット 遊佐 なつみ)

掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。)

初めての方へ

新規会員登録はこちら

新規会員登録はこちら