転移性前立腺がんに対する新規ホルモン療法の威力は?(解説:勝俣 範之 氏)-274

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2014/11/10

本記事のコメンテーター

勝俣 範之( かつまた のりゆき ) 氏

日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科 部長

J-CLEAR評議員

転移性前立腺がんに対する第一選択は、去勢療法(男性ホルモンであるアンドロゲンをブロックする方法:除睾術やホルモン療法などが行われる)である。転移性がんでは、当初は去勢療法が奏効するが、ほとんどが治療抵抗性となる。治療抵抗性となった場合には、これまでは化学療法しか選択肢がなかった。
 エンザルタミドは、アンドロゲン受容体を阻害する作用を持つ新規ホルモン療法の1つと考えてよい。化学療法のような強い副作…

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