近年の乳がん死亡率低下におけるマンモグラフィ検診の寄与は、これまで考えられてきたよりも限定的であるかもしれない―マンモグラフィ検診導入前後の大規模な追跡結果から―(解説:下井 辰徳 氏)-618

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2016/12/01

本記事のコメンテーター

下井 辰徳(しもい たつのり)氏/藤原 康弘( ふじわら やすひろ ) 氏

国立がん研究センター中央病院 乳腺・腫瘍内科

J-CLEAR推薦コメンテーター

米国では、乳がん死亡率は経年的に減少していることが知られている。ただし、この理由が乳がん検診の普及によるものと、治療の発達のいずれが大きいのかはわかっていない。乳がん検診の利益について検討するため、Welch氏らは、1975年から2012年までのSEERデータベースの乳がん診断数について検討した。期間は、米国におけるマンモグラフィ検診の出現前の期間、検診プログラムが普及していった期間、および普及後の期間が含まれて…

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