高齢者でも朝食抜きが肥満に関連~平城京スタディ

提供元:ケアネット

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公開日:2017/05/17

 

 子供や若年者では朝食の欠食が肥満に関連することが報告されているが、高齢者での関連性の報告はほとんどない。今回、平城京スタディの横断研究で、高齢者においても朝食の欠食が肥満と有意に関連することが示された。食事の質の低さや身体活動の少なさが肥満につながっている可能性があるという。The journal of nutrition, health & aging誌2017年5月号に掲載。

 奈良県立医科大学の大規模前向きコホート研究である平城京スタディで、奈良県在住の高齢者1,052人(平均年齢:71.6歳)を調査した。BMI 25以上を肥満とし、また週1日以上朝食を食べなかった人を朝食欠食者とした。

 主な結果は以下のとおり。

・肥満に分類されたのは227人(25.9%)、朝食欠食者は41人(3.9%)であった。

・肥満の割合は、朝食欠食者のほうが朝食摂取者より有意に高かった(43.9% vs. 25.1%、p=0.007)。

・潜在的な交絡因子(年齢、性別、飲酒量)を調整した多変量ロジスティック回帰分析で、朝食欠食者は朝食摂取者より肥満のオッズ比(OR)が2.23(95%信頼区間:1.17~4.27、p=0.015)と有意に高く、社会経済的地位について調整した後も有意に高かった。

・朝食欠食者では、毎日のカリウム摂取(p<0.001)、食物繊維摂取(p=0.001)、主観的身体活動(p=0.035)が朝食摂取者より有意に少なかった。

(ケアネット)