βブロッカーは心房細動合併心不全の予後を改善しない(解説:小田倉 弘典 氏)-345

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2015/04/15

本記事のコメンテーター

小田倉 弘典( おだくら ひろのり ) 氏

土橋内科医院 院長

J-CLEAR推薦コメンテーター

 収縮能が低下した慢性心不全患者に対するβ遮断薬の有効性は、多数の無作為化比較試験(RCT)により証明されている。代表的なものとして、カルベジロールではUS-Carvedilol試験、ビソプロロールではCIBIS II試験、メトプロロールではMERIT-HF試験において、生命予後の改善が示され、これらを基に国内外のガイドラインでも収縮性心不全に対するβ遮断薬投与は強く推奨されている。

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