炭水化物過剰摂取は全死亡を増やすが心血管病発症に影響せず、一方で脂質摂取量増加が全死亡を減らし、飽和脂肪酸の摂取量増加が脳卒中を減らすと報告(解説:島田 俊夫 氏)-740

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2017/10/05

本記事のコメンテーター

島田 俊夫( しまだ としお ) 氏

地方独立行政法人静岡県立病院機構 静岡県立総合病院 リサーチサポートセンター センター長

J-CLEAR評議員

生活習慣病は文字通り生活の悪習が原因で発症する病気で、発症を抑えるためには生活習慣の改善が必要不可欠である。生活習慣の基本は食および運動習慣の改善に尽きる。その中でも、食習慣は健康維持に最も重要である。食に関しては多くの論文報告があるが、その多くが欧米のデータに基づいており、食習慣の異なる国・地域に対して、これまでの成果を短絡的に敷衍できるか不明な点も多い。とくに、欧米に比べて全食事カロリーに占…

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