EpiPen(エピペン)などのアドレナリン自己注射薬は、食物アレルギーなどでアナフィラキシー反応が生じてから医師の診察を受けるまでの間に、一時的に症状を緩和するために使われる。しかし、深刻なアレルギー症状を起こした人にとっては命綱となるこの重要な治療法が、米国では十分に活用されていないことが新たな調査から明らかになった。米AllergyStrongでエグセクティブディレクターを務めるErin Malawer氏らが実施したこの調査の結果は、米国アレルギー・喘息・免疫学会年次学術集会(ACAAI 2022、11月10~14日、米ルイビル)で発表されるとともに、「Annals of Allergy, Asthma & Immunology」に11月号(増刊号)に掲載された。