ピロリ除菌療法、エソメプラゾール vs.ラベプラゾール

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ケアネット

ピロリ除菌療法、エソメプラゾール vs.ラベプラゾールのイメージ

 CYP2C19代謝活性は、PPIを含むHelicobacter pylori除菌療法の有効性に影響する。弘前大学の下山 克氏らは、異なるCYP2C19遺伝子型を有する日本人において、CYP2C19による代謝を受けないラベプラゾールあるいはエソメプラゾールを用いた3剤併用1次除菌の有効性を比較する無作為化試験を実施した。その結果、除菌率は共に80%未満であったが、各CYP2C19遺伝子型群において同等に有効であることが示された。Internal Medicine誌オンライン版に2017年7月1日に掲載。

 本研究では、H. pylori感染者200例を、アモキシシリン750mg+クラリスロマイシン200mg+エソメプラゾール20mg(EAC群)もしくはラベプラゾール10mg(RAC群)(どちらも1日2回1週間)の2群に無作為に割り付けた。なお、CYP2C19多型はポリメラーゼ連鎖反応によって決定し、血清ペプシノゲンを測定した。

 主な結果は以下のとおり。

・EACおよびRACレジメンの除菌率は、per protocol解析でそれぞれ79.8%(95%CI:71.7~89.0%)、74.7%(同:66.0~83.4%)であった(p=0.488)。

・EACおよびRACレジメンの除菌率は、ホモEM(p=0.999)またはヘテロIM/PM(p=0.286)の患者において有意差はなかった。

・PG I/II比が低いと除菌率が低かった(p=0.025)。

(ケアネット 金沢 浩子)

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