TTP診療ガイド2023改訂のポイント~Minds方式の診療ガイドラインを視野に
「血液凝固異常症等に関する研究班」TTPグループの専門家によるコンセンサスとして2017年に作成され、2020年に部分改訂された、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)の診療ガイドライン、『血栓性血小板減少性紫斑病診療ガイド2023』が7月に公開された。2023年版では、Minds方式の診療ガイドラインを視野に、リツキシマブに対してclinical question(CQ)が設定され、エビデンスや推奨が掲載された。
・リツキシマブの推奨内容の追加・変更とCQの掲載
・カプラシズマブが後天性TTP治療の第一選択に
・抗血小板薬、FFP輸注に関する記述を追加
・FrenchスコアとPLASMICスコアに関する記述を追加
・増悪因子に関する記述を追加