前立腺がん治療剤ザイティガ(アビラテロン)日本での承認取得

提供元:ケアネット

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公開日:2014/07/07

 

 ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ブルース・グッドウィン)および、アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:ガブリエル・ベルチ)は、7月4日付で、前立腺癌治療剤ザイティガ錠250mg(一般名:アビラテロン酢酸エステル)の日本における製造販売承認を取得した。

 ザイティガ錠は、アンドロゲン合成酵素であるCYP17を選択的に阻害することで抗腫瘍効果を示すCYP17阻害剤で、「去勢抵抗性前立腺癌」を適応とする。

 現在、前立腺がんの治療法として、外科的あるいは内科的にアンドロゲンを除去するアンドロゲン除去療法が広く行われている。「去勢抵抗性前立腺癌」は、アンドロゲン除去療法による去勢状態にもかかわらず、病勢の進行や再発がみられるもの。その理由のひとつに、精巣以外の臓器(副腎や前立腺がん組織内)でも微量のアンドロゲンが生成されていることが挙げられる。

 ザイティガ錠は、精巣だけでなく副腎や前立腺がん組織内においても、CYP17 を選択的に阻害することで抗腫瘍効果を示す。2014年1月現在、欧米をはじめ世界 87 カ国で承認されている。

 ザイティガ錠の情報提供活動については、アストラゼネカとヤンセンファーマが、日本国内におけるコ・プロモーション契約を締結しており、今後は両社にて医療機関への活動を実施していく。

■参考
ヤンセンファーマプレスリリース
アストラゼネカプレスリリース

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(ケアネット 細田 雅之)