イブルチニブ、マントル細胞リンパ腫に承認:ヤンセンファーマ

提供元:ケアネット

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公開日:2016/12/06

 

 ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:クリス・フウリガン)は2016年12月2日、抗悪性腫瘍剤イブルチニブ(商品名:イムブルビカ カプセル140mg)が「再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫」の効能・効果の追加承認を取得したと発表。

 イブルチニブは、1日1回経口投与の新しい作用機序を有するブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害剤。BTK は、B細胞の成熟と生存を制御する細胞内シグナル伝達に関与する重要なタンパク質で、このBTKを標的にすることで腫瘍細胞の生存シグナルを阻害し、増殖を抑制する。

 イブルチニブは再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫(rrMCL)の治療薬として、米国と欧州を含む世界40ヵ国以上で承認されており、本邦では、小リンパ球性リンパ腫(SLL)を含む再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(rrCLL)の成人患者用治療薬として、2016年3月28日に承認を取得している。

イブルチニブの用法・用量:
1) 再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)
通常、成人にはイブルチニブとして420mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
2) 再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫
通常、成人にはイブルチニブとして560mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

ヤンセンファーマ株式会社のプレスリリースはこちら

(ケアネット 細田 雅之)